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二風谷ダム・平取ダムの堆砂について

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二風谷ダム・平取ダムの堆砂について

 沙流川流域においては近年集中的な豪雨が頻発しています。こうした豪雨によって中上流部の山林において山地崩壊、土砂崩落の増加や、沢に堆積していた土砂の流下により、沙流川流域における土砂生産が従来に比べて非常に大きくな っている現状です。これに伴って、二風谷ダムにおいては流入土砂量が増大し、結果的に貯水池内の土砂堆積が進行しています。
 特に、平成15年8月の台風10号豪雨災害は、当時の治水計画を上回る出水であったため、この出水に対応すべく沙流川の治水計画の見直しを行いました。
 さらに、沙流川総合開発事業に参画している各々の利水者においても、社会情勢等の変化により利水計画の見直しの検討が進められ、利水計画の見直しが行われました。
 こうした状況を踏まえて、二風谷ダム、平取ダムについても、洪水調節容量、利水容量の見直しが必要となり、堆砂容量についても、近年の調査結果をもとに検討・見直しを行い、ダム基本計画を変更しました。
当初計画の考え方
 貯水池の堆砂容量は、同一水系や近傍の類似水系に設けられた既設ダムの堆砂実績及び推定式から、その100年分にあたる堆砂量を求める方法が一般的にとられています。
 二風谷ダムと平取ダムにおいても同様に、近傍の既設ダムの堆砂実績及び推定式から、その100年分にあたる堆砂量を求め、堆砂容量として決定しました。
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変更後(現計画)の考え方
 二風谷ダムでは、近年の集中的な豪雨による山地崩壊や洪水の頻発により、貯水池内の土砂堆積が顕著に進んだことなどから、これまでの二風谷ダムの堆砂量・堆砂形状や二風谷ダム運用以降の洪水時の土砂移動調査等をもとに、上流から下流への土砂移動を考慮した計算手法を検討しました。
 この手法を用いて、100年後の堆砂形状を推定し堆砂容量を決定しました。
二風谷ダムの堆砂イメージ
  • 二風谷ダムの堆砂イメージ
平取ダムの堆砂イメージ
  • 平取ダムの堆砂イメージ

二風谷ダムの堆砂の特徴について

 二風谷ダムの放流設備(オリフィスゲート)は、下流側の河床とほぼ同じ低い位置にあり、ゲートを開ける頻度も多いため、水と一緒に土砂が流れ出やすくなっています。
 これらのことから、堆砂形状が安定に向かい、堆砂の進行が緩やかになると見込まれます。

二風谷ダム(上流からみた概略図)

  • 二風谷ダム(上流からみた概略図)
二風谷ダムオリフィスゲート稼働実績
 年間の約1/3の期間、オリフィスゲートを開けて水位・放流量を調節しています。
  • 二風谷ダムオリフィスゲート稼働実績

    ※着色部はオリフィスゲートが開いていた期間

二風谷ダムの土砂移動のイメージ
  • 二風谷ダムの土砂移動のイメージ

平取ダムの堆砂対策について

 平取ダムの放流設備の1つは、下流側の河床とほぼ同じ高さであるダムの低い位置に設置します。雪解け時期には、川に水が豊富に流れているため、平取ダムで水を貯めて利水補給する必要がないことから、水を貯めることなく水や土砂をそのまま流下させます。

平取ダム(上流から見た概略図)

  • 平取ダム(上流から見た概略図)
平取ダム貯水池容量配分イメージ図
  • 平取ダム貯水池容量配分イメージ図
平取ダムの土砂移動のイメージ
  • 平取ダムの土砂移動のイメージ

お問合せ先

鵡川沙流川河川事務所 平取ダム管理支所

  • 住所:沙流郡平取町字芽生84番地7
  • 電話番号:01457-5-5266

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