計画区域の主な社会特性
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計画区域の主な社会特性
人口・産業
平成22年の国勢調査で苫小牧市の人口は、約173,000人を数え、道内6番目となっています。白老町の人口は、平成22年の国勢調査で約19,400人となっています。主な産業としては、苫小牧市ではサービス業、白老町では製造業の占める割合が高く、両市町ともに製紙業が盛んです。農業は、苫小牧市が乳用牛、肉用牛、白老町では白老牛のブランドで知られる肉用和牛の飼育が行われています。水産業は、沖合で暖流の対馬海流と寒流の千島海流がぶつかるため、年間を通して多くの海の幸に恵まれています。また、人工リーフの設置により昆布、ウニ等の生息が確認され、新たな海域環境が創出されようとしています。
歴史・文化

指定文化財としては、仙台藩陣屋跡、アイヌ古式舞踏が指定されています。また、道指定有形文化財として樽前山溶岩円頂丘、アイヌ丸太船及び推進具が、道指定史跡として開拓史三角測量勇払基点があります。その他に縄文時代の遺物や集落跡等が埋蔵文化財として多く登録されています。
土地利用
苫小牧市は、森林が総面積の56%を占め、その大部分が国有林となっており、市街化区域が27%、農地が2%となっています。白老町も同様に森林が総面積の80%を占め、市街化区域が2%、農地が6%で主として草地となっています。
交通・港湾

地域整備計画
苫小牧市、白老町は、北海道の空の玄関である新千歳空港から近く、国際貿易港である苫小牧港及び地方港湾白老港も整備中であり、国道36号、道央自動車道、JR室蘭本線といった陸路、海路を含めた交通のネットワークの拠点となっていることから、様々な地域整備計画が進められています。
水質
計画対象区間の河川の水質は、昭和61年から平成7年まで生物的酸素要求量(BOD)の75%値の経年変化をみると、小糸魚川の小糸魚橋(昭和63年)において基準値を越えていますが、その他は基準値以下で推移しています。
河川の利用状況
利水
苫小牧市は、道内有数の製紙工業が盛んな都市であることから工業用水と上水道の水源に利用されている他、養魚用水として、苫小牧川、錦多峰川、覚生川、樽前川から取水しています。
河川緑地
苫小牧市には、苫小牧川修景緑地、新苫小牧川緑地の他、流域には高丘森林公園などがあります。また、覚生川には、錦大沼公園などがあり、市民の憩いの場となっています。
内水面漁業
錦多峰川には、錦多峰さけ・ます孵化場があり、期間を限定して、遡上してきたさけ・ますの捕獲及び放流を行っていますが、内水面漁業権は設定されていません。
観光・レクリエーション
覚生川には、オートキャンプ場(オートリゾート苫小牧アルテン)が整備され、苫小牧川下流のサイクリングターミナル、樽前川の樽前ガローや森田沼、錦多峰川上流の口無沼、別々川上流のインクラの滝などの景勝地が数多く点在しています。
樽前山の登山道は、覚生川沿いのルートのほか、支笏湖方面からのルートが設定されて、多くの利用客で賑わっています。また、ゴルフ場施設も多く、ポン小糸魚川流域の北海道ゴルフ倶楽部苫小牧コース、錦多峰川流域の樽前カントリークラブ、樽前川流域の新苫小牧ゴルフクラブがあります。
樽前山の登山道は、覚生川沿いのルートのほか、支笏湖方面からのルートが設定されて、多くの利用客で賑わっています。また、ゴルフ場施設も多く、ポン小糸魚川流域の北海道ゴルフ倶楽部苫小牧コース、錦多峰川流域の樽前カントリークラブ、樽前川流域の新苫小牧ゴルフクラブがあります。
樽前流域における関係法令等による指定及び利用状況