国土交通省北海道開発局 小樽開発建設部 -Otaru Development and Construction Department,Hokkaido Regional Development Bureau, MLIT-

「北海道マリンビジョン」は、北海道が有する我が国の水産食料基地としての役割を将来にわたり守り育てていくため、地域の資源を活かしつつ、多様な主体の連携・協働により活力ある北海道の水産業や漁村の目指すべき姿を定めた長期構想です。水産基本法の基本理念である「水産物の安定供給」と「水産業の健全な発展」を基本目標に位置づけ、各課題に対して概ね 10 年程度を通過点とした将来像を提示しています。

「地域マリンビジョン」は、「北海道マリンビジョン」で示した将来像の実現のためには、地域による主体的な取組が重要でありそのため、漁業者だけでなく様々な関係者が集まり、地域資源を再確認し、水産業を核とした地域振興方針「地域マリンビジョン」を策定しています。

各地域では、「地域マリンビジョン」に基づき、衛生管理の強化やブランド化の推進等、水産物の安定供給のための取組はもちろんのこと、食育、植樹、オーナー制度、水産業と観光の連携等の様々な取組も行われています。

北海道開発局においては、各地域で策定された「地域マリンビジョン」の中から、他の地域のお手本となる地域をモデル地域、熱心な取組が行われている地域を推進地域として指定し、この指定地域を中心に先進地事例の紹介、アドバイザーの派遣や地域協働プロジェクトとしての支援等を行うことにより、地域マリンビジョンの実現の促進を図っています。