みなとのしごと | 港湾の紹介—岩内港—
地方港湾 岩内港
岩内港は、北海道西海岸の中央部に位置する地方港湾で、当地域唯一の商港として、また水産業の基地として重要な役割を果たしています。
本港の整備は、明治40年に全額町費により西防波堤の整備に着手したことから始まり、その後、中央ふ頭や新港地区を中心に段階的な整備が進められてきました。昭和39年には水深5.5メートル、昭和50年には水深7.5メートルの岸壁が完成し、さらに平成2年には新港地区に水深8.0メートル岸壁が供用されるなど、大型貨物船の受入が可能となっています。平成12年には、国から特定地域振興重要港湾に指定されています。
岩内港で取り扱われる貨物は、砂利・砂・石材などの建設資材が大半を占めており、公共事業などで使用されるコンクリート材料として、地域の社会基盤整備を物流面から支えています。
近年では、北海道新幹線(新函館北斗-札幌間)建設工事に使用される新幹線レールの陸揚げ拠点として活用され、後志地域で初めて新幹線レールの陸揚げ作業が行われました。また、周辺地域で整備が進められる陸上風力発電に用いる風車部材の荷役にも利用されるなど、特殊・大型貨物の受入拠点としての役割も担っています。
さらに、岩内港は泊発電所に関する安全対策工事で使用される建設資材の物流拠点としても活用されており、エネルギー関連事業を支える港湾として重要な役割を果たしています。
加えて、岩内港では海洋深層水事業が展開されており、水深約300メートルから取水された海洋深層水が、活魚の蓄養や漁獲物の洗浄、食品加工などに活用され、地域産業の振興にも寄与しています。