江別河川事務所 くらしを守る川づくり
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くらしを守る川づくり
安心して川とくらすために
毎日のくらしの中にとけこんでいる川も、時には大きな災害をもたらすことがあります。江別河川事務所では日頃から河川の管理、維持修繕を行っており、流域で生活する人々のくらしを守っています。
過去の水害被害
■洪水から学んだ事を活かして■
かつて石狩川は、大雨の度に氾濫を繰り返していました。石狩川の治水事業は明治の終わりに始まり現在にいたるまで、地域の生活を守るため様々な形で取り組みが行われています。
かつて石狩川は、大雨の度に氾濫を繰り返していました。石狩川の治水事業は明治の終わりに始まり現在にいたるまで、地域の生活を守るため様々な形で取り組みが行われています。
川との共存から調和へ
明治時代

当時の石狩川は、大自然の中で大雨の度にその流れを変貌させる大河でした。明治11年、開拓使の手によって初めて対雁、幌向太などに常時水位観測所が設置されましたが、石狩川の治水はほとんど手が付けられず、洪水の度に流されてくる流木を除去する程度でした。
明治31年の洪水では「9月全道未曾有の大洪水石狩川最も甚だし、死者248人に及ぶ」と江別市史に記されています。
石狩川の治水は、明治も終わりに近い43年に石狩川治水事務所が設置され花畔での護岸工事が始まりでした。
大正時代

当時の治水は、蛇行した河川を切り替えるショートカットが主な工事でした。これによって石狩川の水位は低下し、その周辺は原野から田畑に代わりつつある時代でした。
昭和時代

戦後は、河川の拡幅工事、堤防工事、付帯施設の工事が次々と実施され、石狩川の豊かな水を田畑に送り、石狩川沿いには工場、発電所が建設され、国土発展の基礎を作りました。
近年では、昭和50・56年に大きな洪水に襲われましたが、河川激甚災害対策特別緊急事業により、治水安全度は飛躍的に向上しました。
平成から令和へ
河川整備基本方針が策定され、石狩川本川の高い水位の影響を長時間受けることに対応した堤防整備と洪水調節を目的とした遊水地が完成しました。
洪水から私たちの生活を守り、豊かな生活環境の形成に寄与するよう治水事業は進めています。
洪水から私たちの生活を守り、豊かな生活環境の形成に寄与するよう治水事業は進めています。