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明日の空知川を語る会 News 【第3号】

明日の空知川を語る会 News 【第3号】

平成15年9月18日、明日の空知川を語る会 現地見学会を開催しました。

=事務局から=

 明日の空知川を語る会 現地見学会は、委員の方々に空知川流域全体の状況を把握していただくために石狩川合流点付近から上流の金山湖までの約100キロメートルを1日かけて回りました。
  • 日時:平成15年9月18日(木曜日) 午前10時~午後3時45分
  • 場所:空知川(滝川市~南富良野町)
 当日は、委員10名(代理出席含む)が出席しました。滝川河川事務所を出発後、滝川市・砂川市街地付近の高水敷におけるグラウンド利用状況、北海頭首工、赤平排水機場、水辺の楽校、滝里ダム・空知大滝、親水公園(滝里湖)、空知川ラベンダーの森ゴルフコース、富良野市街地付近の高水敷におけるグラウンド利用状況、金山ダムを見学しました。北海道で唯一の中空重力式ダム(ダムの中が空洞になっている)である金山ダムでは、ヒンヤリとしたダムの内部を見学できました。

 最後に、金山ダム管理所にて意見交換会を行い、一日にわたる現地見学会は終了しました。今回の見学会について、委員から「川の持つ機能を上下流含めて見ることができて勉強になった。」「このような見学会の機会が一般の人にもあると、川に対する興味、親しみがわくのではないか」との意見があげられました。

現地見学会ルート

  • 地図

現地見学会 委員の主な意見・感想

(1)河川敷利用(滝川市・砂川市)
・下流は、高水敷がグラウンドなどのレクリエーションの場として整備されているが、川との親密製が薄い
 ような印象を受けた。
(2)北海頭首工
・川を堰き止めて水を取水する時期は、魚が活発に川を移動する時期でもあり、魚道があった方が良いと感
 じた。
(3)赤平排水機場
・赤平市では、昭和36年~38年にかけて洪水で苦労した。
(4)水辺の学校
・子供たちが川に入って遊ぶには、水深が深く、前面の流速も早い。上下流に流速がが遅い場所があったの
 で、もう少し箇所の選定を考えた方が良かったと思う。
・カヌーをするには使いやすい施設である。
・ライフジャケットなどを貸し出して、川遊びのリーダーが監視するシステムがあれば、安心して遊べるの
 ではないか。
  • 赤平 水辺の楽校

    ▲赤平 水辺の楽校

(5)滝里ダム
・ひとつの水系で、滝里ダムと金山ダムが連携して稼動しているのがよく分かった。
(6)親水公園
・「流木を無料配布する」というパンフレットに感心した。河道内の立木を伐採する際にも、同じように伐
 採した木を無料配布するような活動をしたら良いと思う。
(7)空知川ラベンダーの森ゴルフコース
・わずかな洪水で水につかると聞いたことがある。コースをもう少し高い位置にしたら良かったのではと感
 じた。
(8)空知川運動公園
・富良野市が占用している五条大橋から新空知橋の左岸側に、市民活動でアキグミを植えている。これから
 は、木の維持管理にも力を入れていきたい。
(9)金山ダム
・ダムの中に初めて入ることができた。総合学習などの場として、ダム見学などは良い教材だと思う。
・金山ダムからの河川維持流量0.3m3/sを放流しているという話を聞いてうれしかった。
  • 北海道唯一の中空重力式ダムの中を見学

    ▲北海道唯一の中空重力式ダムの中を見学

その他の意見・感想
・空知川全体でも中州が残っており安心した。中州にも機能があるので、今後の工事の中でも中州について
 十分考えてほしい。
・今まで、河川敷のイメージは、キャンプ場、ゴルフ場などの施設をスポット的に見ていたが、今回の見学
 会では上流から下流まで体系的に見ることができた。
・今、高水敷を運動公園などに利用する努力がされているが、今後は川の機能についてもPRする必要があ
 る。

次回のお知らせ


「語る会」は公開で行っており、どなたでも傍聴できますので是非ご来場ください。次回は10月下旬頃富良野市での開催を予定しておりますが、開催日が決まりましたら、以下の場所に開催案内を提示します
・市役所、町役場の掲示板開催




お問合せ先

滝川河川事務所

  • 住所:樺戸郡新十津川町字中央89番地
  • 電話番号:0125-76-2211
  • ファクシミリ:0125-76-2181

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