明日の空知川を語る会 News 【第1号】平成16年
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明日の空知川を語る会 News 【第1号】
平成16年8月11日 平成16年度 第1回 明日の空知川を語る会を開催しました。
=事務局から=
第1回 明日の空知川を語る会を、以下のとおり開催しました。
次いで、平成16年度の事業概要、石狩川流域委員会の情報提供があった後、昨年度の「語る会」での意見交換の結果を踏まえて「教育・人材育成への支援」をテーマに、委員の方々による自由討議を行いました。
=事務局から=
第1回 明日の空知川を語る会を、以下のとおり開催しました。
- 日時:平成16年8月11日(水曜日) 午後2時~4時
- 場所:滝川市役所 8F 大会議室
次いで、平成16年度の事業概要、石狩川流域委員会の情報提供があった後、昨年度の「語る会」での意見交換の結果を踏まえて「教育・人材育成への支援」をテーマに、委員の方々による自由討議を行いました。
明日の空知川を語る会 委員名簿 (敬称略) | |
---|---|
氏名 | 所属 |
植村 正志 | 赤平ラブリバー推進協会会長 |
倉橋 昭夫 | 森林研究者 |
黒岩 岳雄 | (社)富良野観光協会会長 |
長谷山 隆博 | ビーバーカヌー代表取締役 |
平塚 麻利子 | 砂川観光協会副会長 |
森下 博之 | 滝川「川の科学館」館長 |
山田 和裕 | たきかわ農協 赤平地区担当理事 |
山田 昇 | 砂川観光協会会長 |
池田 隆 | 滝川市 建設水道部長 |
金田 芳一 | 砂川市 建設水道部土木課長 |
安楽 良一 | 赤平市 建設部長 |
竹内 郁夫 | 芦別市 経済振興部長 |
小野寺 一利 | 富良野市 建設水道部長 |
大宮 光明 | 南富良野町 企画課長 |
中井 英雄 | 空知支庁 地域政策部地域政策課長 |
美藤 加代子 | 上川支庁 地域政策部地域政策課長 |
石戸 三男 | 札幌土木現業所 滝川出張所長 |
片山 善治 | 旭川土木現業所 富良野出張所長 |
石狩川開発建設部 滝川河川事務所長 座長 | |
石田 勝 | 旭川開発建設部 富良野河川事業所長 副座長 |
加賀 恒夫 | 石狩川開発建設部 滝里ダム管理所長 |
加藤 剛 | 石狩川開発建設部 金山ダム管理所長 |
「教育・人材育成への支援」について
第1回 明日の空知川を語る会では、昨年度の「語る会」で寄せられた意見をもとに「教育・人材育成への支援」をテーマとしました。事務局から教育・人材育成の必要性についての説明があった後、現在空知川で行われている取り組みの紹介がありました。その後、空知川でできることについて「環境教育」、「教育・教材の作成」、「情報提供」、「その他」の視点から委員の方々による自由討議を行いました。
第1回 明日の空知川を語る会
事務局から「教育・人材育成への支援」をテーマに、現在空知川で行われている取り組みついて説明があった後、今後空知川でどんな活動ができるのかについて自由討議を行いました。主なご意見を紹介いたします。
環境教育の場の整備について
- 河川における環境教育の場について、「各場所でどのようなことをしたら良いか」ということを教えてくれるアドバイザーの必要性を感じる。
- 赤平市の水辺の楽校については、写真家の方の撮影ポイントとしてや川下りの発着場などイベント等には使われているが、学校などが使用することは少ない。危険という認識があるため、学校側は安全を考えて別の場を望んでいる。
- 水辺環境の利用のあり方について考えていく必要がある。
- 年々子供が減少していることもあり、水辺の楽校を利用していくという地元の積極性が欠けていると思う。
- 赤平市の水辺の楽校は、陸地の部分は良いが、川の中については利用しづらい。「川を知り、川を学び、川で楽しむ」という観点から川を利用しているが、赤平市の水辺の楽校は、「川で楽しむ」という観点から見ると物足りない気がする。
- 赤平市より上流の空知川は、河岸が高く切り立つため、もう少し下流で水辺に親しむ場が欲しい。
- 川の文化を伝えるために、河川での教育の場が必要だと思う。
- 利用などについては、子供の減少は関係ないと思う。金山ダムの湖水まつりに合わせて独自に自然観察会のイベントを実施したところ、町内外から多くの人が集まってきた。特に家族の方が非常に楽しんでいた。このような体験を含めた催し物の必要性を感じた。
- 教育問題を考える時、どのように教えるかというシステムに視点が行きがちだが、本来は子供たちが自ら学ぶものであると思う。
- 大人がハード整備などを過度に行い過ぎているため、子供たちが身をもって体得していく場が少ないと思う。危険意識、人材不足などの問題もあるが、大人が決めた枠組みの中でのみ子供たちに自由を許すというのは良くないと思う。
教育・人材育成への支援について
- 各市町村が要望に対して河川のプロを人材派遣してもらえるような仕組みが欲しい。
- 川で遊ぶ企画を年6回程度行っているが、一番困るのは人材の問題である。
- 専門家でなくても良いが、目的を知って何をすべきかが分かるリーダー的な人材を育成していくことが必要だと思うし、そういった人材育成が空知川という財産を次世代に伝えていくことに繋がるのではないか。
- 子供たちに教えたいというより、大人が学びたい、楽しみたいと思って活動してきた。そうしたことが他の地区へと広がり、流域の連携につながっていった。誰かにやってほしいという期待ではなく、まず自分が何かをすることが重要だと思う。
空知川副読本(案)について
- 副読本を学校などに配って、子供たちが川に行ってみたいと興味をもたせることが必要である。
- 現地に子供たちを連れて行く前の事前指導の際に副読本が使用できると思う。また現地で実際に副読本を見ながら勉強でき、事後の教本としても利用価値はあると思う。
- 今回資料の「空知川ってどんな川?」を見せてもらって、勉強になる部分があった。指導者の勉強にもなると思う。
- 出前講師といった人材派遣のシステムも良いが地域に住んで地元住民と一緒に活動している人を活用することも重要である。
- ネーチャーガイド育成制度など、現地の地元住民の中から人材を育成するシステムを設けることができないか。
次回のお知らせ
第2回の「語る会」は現地見学会とあわせ、9月頃に開催を予定しています。開催日が決まりましたら、以下の場所に開催案内を提示します。
- 市役所、町役場の掲示板