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第21回協議会 議事要旨

第21回(平成27年3月16日)

  • 釧路湿原自然再生協議会

第21回協議会 議事要旨

第7期(前期)釧路湿原自然再生協議会の運営について

1)第7期(前期)協議会構成員の公募結果報告
 事務局から第7期協議会構成員の公募結果について報告を行い、協議会委員相互で公募結果を確認した。

2)第7期協議会の会長および会長代理の選出
 第7期協議会の会長として神田委員から中村委員が推薦され、委員の拍手により中村委員が会長に選任され、中村新会長から挨拶が行われた。
 第7期協議会の会長代理として神田委員から高橋委員が推薦され、委員の拍手により高橋委員が会長代理に選任された。

議事1 :第6期(後期)協議会の収支報告

 事務局から「釧路湿原自然再生協議会設置要綱」の一部改正について説明が行われ、協議会委員相互で内容を確認した。

議事2 :第20回釧路湿原自然再生協議会以降の小委員会開催報告

 事務局から第15回湿原再生小委員会、第17回旧川復元小委員会、第14回森林再生小委員会、第23回および第24回再生普及小委員会の開催概要について報告を行った後、内容について協議が行われた。

【湿原再生小委員会について】
(委員)
・幌呂地区湿原再生実施箇所の暗渠排水についての調査結果について教えて欲しい。

(事務局)
・農地整備状況について担当部署に確認したところ、暗渠排水の整備は行っているが詳細な位置等については分からなかった。暗渠排水の整備から年月が経過していることから、排水機能が失われていると聞いている。このため、事業実施に伴い、発見された暗渠については撤去を行っていく予定である。モニタリング等により、埋設されている暗渠排水が地下水位になんらかの影響を与えていると分かった時点で、埋設暗渠の撤去を進めていきたい。

(委員)
・当時の暗渠排水は、60~90センチメートル下に10m間隔程度で埋設されていると考えられる。暗渠排水の一部はまだ生きていると予想されるので、できれば、図面や現地で確認を行い、掘削前に暗渠排水をつぶしてから表土の剥ぎ取り等を行うことが良いと思うので提案したい。

(事務局)
・古い事業であり、図面等が存在していない。このため、事業実施に伴い発見された暗渠については撤去を行うとともに、モニタリングにより地下水位の変動がみられた場合には、順応的管理により対応していきたい。

(会長)
・できる範囲で対応をお願いしたい。

(委員)
・40センチメートル切下げが適していると意見があったとあるが、実際想定していたより水位が上がらなかった理由について分かっていたら教えてほしい。

(事務局)
・オオアワダチソウは地下水位がある程度高くても侵入してくることが分かった。また、本事業は冬期に施工している。施工箇所が泥炭のため、掘削後に荷重が無くなることで地盤が浮き上がることが判明した。施工時の気温により掘削後の地盤高が高くなることがオオアワダチソウ再侵入の一番の原因だと考えている。

(会長)
・オオアワダチソウが再生するみたいな書き方になっているので、記載を工夫した方が良い。予定していたよりも地下水位を高くしないとオオアワダチソウが侵入すると考える。

【旧川復元小委員会について】
(会長)
・イトウがいたということを外部にきちんと宣伝しているのか。

(事務局)
・小委員会開催時に3社ほど報道機関が来ており、イトウが確認されたという記事を新聞に載せていただいている。

(会長)
・そのような情報については、メーリングリスト等で提供をお願いしたい。

(事務局)
・了解した。

(委員)
・イトウが見つかったことに私も驚いている。環境が落ち着き、イトウが住みやすい環境が出来たということで、良い印象を持っている。

(会長)
・このような情報が公開されることで、釣り人に関して心配がある。猿払のようにキャッチ&リリースを推奨して、釣り人を排除しないで環境を保全しているところもあるので、地域の中で自らルールができれば良いと思う。

(会長)
・ヌマオロ川の実施計画等、今後の予定について教えて欲しい。

(事務局)
・来年度、詳細な調査・検討を進め、次回の旧川復元小委員会に実施計画の素案を提出出来れば良いと考えている。

(会長)
・直線河道の流量を左右岸の旧川に分担させて流下させるのか。

(事務局)
・分担させるのではなく、左右岸の旧川を繋げてS字型で旧川を復元することを考えている。

(委員)
・旧川復元と残土盛土の撤去を実施することで、ハンノキ群落を減少させるとともに、湿原流入部ではん濫が多発し、湿原中心部への土砂流出の減少が見込まれると記載があるが、どのへんではん濫が多発するのか教えて欲しい。

(事務局)
・旧川に接続するSP6200付近ではん濫が多発すると想定している。

(委員)
・次回までにはん濫エリアがわかるような資料を用意して欲しい。

(委員)
・現在は、直線河道の下流で土砂がはん濫している。旧川復元を実施することで、旧川復元区間全域ではん濫が発生し、下流への土砂流出が軽減されるという説明だと思われる。

(委員)
・現地を確認してきたが、旧川のほうが直線河道より低いことから、はん濫というより土砂が下流に流れると印象を受けた。

(会長)
・旧川の方が低い?

(事務局)
・ご指摘の通り、旧川の方が直線河道より低い状況にある。恐らく直線河道は土砂堆積により河床が高くなったと想定される。直線部と旧川の接続部分等については今後、検討を行っていく予定である。

(会長)
・茅沼と同様、直線河道は埋め戻す予定か。

(事務局)
・埋め戻すことを考えている。

【森林再生小委員会について】
(委員)
・エロージョンの発生は、今後、落ち着いて来ると思われ、対策を施すのは過剰投資との意見があったようだが、どういった理由でそのような意見がでたのか教えて頂きたい。

(事務局)
・現地の様子から、土壌が下に流れているのが見られなかったことから、今後落ち着くと考えている。

(委員)
・定量的な調査は実施しているのか。

(事務局)
・定量的な調査は実施しておらず、観察のみとなっている。

(委員)
・今後、定量的な調査も視野に入れて頂けたらと思う。

(会長)
・私も現地を確認しているが、極めて狭い範囲でのクリープ的な動きのみであることから、落ち着いてくると思われる。

【再生普及小委員会について】
・質疑は無かった。

議事3 :釧路湿原自然再生全体構想の見直しについて

 事務局から釧路湿原自然再生全体構想の見直しについて説明を行った後、内容について協議が行われた。

(会長)
・今回、大まかな方向性については決定したいと考えているが、細かい点等はいつまでに決定する必要があるのか。

(事務局)
・本日、大まかな点について了承を頂ければと考えている。細かい点については、委員長預かりとして事務局と調整を行い、最後に全体構想として取りまとめることを考えている。

(委員)
・次の全体構想の中で、湿原の再生事業を受けて地域づくりに反映させていくというテーマを取り上げたことは、新しいステップに入ったと考えてよいと思う。

(会長)
・細かい点でお気づきの点があったら事務局に意見をお寄せ頂き、事務局と私で相談しながら、更に良い全体構想を作っていきたいと考えている。

議事4:協議会運営細則の改定について

 事務局から釧路湿原全体構想の見直しに伴い、6つの施策から7つの施策に変わることから新たに地域づくり小委員会の設置について提案を行い、了承された。

その他 今後の予定について

 事務局から今後の予定について説明を行った。

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