衛星通信
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衛星通信

衛星通信による通信システムが、災害等による影響を受け難く、回線の構成や設定に柔軟性があるなど利点が多いことから国土交通省は、昭和58年11月に通信衛星さくら2号(CS-2)を使った衛星通信回線を開設し、以降、全国に地球局や衛星通信移動局を配置・運用してきました。北海道開発局は、昭和60年11月に地球局、平成元年8月に衛星通信移動局の運用を開始しています。
平成6年度には、使用する通信衛星をそれまでのCSから民間衛星のJCSATへ移行し、使用する周波数帯もKa帯からKu帯に変更したため、衛星通信移動局は、従来よりも小型化され機動性に富んだものになりました。また、平成8年度からは、さらに小型軽量の衛星小型画像伝送装置(Ku-SAT)の運用も開始しています。
平成25年度からは、次期衛星通信システムとして、Ku-SATⅡの運用を開始しています。従来の重複システムの解消、固定局の廃止に伴うシステムのスリム化、衛星回線のIP化、装置の小型化等を行っています。
現在、衛星通信システムは、その特長から、災害時の臨時回線、地上回線のバックアップ、画像の配信等で活躍しています。