現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 広報室
  3. WEB広報誌 かいはつグラフ
  4. WEB広報誌 かいはつグラフ2014.9 体験型ツーリズムで北海道を堪能しよう

WEB広報誌 かいはつグラフ2014.9 体験型ツーリズムで北海道を堪能しよう

体験型ツーリズムで北海道を堪能しよう

第2回 夏でも涼しい道東でサイクリングを楽しもう

 北海道には、広大な大地と豊かな自然、おいしい農水産品などを背景とした豊富な観光資源があります。
 サイクルツーリズムを始めとした体験型ツーリズムは、こうした北海道の魅力を全力で感じることのできる北海道にうってつけの観光です。
  • 道
  • 阿寒自転車道

雄大な自然と貴重な動植物が生息する地域 道東エリア

道東図
 道東エリアは、札幌から道東道を通って釧路まで約5時間(250キロメートル)、根室まで7時間(350キロメートル)の位置にあり、釧路湿原国立公園や阿寒国立公園、野付風蓮道立自然公園など、雄大な自然と貴重な動植物の宝庫です。
 この地域は、夏でも比較的涼しい気候から避暑目的で訪れる観光客も多く、また、サイクリングやフットパス、バードウォッチングやホーストレッキングなど、豊かな自然の中で各種の体験型観光を楽しむことができます。

 今回は、釧路市街地と阿寒町を結ぶサイクリングロート「釧路阿寒自転車道」と根室市の新たな観光拠点「ハイド」(野鳥観察舎)をご紹介します。

美しい風景と観光を楽しめる自転車道

 釧路阿寒自転車道は、昭和45年に廃線となった鉄道跡を利用して北海道が昭和49年~53年にかけて整備した、全長24.4キロメートルに及ぶ自転車道です。

 起点となる昭和休憩所は釧路駅から約5キロ程度の市街地にあります。昭和休憩所をスタートして、市街地を抜けると3キロメートル程で最初の休憩所「鶴野休憩所」に到着します。
昭和休憩所
←昭和休憩所(左)をスタートして
しばらくは釧路の町並みを眺めながら
走行します(右)

 市街地を抜けると風景が変わり、終点の阿寒町舌辛(したから)原野までの間は、湿地や牧草地、森林が広がります。
 心地よい野鳥のさえずりや植物の香りを楽しみながら走っていると、丹頂鶴や狐などの野生動物との出会いもあります。
市街地通過道
←市街地を過ぎると大自然の中の
一本道を走行することになります。
冷涼な気候の釧路といえど、虫除けは必須です。
鳥
←自転車道を走っていると、夏でも丹頂鶴を
見かけることがあります
(写真は7月末、鶴野休憩所を過ぎた
あたりで撮影したもの)

 鶴野休憩所から1キロメートル程度走ると、釧路市湿原展望台の標示が現れます。ここから3キロメートル程の距離にある展望台では、湿原西側からの風景を楽しめるほか、湿原のジオラマなど各種の展示から湿原について学ぶことができます。
 自転車道に戻り、北斗休憩所を経由して10キロメートル弱走ると「山花(やまはな)休憩所」に到着します。付近には、釧路動物園や山花温泉リフレ、オートキャンプ場などの施設があり、乗馬体験なども楽しむことができます。
湿原の夢ロード
←山花休憩所付近から自転車道を降りると、
釧路市ふれあいホースパークや
釧路市動物園(西門側)などの施設があります
山花休憩所経過道
 山花休憩所を過ぎて桜田休憩所を経由し、約11キロメートル程走ると終点の阿寒町舌辛原野に到着です。ここから約4キロメートル足を伸ばせば、道の駅「阿寒丹頂の里」や天然温泉施設「サークルハウス 赤いベレー」、「阿寒国際ツルセンター」などを観光することができます。
 自転車道には標識が多数設置されているので、常に現在位置などの情報を確認できるほか、5キロメートル程度ごとに休憩所が設けられています(トイレは鶴野・北斗・桜田の3個所に設置)。全線を通じて平坦な道路となっていますので、ロードバイクでなくても十分にサイクリングを楽しむことができる自転車道路です(片道約3時間程度)。
標識
→ わかりやすい標識を見ながら、ペース配分を考えて走ることができます。
自転車
→ 自転車は、釧路市内のサイクルショップのほか、「サークルハウス 赤いベレー」などでレンタルできます(写真は赤いベレーでレンタルした自転車)
  • 釧路湿原等地図

「ハイド」(野鳥観察舎)を巡る根室観光

 根室管内は、国内で観察される野鳥630種のうち、約360種を観察できる野鳥の楽園です。根室市内には、ハイドと呼ばれる野鳥を観察するための小屋が6カ所整備されています(平成26年8月現在)。

 ハイドの中から野鳥を観察することで、野鳥にストレスを与えずに、また、雨風や冬には寒さをしのぎながらバードウォッチングを楽しめます。

 各ハイドは、「四島のかけ橋」の像のある望郷の岬公園やレンガ造りのサイロで有名な明治公園、風蓮湖などの観光スポットと近接して設置されており、ハイドを巡ってバードウォッチングをしながら、根室半島観光も満喫できます。
ハイド補足絵
明治公園内に設置されたハイド。各ハイドは手入れが行き届いており、内部もきれいで大切に利用・管理されています。
ハイド補足絵2





明治5年、北海道で最初に点灯したとされる納沙布岬灯台の裏に設置されたハイド。付近には望郷の岬公園があり、北方領土を眺むことができます。
風蓮湖ほとりのハイド
風蓮湖のほとりに設置されたハイド。各ハイド内は普段は施錠されておらず、誰でも無料で利用できますが、帰る際は観察窓(上下開閉式)は忘れずに閉めましょう。
  • 小屋
  • 背景
  • 室内風景

お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 広報室
  3. WEB広報誌 かいはつグラフ
  4. WEB広報誌 かいはつグラフ2014.9 体験型ツーリズムで北海道を堪能しよう