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観光 体験 NHK室蘭放送局の恐竜化石発掘展~キミの名は「むかわ竜」見えてきたその姿~

冬休み企画!恐竜化石発掘展NHK室蘭放送局~君の名は「むかわ竜」見えてきたその姿~

これは平成29年(2017年)1月の情報です。 
 2017年1月、NHK室蘭放送局の1階で催された「冬休み企画!恐竜化石発掘展~キミの名は「むかわ竜」見えてきたその姿~」を見学に行きました。むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の恐竜の化石や発掘の様子などの展示、また、NHKの映像技術を使った古代の生物を再現した映像などを楽しむことができました。
  • NHK室蘭放送局

    NHK室蘭放送局

  • 展示室入口

    展示室入口

 展示室の入り口に入ると目に飛び込んでくるのが、同じハドロサウルス科の「オロロティタン」に現在発掘作業中で明らかになった「むかわ竜」の骨格を当てはめてみた想像図(化石の全体がまだ発掘中なので、その姿は過去に発掘された類似の恐竜に当てはめてみるしかないそうです。)長さは約8mほどあります。その大きさには驚かされました。
  • むかわ竜1
  • むかわ竜看板
  • むかわ竜2

    これまで発掘された化石の部分と、推測される実物大の大きさと姿(斜めからでないとカメラに入りきらない・・。)

 近くに設置されたモニターには、最初に発掘された尾の部分の化石と、化石のクリーニングの様子などを見ることができました。
  • 尾骨

    「むかわ竜」の発掘の経過は2003年に発見・寄贈されたもので、10年以上に及びます。

 「むかわ竜」の他にも、同じ地層から発見された発掘された約7200万年前の生き物の化石が展示されていました。水棲大型爬虫類のモササウルス、古代のウミガメ、アンモナイト・・この年代の生物達と「むかわ竜」にどんな関連があったのか・・想像力をかき立てられるものでした。
 また、アンモナイトの化石は実際に触れてみることができました。
  • モササウルスの化石などの展示物

    モササウルスの化石などの展示物

  • むかわ町で発掘された化石の紹介と、発掘調査のきっかけ

    むかわ町で発掘された化石の紹介と、発掘調査のきっかけ

  • 展示物

    展示物

  • 見学者

    見学者

  • 触ることができるアンモナイトの化石

    触ることができるアンモナイトの化石

これらの展示物の奥に仕切られた場所があり、そこに「むかわ竜」の化石が展示されています。
入り口には化石の第一次発掘の様子が記載されたパネルがありました。
  • 第一発掘者

    第一次発掘の様子

 そして、いよいよ「むかわ竜」の化石の展示場所へ・・・。
  • パラサウロロフス

    第二次発掘の様子を紹介したパネルとモニターに映されたハドロサウルス科の一種「パラサウロロフス」

  • パラサウロロフス
展示室には、「むかわ竜」の肋骨と尾椎骨の化石が展示されていましたが・・
 ・・残念ながら写真撮影はNG・・緻密にクリーニングされた化石、その大きさと形状からは大いに想像力をかき立てられました。
  現時点ではパラサウロロフスなどと同じくハドロサウルス科の恐竜であるとされていますが、これからの発掘とクリーニングの状況によっては新種の可能性が大いにあるとのことで、この発掘の学術的重要性を改めて理解することができました。

  また、発掘用の道具が展示されており、ほとんどが人の手によって行われる作業の大変さを理解することができました。
  • 発掘用の道具と発掘方法を説明するパネル1

    発掘用の道具と発掘方法を説明するパネル

  • 発掘用の道具と発掘方法を説明するパネル2
 「むかわ竜」などの化石の展示の他にも、NHKならではの映像技術などを用いた、モニターから恐竜や古代のアノマロカリス(カンブリア紀に生息した肉食生物)などが飛びだしてくる映像を楽しめるコーナーがあり子供達に人気でした。また、地球上での生物進化を紹介する映像シアター、化石発掘の模擬体験コーナーがありました。
  • 飛びだしてくる恐竜と一緒に写ることができる映像技

    飛びだしてくる恐竜と一緒に写ることができる映像技

  • 地球上での生物の進化の映像化したシアター

    地球上での生物の進化の映像化したシアター

  • 化石発掘模擬体験コーナー

    化石発掘模擬体験コーナー

 残念ながら化石発掘の模擬体験はできませんでしたが、シアター映像内容には少し驚かされました。動物が目を獲得した進化は、植物の遺伝子DNAの一部がウイルスにより運ばれ、動物の遺伝子に取り込まれたこと。また、恐竜の全盛時代に、私達ほ乳類の祖先が胎盤を獲得し子供を体内で育むようになったのも、遺伝子DNAの偶然がなしたことであったこと。そしてその進化の過程は私達の細胞にあるDNAに記録として残されていること。
 ウイルスといえば、インフルエンザなど悪い病気の元のイメージしかなかった私は、それがDNA の運び屋としての役割を果たし、生き物の進化に関わっているということは今までの概念を覆された感覚になりました。
 今回のイベントはNHK室蘭放送局の主催でむかわ町穂別博物館が共催し、期間は4日間しかありませんでした。全体の感想はNHKの映像技術とむかわ町穂別博物館の展示物のコラボレーションにより古代生物や恐竜について理解しやすかったと思います。
 展示物等は今回のイベントでしか見れなかったものもありますが、化石展示などは全体の一部であり、その多くはむかわ町穂別博物館、地球体験館でなければ見ることができないものがあります。 
 また、穂別博物館では、実際の化石発掘のフィールドワークや、学芸員等による恐竜についての講習会などのイベントが夏休み期間中等に行なわれていて、多くの方が参加しているようです。イベントの情報はむかわ穂別博物館だよりなどに掲載されています。
 ・・恐竜や古代の生物について興味がある方は、むかわ町の穂別地区へ足を運んでみてはいかがでしょうか・・。

                                                    H29.1月
                                                             by T・O 

参考
 ※当ホームページにはむかわ町を恐竜で盛り上げようと活躍する
  地域おこし協力隊の太田 晶さんを取材した記事が掲載されています

お問合せ先

地域連携課

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7053

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