観光 体験 きて!みて!さわって! 三大遺産(2013年)
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きて!みて!さわって! 三大遺産
きて!みて!さわって! 三大遺産
※これは平成25年(2013年)11月の情報です。
平成25年11月23日(土曜日)胆振総合振興局、日高振興局のほか、渡島、オホーツク、釧路の各総合振興局が主催する「きて!みて!さわって!三大遺産」というイベントが室蘭栄高校で開催されました。少し興味がそそられ、入場も無料というので行ってきました。
三大遺産とは胆振の中での「アイヌ古式舞踊」「洞爺湖有珠山ジオパーク」「縄文遺跡群」の3つをテーマとしたものです。
会場には胆振総合振興局の「いぶりONE」、室蘭市の「くじらん」、登別市の「登夢くん」のPRキャラクターがそろい和やかな雰囲気。そしてアイヌ語の「イランカラプテ」が挨拶となっていました。
この言葉の表す意味は「こんにちは(あなたの心にそっとふれさせていただきますという感情を込めたメッセージ)」です。
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いぶりONE
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くじらん 登夢くん
会場には様々な実験施設、体験施設が用意され、大人も子供も楽しめるよう工夫されていました。
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いろいろな実験教室や体験教室
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「火山灰から宝石探し」の体験教室
実験の説明を行っていた説明者の方々もコスチュームなどで興味をひいたり、参加者も手伝って、楽しく体験できるように工夫されていました。
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「軽石の不思議」実験
ジオパーク実験教室の「カルデラ地形をつくろう」という実験は、おがくずの中に入れた風船を、自転車用の空気入れで膨らませて破裂させることで、火山の噴火を模擬的に再現するというもの。出来上がった形が洞爺湖などのカルデラ状になっているのを見て子供たちは感心していました。
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「カルデラ地形をつくろう」実験
この実験では、参加した子供たちが風船を膨らませるための自転車用の空気入を動かしたり、まわりに飛び散ったおがくずを掃除したり、自主的にお手伝いをしていました。
ただ、風船が破裂するときに大きな音が出るので、こわがりの子供は急いで逃げて大騒ぎしていました。
ただ、風船が破裂するときに大きな音が出るので、こわがりの子供は急いで逃げて大騒ぎしていました。
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風船を膨らますお手伝いをする子(写真右)と爆発前に逃げる子(写真左)
縄文文化の体験ゾーンでは、「どきどき土偶づくり」でオリジナルの土偶などを造ったり、「勾玉づくり」で自分で勾玉をきれいに磨いてつくったり、大人も子供も楽しんでいました。
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縄文文化体験ゾーン
アイヌ文化のゾーンでは、ムックリという竹で造った素朴な楽器の鳴らし方、アイヌ伝統模様の刺繍教室などが白老民族芸能保存会の皆さんが先生となって行われていました。
私はムックリにチャレンジしましたが、最初は全く音が出ず、意地になってお昼に車の中で一人で練習していたら、ようやくかすかな音が出るようになりました。喜び勇んで音を聞かせに行ったら、保存会の皆さんからさらなる詳しいレッスンをしていただきました。
保存会の皆さんのムックリの音色は桁違いにすばらしいもので、ボディに響き渡る音色と表現したらよいのでしょうか、耳と身体に心地よいものでした。
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アイヌ文化ゾーンのムックリのレッスン
その後、「白老おはなしの会トトロ」の平松幸子さんによるアイヌ絵本の朗読。白老民俗芸能保存会の皆さんによる歌と「イヨマンテ」「鶴の舞」などの代表的なアイヌ古式舞踊のステージがありました。集団で息の合った歌と踊りからは、自分の頭が催眠に入りそうになる感覚を受けました。
このアイヌ古式舞踊はユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。
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アイヌ絵本の朗読
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イヨマンテの踊り
最後の演目までその場にいましたが、胆振にはこんなにも豊かで人を感動させる文化遺産があるのだと理解しました。
皆さんも機会があれば、それらの文化に触れてみてはいかがでしょうか。
by パックマン