河川用語集 た行
河川用語集た行
高潮(たかしお)
[storm surge]
一般に気圧低下や、風の吹きよせ等に
よって海面が異常に上昇する現象。
一般に気圧低下や、風の吹きよせ等に
よって海面が異常に上昇する現象。
高潮堤(高潮堤防)(たかしおてい)
[storm surge protection levee]
台風等による高潮の被害を防ぐ堤防。一般的には高潮時の波が堤防を越えても、破堤しないようコンクリートなどで覆われた構造となっています。
台風等による高潮の被害を防ぐ堤防。一般的には高潮時の波が堤防を越えても、破堤しないようコンクリートなどで覆われた構造となっています。
多自然型川づくり(たしぜんがたかわづくり)
[nature-friendly river improvement]
河川が本来有している多様な動植物の生息、生育環境や景観などの自然環境を保全あるいは創出し可能な限り自然環境に近い川づくりを行うこと。
河川が本来有している多様な動植物の生息、生育環境や景観などの自然環境を保全あるいは創出し可能な限り自然環境に近い川づくりを行うこと。
第9次治水五箇年計画
[ninth five-year flood control program]
治山治水緊急措置法に基づき策定された計画で、治水事業の計画的な実施のため5ヶ年間の投資規模を定めたもので、平成9年度から5ヶ年間の計画です。以下の3つの目標より形成されています
治山治水緊急措置法に基づき策定された計画で、治水事業の計画的な実施のため5ヶ年間の投資規模を定めたもので、平成9年度から5ヶ年間の計画です。以下の3つの目標より形成されています
1・信頼感ある安全で安心できる国土の形成(安全) |
2・自然と調和した健康な暮らしと健全な環境の創出(環境) |
3・個性あふれる活力ある地域社会の形成(活力) |
治水・治水施設(ちすいしせつ)
[flood control・flood control facilities]
治水とは、洪水によって起こる災害から河川の周辺に住む人々や土地を守ること。そのために作るダム・堤防・護岸などの施設を総称して治水施設といいます。
治水とは、洪水によって起こる災害から河川の周辺に住む人々や土地を守ること。そのために作るダム・堤防・護岸などの施設を総称して治水施設といいます。
超過洪水対策(ちょうかこうずいたいさく)
[excessive flood control measures]
計画規模を上回る洪水が起きたとき、被害を軽減するために行う対策。
現在では主に背後地に人口・資産が高密度に集積した低平地をかかえる大河川において、堤防の破堤による甚大な被害が回避できるようにする高規格堤防を実施しています。
・高規格堤防(スーパー堤防)の整備
堤内地側に幅100m~300m(堤防の高さの約30倍)にわたって盛土を行い整備する幅の広い堤防です。堤防上では築造前と同様に土地を活用することができます。
計画規模を上回る洪水が起きたとき、被害を軽減するために行う対策。
現在では主に背後地に人口・資産が高密度に集積した低平地をかかえる大河川において、堤防の破堤による甚大な被害が回避できるようにする高規格堤防を実施しています。
・高規格堤防(スーパー堤防)の整備
堤内地側に幅100m~300m(堤防の高さの約30倍)にわたって盛土を行い整備する幅の広い堤防です。堤防上では築造前と同様に土地を活用することができます。
直轄事業(ちょっかつじぎょう)
[projects under the jurisdication of the Ministry of Construction]
国が管理する一級河川で、国が直接行う事業を総称して直轄事業という。これに対し、地方自治体が国からの補助金によって行う事業を補助事業といいます。
国が管理する一級河川で、国が直接行う事業を総称して直轄事業という。これに対し、地方自治体が国からの補助金によって行う事業を補助事業といいます。
低水路(低水)(ていすいろ)
[low water channel]
河道が洪水時のみ水の流れる部分(高水敷)と平常時に流れる部分とを区分して改修されている場所で平常時に水の流れている部分。
河道が洪水時のみ水の流れる部分(高水敷)と平常時に流れる部分とを区分して改修されている場所で平常時に水の流れている部分。
低水護岸(ていすいごがん)
[low-water revetment]
高水敷を洪水等の水の流れから保護する施設。
高水敷を洪水等の水の流れから保護する施設。
堤内・堤外(ていない・ていがい)
[protected lowland・riverside land]
堤内とは、堤防によって保護されている区域。堤外とは、両岸の堤防にはさまれて平常時や洪水時に河川の流水が流れる区域。
堤内とは、堤防によって保護されている区域。堤外とは、両岸の堤防にはさまれて平常時や洪水時に河川の流水が流れる区域。
堤防
[levee]
河川では、計画高水位以下の水位の流水を安全に流下させることを目的として、山に接する場合などを除き、左右岸に築造されます。構造は、ほとんどの場合、盛土によりますが、特別な事情がある場合、コンクリートや鋼矢板(鉄を板状にしたもの)などで築造されることもあります。
特殊堤(とくしゅてい)
[special levee]
堤内は、原則として土により築造しますが、土地利用の状況その他の事情によりやむを得ない場合に築造される土堤以外の堤防のこと。
堤内は、原則として土により築造しますが、土地利用の状況その他の事情によりやむを得ない場合に築造される土堤以外の堤防のこと。
天井川(てんじょうがわ)
[river with bed above ground]
川底が周辺の土地より高くなっている河川。
川底が周辺の土地より高くなっている河川。
天端(てんぱ)
[levee crown]
堤防の頂部のこと。浸透水に対して必要な堤防断面を確保するための幅や常時の河川巡視または洪水時の水防活動等のための幅が必要とされ、計画高水流量に応じて段階的に最低幅が定められています。
堤防の頂部のこと。浸透水に対して必要な堤防断面を確保するための幅や常時の河川巡視または洪水時の水防活動等のための幅が必要とされ、計画高水流量に応じて段階的に最低幅が定められています。
導流堤(どうりゅうてい)
[training levee]
河川の分合流、河口などにおいて、流れの方向、土砂の堆積、河口閉塞などを改善するために設置される堤防。
河川の分合流、河口などにおいて、流れの方向、土砂の堆積、河口閉塞などを改善するために設置される堤防。
床止め(床固め)(とこどめ)
[groundsill]
高水敷の荒廃や河床の低下を阻止するために河川を横断して設けられる工作物。通常河川工事では床止め、砂防工事では床固めと呼んでいます。床止めにはその上下流に落差を生じさせるものと、生じさせないものがあります。前者を落差工といい、後者を帯工といっています。
高水敷の荒廃や河床の低下を阻止するために河川を横断して設けられる工作物。通常河川工事では床止め、砂防工事では床固めと呼んでいます。床止めにはその上下流に落差を生じさせるものと、生じさせないものがあります。前者を落差工といい、後者を帯工といっています。