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昭和35年頃:雨竜川流域-歴史のひとこま【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 雨竜川流域 歴史のひとこま

  • タイトル

勇壮かつ厳かなケンカあんどん

大小数基のあんどんがまちを練り歩き、
クライマックスでは大型あんどんがぶつかり合う
「沼田町夜高あんどん祭り」は、
開祖のふるさととの文化交流だった—
  • あんどんをぶつけ合う あんどんをぶつけ合う

    (沼田町蔵)

五穀豊穣を願う田まつり

純農村がこの2日間は人であふれる
今や八雲・斜里とともに、「北海道三大あんどん祭り」のひとつとされる「沼田町夜高あんどん祭り」。沼田町の開祖・沼田喜三郎のふるさと、富山県小矢部市の津沢地区に伝わる田まつりの行事で、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、天下泰平、豊年万作を願う、めでたい伝習が由来という。
昭和51年に小矢部市の津沢地区から、越中獅子舞の指導団が訪問し、その交流会で夜高節を披露した。翌52年、今度は沼田の関係者が訪問して「津沢夜高行燈」と出会い、継承を決断する。津沢地区からあんどんと「由緒書」が贈られ、9月9・10日、第1回の「沼田町夜高あんどん祭り」が町民まつりのなかで披露された。偉大なる開拓者は時代を越え、ふたつのまちをむすびつけた。

北海道を代表する夏祭りに

あんどんは、高さ7m、長さ11m、幅3m、重さ5t。竹細工で龍や御所車を型どり、500個の電球を仕込んで何枚もの和紙を貼って、ロウ引きをして仕上げる。これを60名の「引き子」が引き、「夜高節」を唄連(うたれん)が高らかに歌い上げ祭りを盛り上げる。
そして夜は、いよいよクライマックスの「ケンカあんどん」だ。大型あんどんを惜しげもなくぶつけ合い、あんどんの前に付いている小さなあんどんをつぶした方が勝ちだ。そのド迫力は、またたく間に北海道中に伝わり、多い時は2日間で9万人を超える大イベントへと成長した。平成15年、「ふるさとイベント大賞・祭り部門賞(地域活性化センター)」受賞。
*参考資料/沼田町夜高あんどん祭り、小矢部市津沢夜高行燈まつり

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