札幌河川事務所 豊平川の治水と流域の変遷(豊平川捷水路)
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豊平川捷水路
洪水を安全に流す豊平川捷水路
現在の豊平川のうち札幌市東区雁来から石狩川合流点までの6.42キロメートルは工事により作られた人工の水路(捷水路)を流れています。 この計画は昭和6年6月(1931)に決定され、工事は昭和7年(1932)に始まっています。
豊平川捷水路の設計にあたっては旧河道11.5キロメートルを約半分の6.42キロメートルの捷水路に短縮するため、著しく急勾配となり、河床の維持に困難をきたすことが考えられ、そのため床止工を中間に設置することとしました、その落差を余裕をもって4.0mとしました。 本川と縁が切れた旧豊平川は、年々河床が堆積して流れが悪くなり、加えて石狩川の逆流氾濫も常時でした。この地区約6,100haの氾濫を防止し泥炭原野の地下水位の低下と新たな開拓を目的にして、昭和24年(1949)旧豊平川捷水路の開削と築堤が着工され、昭和29年(1954)秋には掘削、浚渫を完了し、通水しています。
豊平川捷水路の設計にあたっては旧河道11.5キロメートルを約半分の6.42キロメートルの捷水路に短縮するため、著しく急勾配となり、河床の維持に困難をきたすことが考えられ、そのため床止工を中間に設置することとしました、その落差を余裕をもって4.0mとしました。 本川と縁が切れた旧豊平川は、年々河床が堆積して流れが悪くなり、加えて石狩川の逆流氾濫も常時でした。この地区約6,100haの氾濫を防止し泥炭原野の地下水位の低下と新たな開拓を目的にして、昭和24年(1949)旧豊平川捷水路の開削と築堤が着工され、昭和29年(1954)秋には掘削、浚渫を完了し、通水しています。
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豊平川の捷水路計画
(略図:大正5年)