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平成12年度開発予算

ページ内目次

平成12年度開発予算

釧路開発建設部平成12年度管内事業概要より

事業別構成

  • 事業別の円グラフ
事項 平成12年度
予算額
前年度予算額
(当初)
前年度比較
増(△)減額
前年度比
(倍率)
道路整備 225億5   
千万円
214億7千9百万円 10億7千1百万円 1.05
治水 033億7千7百万円 032億3千8百万円 1億3千9百万円 1.04
農業農村整備 027億9千2百万円 035億7千5百万円 7億8千3百万円 0.78
漁港漁村整備 033億6千5百万円 031億00百万円 2億6千5百万円 1.09
港湾整備 133億6千1百万円 126億5千6百万円 7億5百万
1.06
空港整備 005億9千万
015億3千9百万円 9億4千9百万円 0.38
合計 460億3千5百万円 455億8千7百万円 04億4千8百万円 1.01

事業

道路
事業区分等 路線名・地区名等 事  業  の  概  要

一般国道直轄改修

38・44号(釧路市・釧路町)  【釧路外環状道路】 改良工事、橋梁工事
38号(釧路市)  【釧路新道】 改良・舗装工事、橋梁工事
44号(根室市)  【根室道路】 用地取得
釧路中標津道路(別海町)
(標茶町)
 【春別道路】 改良・舗装工事、橋梁工事
 【阿歴内道路】 環境影響調査
272号(標津町)  【標津除雪拡幅】 改良・舗装工事

274号(阿寒町・鶴居村)

 【徹別道路】 改良・舗装工事
334号(羅臼町)  【知床峠】 改良工事
335号(羅臼町)  【茶志別局改】 スノーシェルター上部工事
335号(標津町)  【浜古多糠改良】 改良・舗装工事
地方道直轄改修 北見白糠線(白糠町)  【冷泉の沢道路】 改良工事
直轄道路維持修繕 維持  舗装補修 構造物補修 経常的維持作業等
修繕  舗装修繕
 防震災事業[44号橋梁補修、240号・391号法面修繕]
 橋梁塗装
雪寒地域道路 除雪  一般除雪 運搬排雪 歩道除雪 附帯除雪
防雪  スノーシェッド[241号] 防雪柵・気象情報提供装置[244号]
交通安全施設等整備
 歩道整備[38・44号] 附加車線設置[38号] 交差点改良[391号] 道路情報提供装置
治水
事 業 別 地区別等 事業の概要



 直轄河川改修 釧路川
標津川
 築堤2,200m
 河岸保護工450m
 直轄河川維持修繕 釧路川  堤防除草1式  護岸修繕1式
 直轄河川環境整備 釧路川  高水敷整備1式
 直轄河川工作物関連
 応急対策
釧路川  樋門補修1式
 河川事業調査 釧路川  
港湾
港湾名 事業区分 事  業  の  概  要
重要港湾
釧路港
直轄港湾改修
〔東港区〕 防波堤(南外)[継続]、防波堤(波除)[継続]、物揚場(港町-4.0m)[着工]、泊地(-4.0m)[着工]
〔西港第3埠頭地区〕 物揚場(-4.0m)[継続]
〔西港第4埠頭地区〕 岸壁(-14.0m)[継続]、岸壁(-12.0m)[継続]、岸壁(-10.0m)[継続]、港湾施設用地[継続]
〔西港区〕 泊地(-14.0m)[継続]、防波堤(島)[継続]、防波堤(南)[継続]航路(-15.0m)[継続]
重要港湾
根室港
直轄港湾改修
〔花咲地区〕 防波堤(東外)[調査]
〔根室地区〕 防波堤(島)[継続]岸壁(-5.5m)(耐震)[継続]、港湾施設用地(北)[継続]、防波堤(北副)[調査]、護岸(防波)(北)[着工]
地方港湾
霧多布港
直轄港湾改修
〔本港地区〕 物揚場(第2東)(-2.5m)[継続]、港湾施設用地(第2東)[継続]、泊地(-2.5m)[着工]、航路(-2.5m)[継続]、防波堤(波除)[調査]、物揚場(-3.5m)[調査]、防波堤 (第2内東)[継続]、航路(-1.5m)[着工]
空港
空港種別 空港名 事  業  の  概  要

第2種空港(A)

釧路空港  用地造成滑走路新設、誘導路新設(滑走路の2,500mへの延長)
 エプロン新設(ターミナル地区整備)
漁港
種 別 漁港名 地区名 事  業  の  概  要

第3種

厚岸漁港 湖北地区
湖南地区
 -5.0m泊地(補修)[着工]
 船揚場(改良)[継続]
落石漁港 落石地区  -3.0m岸壁(改良)[継続]
浜松地区  -2.5m物揚場[継続]、道路[継続]、北防波堤[継続]、用地[継続]

第4種

温根元漁港    北防波堤[継続]、-4.0m岸壁(補修)[着工]、道路(補修)[継続]、用地(補修)[継続]、道路(改良)[着工]、船揚場(補修)[継続]
羅臼漁港    南護岸[継続]、-3.0m岸壁(補修)[継続]、道路[継続]、道路(補修)[継続]、用地[継続]
農業
1.実施地区
事業種別 地区名 関係
市町村名
受益面積(ha) 計画概容
国営環境保全型
かんがい排水
別 海 別海町

7,800 

 用水路 14条
 排水路 30条
直轄明渠排水 智恵文内 別海町

700 

 排水路  1条
くんべつ 標津町

440 

 排水路  1条
駒 牧 釧路市

520 

 排水路  3条
国営農地再編整備 厚岸西部 厚岸町
釧路町

814 

 農地造成  12ha
 区画整理  802ha
 道路  8条
 排水路  14条
国営総合農地防災 鶴居第1 鶴居村
標茶町

519 

 排水路  4条
 農地保全 519ha
2.全体実施設計地区
事業種別 地区名 関係
市町村名
受益面積(ha) 計画概容
国営環境保全型
かんがい排水
はまなか 浜中町

13,070 

 用水路 23条
 排水路 46条
3.調査計画地区
調査名 地区名 関係市町村名 受益面積(ha)
国営等事業地区
計画調査
アトサヌプリ 弟子屈町

320 

南標茶 標茶町

920 

別海南部 別海町

12,700 

(平成12年度 釧路開発建設部 事業概要より)
  • 管内市町村の概況

位置・気候

管内は、北海道の最東端に位置し、南部は太平洋に、北部は千島火山帯に属する阿寒・知床連峰が連なり、西部は白糠丘陵に囲まれ、東部はオホーツク海に面した台地や丘陵が広く開けた地域です。また、自然の宝庫として阿寒・知床の両国立公園を始め、広大な釧路湿原国立公園を擁していることでも知られています。
釧路市など沿岸部では、春から夏にかけて海流や気圧の影響により海霧が発生し、冷涼多湿な日が多くなります。反面、秋から冬にかけては、大陸性高気圧の影響により晴天の日が続きます。日照時間が多くなり、降水量も少なく乾燥した日が多くなります。

面積・人口

管内は2市12町1村からなり、その面積は釧路支庁管内5,997平方キロメートル、根室支庁管内3,598平方キロメートル(歯舞諸島を含む)合わせて9,595平方キロメートルで、全道面積83,452平方キロメートル(歯舞諸島を含む)の11.5%を占めています。平成12年1月末現在の人口は37万人(釧路支庁管内28万2千人、根室支庁管内8万8千人)で、全道人口572万5千人の6.5%を占めています。また、人口密度は、市部312人/平方キロメートル、郡部16人/平方キロメートルとなっています。

釧路管内4月末人口

釧 路 市
釧 路 町
厚 岸 町
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
平成 1年
210,204
99.1%

17,826
103.4%

14,832
97.7%

平成 2年
208,236
99.1%
-1968
18,766
105.3%
940
14,506
97.8%
-326
平成 3年
206,054
99.0%
-2182
19,772
105.4%
1006
14,249
98.2%
-257
平成 4年
203,753
98.9%
-2301
20,622
104.3%
850
13,993
98.2%
-256
平成 5年
202,187
99.2%
-1566
21,307
103.3%
685
13,764
98.4%
-229
平成 6年
201,236
99.5%
-951
21,642
101.6%
335
13,676
99.4%
-88
平成 7年
200,051
99.4%
-1185
22,131
102.3%
489
13,467
98.5%
-209
平成 8年
198,787
99.4%
-1264
22,342
101.0%
211
13,245
98.4%
-222
平成 9年
197,829
99.5%
-958
22,448
100.5%
106
13,095
98.9%
-150
平成10年
196,361
99.3%
-1468
22,577
100.6%
129
12,928
98.7%
-167

浜 中 町
標茶町
弟子屈町
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
平成 1年
8,791
98.5%

11,117
97.8%

10,985
98.0%

平成 2年
8,739
99.4%
-52
10,906
98.1%
-211
10,765
98.0%
-220
平成 3年
8,623
98.7%
-116
10,735
98.4%
-171
10,579
98.3%
-186
平成 4年
8,514
98.7%
-109
10,629
99.0%
-106
10,511
99.4%
-68
平成 5年
8,424
98.9%
-90
10,443
98.3%
-186
10,338
98.4%
-173
平成 6年
8,328
98.9%
-96
10,256
98.2%
-187
10,173
98.4%
-165
平成 7年
8,223
98.7%
-105
10,175
99.2%
-81
10,106
99.3%
-67
平成 8年
8,116
98.7%
-107
10,047
98.7%
-128
9,970
98.7%
-136
平成 9年
7,970
98.2%
-146
9,937
98.9%
-110
9,856
98.9%
-114
平成10年
7,854
98.5%
-116
9,843
99.1%
-94
9,759
99.0%
-97

阿 寒 町
鶴 居 村
白糠町
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
平成 1年
7,376
98.8%

2,657
97.9%

13,713
98.6%

平成 2年
7,159
97.1%
-217
2,648
99.7%
-9
13,560
98.9%
-153
平成 3年
7,068
98.7%
-91
2,641
99.7%
-7
13,330
98.3%
-230
平成 4年
7,008
99.2%
-60
2,631
99.6%
-10
13,191
99.0%
-139
平成 5年
6,950
99.2%
-58
2,620
99.6%
-11
13,007
98.6%
-184
平成 6年
6,917
99.5%
-33
2,554
97.5%
-66
12,768
98.2%
-239
平成 7年
6,943
100.4%
26
2,538
99.4%
-16
12,684
99.3%
-84
平成 8年
6,826
98.3%
-117
2,553
100.6%
15
12,583
99.2%
-101
平成 9年
6,851
100.4%
25
2,534
99.3%
-19
12,401
98.6%
-182
平成10年
6,758
98.6%
-93
2,543
100.4%
9
12,238
98.7%
-163

音 別 町
人口
前年比
増減
平成 1年
3,541
99.1%

平成 2年
3,566
100.7%
25
平成 3年
3,500
98.1%
-66
平成 4年
3,414
97.5%
-86
平成 5年
3,410
99.9%
-4
平成 6年
3,396
99.6%
-14
平成 7年
3,343
98.4%
-53
平成 8年
3,316
99.2%
-27
平成 9年
3,261
98.3%
-55
平成10年
3,221
98.8%
-40
根室管内4月末人口

根 室 市
別 海 町
中標津町
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
平成 1年
38,518
98.4%

18,747
99.5%

21,983
100.4%

平成 2年
37,975
98.6%
-543
18,662
99.5%
-85
21,896
99.6%
-87
平成 3年
37,371
98.4%
-604
18,363
98.4%
-299
22,026
100.6%
130
平成 4年
36,890
98.7%
-481
18,210
99.2%
-153
22,038
100.1%
12
平成 5年
36,503
99.0%
-387
18,089
99.3%
-121
22,064
100.1%
26
平成 6年
36,109
98.9%
-394
17,939
99.2%
-150
22,199
100.6%
135
平成 7年
35,702
98.9%
-407
17,750
98.9%
-189
22,478
101.3%
279
平成 8年
35,310
98.9%
-392
17,638
99.4%
-112
22,636
100.7%
158
平成 9年
34,891
98.8%
-419
17,490
99.2%
-148
22,732
100.4%
96
平成10年
34,599
99.2%
-292
17,370
99.3%
-120
22,881
100.7%
149

標 津 町
羅 臼 町
人口
前年比
増減
人口
前年比
増減
平成 1年
7,112
99.6%

7,777
99.3%

平成 2年
7,016
98.7%
-96
7,757
99.7%
-20
平成 3年
6,990
99.6%
-26
7,693
99.2%
-64
平成 4年
6,896
98.7%
-94
7,696
100.0%
3
平成 5年
6,849
99.3%
-47
7,669
99.6%
-27
平成 6年
6,854
100.1%
5
7,616
99.3%
-53
平成 7年
6,819
99.5%
-35
7,520
98.7%
-96
平成 8年
6,735
98.8%
-84
7,401
98.4%
-119
平成 9年
6,632
98.5%
-103
7,356
99.4%
-45
平成10年
6,551
98.8%
-81
7,206
98.0%
-150

農業

管内の農業は、夏季における気候が冷涼湿潤であることや、低湿地、火山性土に覆われた土地条件等から乳牛等を主体とした酪農経営を中心に発展してきており、平成11年の耕地面積20万1千ヘクタールの99.0%に当たる19万9千ヘクタールが牧草地で占められています。
平成11年の乳牛の飼養状況を見ると、飼養戸数3,108戸、飼養頭数30万8千頭で、一戸あたりの平均飼養頭数は97頭となり、全道の平均飼養頭数86頭を大幅に上回っており、また、平成10年度の生乳生産量も122万7千トンで、全道牛乳生産量363万1千トンの33.8%を占め、全道有数の大規模酪農専業地帯を形成しています。

林業

管内の森林は、阿寒山系の白糠、阿寒および弟子屈地域を中心に分布しており、森林面積は55万5千ヘクタールで、全道の森林面積557万6千ヘクタールの10.0%を占めています。 樹種は主としてトドマツ、エゾマツ、カラマツ等の針葉樹と、ナラ、シラカバ、シナノキなどの広葉樹から形成されています。また、これを所有別に見ると、国有林29万1千ヘクタールの52.4%がもっとも多く、次いで私有林18万9千ヘクタールの34.1%、公有林7万5千ヘクタールの13.5%となり、森林総蓄積6,012万立方メートルは全道の9.7%を占めています

水産業

管内の水産業は、北洋漁場に近いうえ、暖流と寒流が交わる好漁場が沖合にあるため、釧路港、根室港を中心に、全国的にも有数の水産物供給基地として重要な役割を果たしてきました。主要魚種は、たら、さけ、さんま等の回遊性の多獲魚が多く、また、沿岸漁業では「とる漁業から育てる漁業」への転換を目指し、栽培漁業の振興が図られています。平成9年の管内漁獲量は48万9千トンであり、全道の漁獲量163万9千トンの29.8%を占めています。

商工業

管内の工業は、水産、畜産資源を背景にした食料品製造業が中心で、パルプ・紙製造業も盛んです。
工業の平成10年の事業所数は767で全道9,498の8.1%、製造品出荷額は5,984億7千万円で全道5兆8,802億7千4百万円の10.2%を占めています。
また、商業は平成9年の事業所数は5,358で全道71,872の7.5%、年間販売額は1兆5,399億2千4百万円で全道23兆9,439億1千9百万円の6.4%を占めています。

観光

管内は阿寒、知床、釧路湿原の3つの国立公園と野付・風蓮、厚岸、斜里岳の3つの道立自然公園を有するなど、風光明媚(ふうこうめいび)で、自然豊かな観光資源に恵まれています。近年、これらの自然に魅せられたアウトドアライフや釧路湿原を楽しむホーストレッキングなど、これまでの見る観光から体験型観光へと観光産業に対する大きな期待も高まっています。
平成10年度の管内観光客入り込み数は、971万人で、全道の1億4393万8千人の6.8%を占めています。

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