平成14年度開発予算
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平成14年度開発予算
釧路開発建設部平成14年度管内事業概要より
事業別の構成
(単位:百万円)
事項 | 平成14年度 予算額 |
治水 | 3,256 |
道路整備 | 21,395 |
港湾整備 | 12,316 |
空港整備 | 1,516 |
道路環境整備 | 1,987 |
都市水環境整備 | 200 |
農業農村整備 | 4,143 |
水産基盤整備 | 3,430 |
合計 | 48,242 |
事業
治水事業
管内には、国が管理する一級河川釧路川水系と国が指定して改良工事を行っている二級河川標津川水系があります。これらの河川については、第九次治水事業7ヵ年計画(平成9~平成15年度)に基づき、河川整備を進めます。
一級河川 釧路川水系においては、釧路遊水地整備、釧路市街部堤防の丘陵提化、標茶町の河川防災ステーションの整備等により、治水機能向上を図るとともに、釧路湿原の保全に必要な各種調査、工事等を実施します。
二級河川 標津川水系においては、自然復元型川づくりとして蛇行する旧川の復元を念頭においた各種調査、河川整備を進めます。
一級河川 釧路川水系においては、釧路遊水地整備、釧路市街部堤防の丘陵提化、標茶町の河川防災ステーションの整備等により、治水機能向上を図るとともに、釧路湿原の保全に必要な各種調査、工事等を実施します。
二級河川 標津川水系においては、自然復元型川づくりとして蛇行する旧川の復元を念頭においた各種調査、河川整備を進めます。
事 業 別 | 地区別等 | 事業の概要 |
治水事業
北海道河川事業 直轄河川改修 |
釧路川 標津川 |
樋門1ヶ所、防災ステーション1式、 河岸保護350m、IT関連1式 高水敷掘削50千m3 河岸保護80m |
直轄河川維持修繕
|
釧路川 | 堤防除草1式 、護岸修繕1式、 管理用通路 |
直轄河川工作物関連
応急対策事業 |
釧路川 | 樋門調査 |
河川事業調査
|
釧路川 | . |
道路整備事業
平成14年度は、第6期北海道総合開発計画の5年目であり、釧路開発建設部管内の道路整備は、多様な交通需要に対応できる高速交通ネットワークの形成を目指し、高規格幹線道路、地域高規格道路など、魅力ある地域づくりを支援する道路整備を進めます。
○一般国道直轄改修事業
・高規格幹線道路
北海道横断自動車道に並行する38・44号釧路外環状道路(17キロメートル)は、釧路都市圏の広域環状道路として重点的に整備を進めます。また、44号根室道路(7キロメートル)は、地域間の連携強化及び地域の活性化のため整備を進めます。
・地域高規格道路
釧路中標津道路(約100キロメートル)の内272号春別道路(13キロメートル)は、規格の高い道路として重点的に整備を進めます。また、272号阿歴内道路(5キロメートル)は、事業着手に向け環境影響価手続き事業手法の確立等を進める着工準備を行ないます。
平成10年6月に「計画路線」に指定された根室中標津道路(約40キロメートル)、「候補路線」に指定された道東縦貫道は、路線調査等を進めていきます。
・一般国道
平成13年3月に一部供用(1.4キロメートル)となった38号釧路新道のバイパス機能をより強化できるよう、釧路外環状道路と一体的に整備を重点的に進めていきます。また、冬期間の吹雪による視程障害及び、局部的な線形・道路勾配の改善を目的に、272号標津除雪拡幅、335号茶志別局改の整備を進めます。
さらに、不通区間の解消を図るため274号徹別道路の整備を進め、安定的な交通確保を目的に334号知床峠の整備を進めます。
○直轄道路維持修繕事業
近年の交通量の増加、車両の大型化を考慮し、安全で快適な路面の確保に向けて、舗装補修・修繕及び橋梁補修・塗り替え、その他経常的維持作業を実施します。
また、防災・震災事業を積極的に行うべく、国道241号・391号法面修繕、38号橋梁補修などを実施し、災害に強い道づくりを目指します。
○雪寒地域道路事業
冬期間の安全確実な道路交通を確保するため、国道241号スノーシェッド、243号雪崩防止柵、44号防雪柵など除雪・防雪事業を実施し、冬に強い道づくりを目指します。
○交通連携推進道路事業
平成13年3月に一部供用となった38号釧路新道のバイパス機能をより強化できるよう、釧路外環状道路と一体的に整備を進めます。
○地方道直轄改修事業
開発道路である主要道道北見白糠線について、不通区間の整備を進めます。
○一般国道直轄改修事業
・高規格幹線道路
北海道横断自動車道に並行する38・44号釧路外環状道路(17キロメートル)は、釧路都市圏の広域環状道路として重点的に整備を進めます。また、44号根室道路(7キロメートル)は、地域間の連携強化及び地域の活性化のため整備を進めます。
・地域高規格道路
釧路中標津道路(約100キロメートル)の内272号春別道路(13キロメートル)は、規格の高い道路として重点的に整備を進めます。また、272号阿歴内道路(5キロメートル)は、事業着手に向け環境影響価手続き事業手法の確立等を進める着工準備を行ないます。
平成10年6月に「計画路線」に指定された根室中標津道路(約40キロメートル)、「候補路線」に指定された道東縦貫道は、路線調査等を進めていきます。
・一般国道
平成13年3月に一部供用(1.4キロメートル)となった38号釧路新道のバイパス機能をより強化できるよう、釧路外環状道路と一体的に整備を重点的に進めていきます。また、冬期間の吹雪による視程障害及び、局部的な線形・道路勾配の改善を目的に、272号標津除雪拡幅、335号茶志別局改の整備を進めます。
さらに、不通区間の解消を図るため274号徹別道路の整備を進め、安定的な交通確保を目的に334号知床峠の整備を進めます。
○直轄道路維持修繕事業
近年の交通量の増加、車両の大型化を考慮し、安全で快適な路面の確保に向けて、舗装補修・修繕及び橋梁補修・塗り替え、その他経常的維持作業を実施します。
また、防災・震災事業を積極的に行うべく、国道241号・391号法面修繕、38号橋梁補修などを実施し、災害に強い道づくりを目指します。
○雪寒地域道路事業
冬期間の安全確実な道路交通を確保するため、国道241号スノーシェッド、243号雪崩防止柵、44号防雪柵など除雪・防雪事業を実施し、冬に強い道づくりを目指します。
○交通連携推進道路事業
平成13年3月に一部供用となった38号釧路新道のバイパス機能をより強化できるよう、釧路外環状道路と一体的に整備を進めます。
○地方道直轄改修事業
開発道路である主要道道北見白糠線について、不通区間の整備を進めます。
事業区分等 | 路線名・地区名等 | 事 業 の 概 要 |
一般国道直轄改修 |
38・44号(釧路市・釧路町)
|
【釧路外環状道路】 改良工事・橋梁工事 |
38号(釧路市)
|
【釧路新道】 改良工事・橋梁工事 | |
44号(根室市)
|
【根室道路】 改良工事 | |
釧路中標津道路(別海町)
釧路中標津道路(標茶町) |
【春別道路】 改良・舗装工事、橋梁工事 【阿歴内道路】 環境影響調査 |
|
272号(標津町)
|
【標津除雪拡幅】 改良工事 | |
334号(羅臼町)
|
【知床峠】 改良工事 | |
335号(羅臼町)
|
【茶志別局改】 改良工事 | |
地方道直轄改修 |
北見白糠線(白糠町)
|
改良工事 |
直轄道路維持修繕 |
維持
|
舗装補修 構造物補修 橋梁塗装 経常的維持作業等 |
修繕
|
舗装修繕 防震災事業[38号橋梁補修、241号・391号法面修繕] |
|
交通連携推進道路 |
38号(釧路市)
|
【釧路新道】改良工事、橋梁工事 |
雪寒地域道路 |
除雪
|
一般除雪 運搬排雪 歩道除雪 附帯除雪 |
防雪
|
スノーシェッド[241号] 防雪柵[44号] 雪崩防止柵[243号] |
港湾整備事業
重要港湾「釧路港」「根室港」及び地域港湾「霧多布港」の3つの港では、港湾施設の機能強化を図るために整備を進めます。
【霧多布港】 漁船の係留施設不足を解消するため、小型船だまりを継続施工します。
【釧路港】 「西港区」については、貨物船の滞船の解消、大型貨物船の入港に対応するための第4埠頭関連(多目的国際ターミナル等)の岸壁などの整備を行い、本年度の一部供用開始を目指します。エコポートモデル事業として従来の防波堤機能に水生生物生息環境を創出する機能を兼ね備えた島防波堤を継続施工します。「東港区」については、港内静穏度対策として防波堤を継続施工します。
【根室港】 「花咲地区」については、入港隻数の増加が著しいロシア船と漁船の港内水域の輻輳緩和を目的とし、既設南防波堤埠頭化に着手します。また、港内静穏度を確保するため、防波堤の改良を進めます。
「根室地区」については、地震に強い港づくりとして災害時の物流機能を確保するため耐震強化岸壁を完成させるとともに、耐震強化岸壁のアクセスとなる臨港道路の改良を進めます。また、港内の安全性の向上を目指し防波堤を継続施工します。 【根室港】 「花咲地区」については、入港隻数の増加が著しいロシア船と漁船の港内水域の輻輳緩和を目的とし、既設南防波堤埠頭化に着手します。また、港内静穏度を確保するため、防波堤の改良を進めます。
【霧多布港】 漁船の係留施設不足を解消するため、小型船だまりを継続施工します。
港湾名 | 事業区分 | 事 業 の 概 要 | ||||||
重要港湾 釧路港 |
直轄港湾改修費 |
|
||||||
重要港湾 根室港 |
直轄港湾改修費 |
|
||||||
地方港湾 霧多布港 |
直轄港湾改修費 |
|
空港整備事業
第2種空港「釧路空港」においては、滑走路及び誘導路の改良に着手するほか、誘導路帯として北側高盛土部の用地造成整備を実施する。
空港種別 | 空港名 | 事 業 の 概 要 |
第2種空港(A) |
釧路空港 | 滑走路改良、誘導路改良、用地造成、照明施設(設計) |
道路環境整備事業
平成14年度は、第6次特定港通安全施設等整備事業7ヵ年計画の7年度目として幹線道路の交通安全施設整備を推進します。
○交通安全施設等整備事業
交通安全施設の一層の充実を図るため、38号・44・240・391・392号歩道整備を推進するほか、38号附加車線設置を実施するとともに、道路情報提供装置の整備促進などゆとりと潤いのある道づくりを目指していきます。
○交通安全施設等整備事業
交通安全施設の一層の充実を図るため、38号・44・240・391・392号歩道整備を推進するほか、38号附加車線設置を実施するとともに、道路情報提供装置の整備促進などゆとりと潤いのある道づくりを目指していきます。
事業区分等 | 路線名・地区名等 | 事 業 の 概 要 |
交通安全 |
38号他 | 歩道整備 [38・44・240・391・392号] 附加車線設置 [38号] 道路情報提供設置 |
都市水環境整備事業
都市水環境整備事業は新規に立項し、直轄河川環境整備事業が移項されました。管内では、二河川あり、釧路川、標津川は自然再生を実施します。
一級河川 釧路川水系においては、釧路湿原の河川環境整備と保全に必要な各種調査、工事等を行います。
二級河川 標津川水系においては、自然復元型川づくりとして蛇行する旧川の復元を念頭においた各種調査、河川整備を行います。
一級河川 釧路川水系においては、釧路湿原の河川環境整備と保全に必要な各種調査、工事等を行います。
二級河川 標津川水系においては、自然復元型川づくりとして蛇行する旧川の復元を念頭においた各種調査、河川整備を行います。
事業別 | 地区別等 | 事 業 の 概 要 |
都市水環境整備事業 |
釧路川 標津川 |
工事用道路1式、旧川掘削 観察用道路1式 |
農業農村整備事業
管内の農業は、夏季の農耕期間の気候が冷涼であることから乳牛を主体とした酪農経営が盛んであり、経営の安定を目指した事業展開を行っています。
実 施 直轄明渠排水事業 駒牧地区・アトサヌプリ地区において、排水路整備を行います。
国営環境保全型かんがい排水事業 別海地区・はまなか地区において、用水路及び
排水路整備を行います。
国営総合農地防災事業 鶴居第1地区において、排水路の整備及び農地保全工を行います。
また、南標茶地区を新規着工します。
調査計画 別海南部地区・別海西部地区の調査を行います。
実 施 直轄明渠排水事業 駒牧地区・アトサヌプリ地区において、排水路整備を行います。
国営環境保全型かんがい排水事業 別海地区・はまなか地区において、用水路及び
排水路整備を行います。
国営総合農地防災事業 鶴居第1地区において、排水路の整備及び農地保全工を行います。
また、南標茶地区を新規着工します。
調査計画 別海南部地区・別海西部地区の調査を行います。
1.実施地区
事業種別 | 地区名 | 関係市 町村名 |
受益面積(ha)
|
計画概要 |
直轄明渠排水 | 駒牧 | 釧路市 |
520 |
排水路 3条 |
アトサヌプリ | 弟子屈町 |
312 |
排水路 1条 | |
国営環境保全型 かんがい排水 |
別海 | 別海町 |
7,800 |
用水路 14条 70.6キロメートル 排水路 30条 43.6キロメートル |
はまなか | 浜中町 |
13,065 |
用水路 265条 254.7キロメートル 排水路 46条 47.4キロメートル |
|
国営総合農地防災 | 鶴居第1 | 鶴居村 標茶町 |
519 |
排水路工 4条 農地保全 519ha |
南標茶 | 標茶町 |
917 |
排水路工 7条 農地保全 868ha |
2.調査計画地区
区 分
|
事業種別 | 地区名 |
受益面積
|
国営等事業地区
計画調査 |
別海南部地区
|
別海町 | 13,700ha |
別海西部地区
|
別海町 | 14,000ha |
水産基盤整備事業
第3種漁港「厚岸漁港」「落石漁港」、第4種漁港「温根元漁港」「羅臼漁港」の4漁港を道東における沖合・沿岸漁業及び磯根漁業の基地としての機能強化を図るための整備を行うほか、第4種漁港「歯舞漁港」については、新規に整備を進めるための調査を開始します。
【厚岸漁港】 湖北地区では、係留施設の機能を向上させるため岸壁、泊地浚渫の補修の整備を進めます。
湖南地区では、高齢者対策として船揚場の改良を継続します。
【落石漁港】 落石地区については、静穏度確保のための防波堤整備と係留施設の機能を向上させるため、岸壁の改良を進めます。
浜松地区については、同地区の本年度供用開始を目指し、防波堤の整備を完了します。
【温根元漁港】 新たな係留施設を確保するため、静穏度確保のための防波堤及び波除提の整備と、道路の整備を行います。
【羅臼漁港】 係留施設の不足、背後用地の狭隘化の解消、漁業就業者の就労環境の改善及び憩いの空間の創出などを目的とした全天候型埠頭に関連した施設として岸壁及び用地の整備を進めます。
【歯舞漁港】 「環境・衛生管理型漁港づくり」を目指した施設整備について調査を開始します。
水産基盤整備事業 事業費 5漁港計 3430百万円
【厚岸漁港】 湖北地区では、係留施設の機能を向上させるため岸壁、泊地浚渫の補修の整備を進めます。
湖南地区では、高齢者対策として船揚場の改良を継続します。
【落石漁港】 落石地区については、静穏度確保のための防波堤整備と係留施設の機能を向上させるため、岸壁の改良を進めます。
浜松地区については、同地区の本年度供用開始を目指し、防波堤の整備を完了します。
【温根元漁港】 新たな係留施設を確保するため、静穏度確保のための防波堤及び波除提の整備と、道路の整備を行います。
【羅臼漁港】 係留施設の不足、背後用地の狭隘化の解消、漁業就業者の就労環境の改善及び憩いの空間の創出などを目的とした全天候型埠頭に関連した施設として岸壁及び用地の整備を進めます。
【歯舞漁港】 「環境・衛生管理型漁港づくり」を目指した施設整備について調査を開始します。
水産基盤整備事業 事業費 5漁港計 3430百万円
種 別 | 漁港名 | 地区名 | 事 業 の 概 要 |
第3種 |
厚岸漁港 | 湖北地区 |
水深5.0m岸壁(補修)[継続] 水深5.0m泊地(補修)[継続] 道路(改修)[継続] 護岸(補修)[着工完了] |
湖南地区 | 船揚場(改良)[継続] | ||
落石漁港 | 落石地区 | 水深6.0m岸壁(改良)[着工] 北防波堤[着工] |
|
浜松地区 | 北防波堤[完了] | ||
第4種 |
温根元漁港 | 北防波堤[完了] 波除堤[着工] 水深2.5m物揚場[着工] |
|
羅臼漁港 | 水深3.5m岸壁[継続] 用地[継続] |
||
歯舞漁港 | 東内防波堤[着工](調査のみ) |
位置・気候
管内は、北海道の最東端に位置し、南部は太平洋に、北部は千島火山帯に属する阿寒・知床連峰が連なり、西部は白糠丘陵に囲まれ、東部はオホーツク海に面した台地や丘陵が広く開けた地域です。また、自然の宝庫として阿寒・知床の両国立公園を始め、広大な釧路湿原国立公園を擁していることでも知られています。
釧路市など沿岸部では、春から夏にかけて海流や気圧の影響により海霧が発生し、冷涼多湿な日が多くなります。反面、秋から冬にかけては、大陸性高気圧の影響により晴天の日が続きます。日照時間が多くなり、降水量も少なく乾燥した日が多くなります。
釧路市など沿岸部では、春から夏にかけて海流や気圧の影響により海霧が発生し、冷涼多湿な日が多くなります。反面、秋から冬にかけては、大陸性高気圧の影響により晴天の日が続きます。日照時間が多くなり、降水量も少なく乾燥した日が多くなります。
面積・人口
管内は2市12町1村からなり、その面積は釧路支庁管内5,997キロメートル2、根室支庁管内3,598キロメートル2(歯舞諸島を含む)合わせて9,595キロメートル2で、全道面積83,453キロメートル2の11.5%を占めています。平成14年1月末現在の人口は36万6千人(釧路支庁管内27万8千人、根室支庁管内8万8千人)で、全道人口571万人の6.4%を占めています。また人口密度は、市部307人/キロメートル2、郡部15人/キロメートル2となっています。
市町村名 |
面積(キロメートル2) | 人口(人) | 市町村名の由来 | 市町村の概況 | |
釧 路 支 庁 管 内 |
釧路市 |
221.70 | 192,249 |
「クッチャロ」(のどの意)から転か
|
道東の社会、経済、文化の中心都市。日本一の広さの釧路湿原を背後に擁し、観光都市としての飛躍もめざましい。平成5年6月にはラムサール条約締約国会議を開催し、国際都市化への推進を図っている。
|
釧路町 | 252.56 |
22,884 |
大正9年釧路町(現釧路市)から分村。昭和55年町制施行
|
釧路市のベットタウンとして、管内で唯一人口が増え続けている。湿原内を流れる釧路川の蛇行が望める細岡大観望もあり、観光拠点として有名。さお前昆布で知られる昆布産地。また、近年北限大根の釧路町ブランド化の確立を目指している。
|
|
厚岸町 |
734.82 | 12,541 |
「アッケシ」(かきのあるところの意)から転か
|
牡蠣を中心とした漁業の町。“とる漁業”から“育てる漁業”への転換を進め、安定した漁業経営を目指している。食文化の向上に向けた基地として、味覚ターミナル「コンキリエ」が建設され、観光面での一翼を担っている。
|
|
浜中町 | 427.63 | 7,577 |
「オタノシケ」(浜辺の中央の意)を意訳したもの
|
漁業の酪農が中心の町。平成5年6月に霧多布湿原がラムサール条約登録湿原となる。平成5年5月にオープンした霧多布湿原センターは、湿原や自然の情報提供と地域交流の場として、多くの人が訪れる。
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|
標茶町 |
1,099.56 | 9,545 |
「シベチャ」(大きな川のほとりの意)から転か
|
酪農が中心の町。釧路湿原国立公園の45%をしめる。町営多和育成牧場は2,200haの広さを誇り、牧場内の360度地平線が見えるスケールの大きな“多和平”の牧歌的な風景は、観光名所の一つである。
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弟子屈町 | 774.70 | 9,421 |
「テシカガ」(岩盤の上の意)から転か
|
阿寒国立公園の56%を占め、全国でも有数の景勝地。摩周湖、屈斜路湖や硫黄山、さらに、川湯温泉、摩周温泉などの名湯を有し、一年中、観光客でにぎわう観光中心の町。
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阿寒町 |
739.37 | 6,685 |
「ラカンペツ」(ウグイの産卵する川の意)から転か
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観光と酪農が中心の町。町の総面積の84%を森林が占めている。阿寒国立公園を有し、マリモの生息する阿寒湖が有名。平成8年4月には阿寒国際ツルセンターがオープン。タンチョウを真近に見られる。
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鶴居村 | 572.00 | 2,663 |
タンチョウの生息地にちなんで名付けられたもの
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酪農が中心の町。村名のとおりにタンチョウが多く生息し、その保護に努めている。
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白糠町 | 773.67 | 11,638 |
「シラライカ」(潮の溢れるところの意)から転か
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漁業と酪農が中心の町。地場産業品を高次加工し販売する、道の駅「しらぬか恋問」があり、観光の拠点として注目されている。郷土芸能「白糠駒踊り」が有名。
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音別町 | 401.40 | 2,985 |
「オンペツ」(河口がふさがるところの意)からでたもの
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町の総面積の84%を森林が占めている酪農と林業が中心の町。山菜、特にフキの加工品が有名。
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計 | 5,997.41 | 278,188 |
.
|
.
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根 室 支 庁 管 内 |
根室市 | 512.68 | 33,492 |
「ニムオロ」(樹木が繁茂するところの意)から転か
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古くから北方海域の水産基地として有名。近年、ビザなし渡航が活発化する中、北方領土への拠点都市を目指す。ロシアからのカニの輸入などが盛んである。日本一日の出が早い納沙布岬をはじめ野鳥の宝庫の春国岱などと、花咲ガニが有名。
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別海町 | 1,320.17 | 17,061 |
「ペツ・カイエ」(折れ曲がった川の意)から転か
|
日本第2位の面積を誇り、酪農と漁業が中心の町。機械化農業の始まりとして「新酪農村」の建設により、大型酪農地帯を形成し酪農生産日本一を誇る。各種乳製品のほか北海シマエビが有名。野付半島の「トドワラ」を訪れる人も多い。
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中標津町 | 684.98 | 23,704 |
昭和21年標津町から分村。昭和25年町制施行
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酪農が中心の町だが、根室内陸部の消費中核都市でもある。中標津空港のジェット化とともに「知床国立公園」「野付・風蓮湖道立自然公園」観光の表玄関として知られる。養老牛温泉、開陽台、ムツゴロウ王国などが有名。
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標津町 | 624.46 | 6,397 |
「シ・ベツ」(大きな川の意)から転か
|
サケの漁獲高日本一を誇る漁業と酪農が中心の町。平成3年9月にオープンした「標津サーモンパーク」を中心にサケにこだわる町づくりが進められ、管内の新たな観光拠点として注目されている。
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羅臼町 | 397.84 | 6,913 |
「ラウシ」(獣の骨のある所の意)から転か
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沿岸漁業資源を背景とした漁業と世界に誇れる秘境「知床」を有する観光の町。知床連峰、知床峠から望む国後島などの景勝地に恵まれる。温泉が豊富な地域でもある。近年「海洋深層水」を利用した産業の育成に着手している。
|
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計 | 3,597.63 | 87,567 | . |
.
|
|
合 計
|
9,595.04 | 365,755 | . |
.
|
農業
管内の農業は、夏季の気候が冷涼湿潤であることや、低湿地、火山性土に覆われた土地条件等から乳牛等を主体とした酪農経営を中心に発展してきており、平成13年の耕地面積20万3千haの98%に当たる19万9千haが牧草地で占められています。
平成12年の乳牛の飼養状況をみると、飼養戸数3,020戸、飼養頭数29万3千頭で、一戸当たりの平均飼養頭数は97頭で、全道平均の83頭を大幅に上回っており、また平成12年度の生乳生産量も125万3千tで、全道牛乳生産量365万tの34.3%を占めている、全道有数の大規模酪農専業地帯を形成しています。
平成12年の乳牛の飼養状況をみると、飼養戸数3,020戸、飼養頭数29万3千頭で、一戸当たりの平均飼養頭数は97頭で、全道平均の83頭を大幅に上回っており、また平成12年度の生乳生産量も125万3千tで、全道牛乳生産量365万tの34.3%を占めている、全道有数の大規模酪農専業地帯を形成しています。
林業
管内の森林は、阿寒山系の白糠、阿寒及び弟子屈地域を中心に分布しており、森林面積は55万9千haで、全道の森林面積558万1千haの10.0%を占めています。
樹種は、主としてトドマツ、エゾマツ、カラマツ等の針葉樹と、ナラ、カンバ、シナノキ等の広葉樹から形成されています。 また、これを所有別にみると、国有林29万1千haの52.1%が最も多く、次いで私有林19万3千haの34.5%、公有林7万5千haの13.4%となり、森林総蓄積6,094万m3は全道の9.7%を占めています。
樹種は、主としてトドマツ、エゾマツ、カラマツ等の針葉樹と、ナラ、カンバ、シナノキ等の広葉樹から形成されています。 また、これを所有別にみると、国有林29万1千haの52.1%が最も多く、次いで私有林19万3千haの34.5%、公有林7万5千haの13.4%となり、森林総蓄積6,094万m3は全道の9.7%を占めています。
水産業
管内の水産業は、北洋漁場に近い上、暖流と寒流が交わる好漁場が沖合いにあるため、釧路港、根室港を中心に全国的にも有数の水産物供給基地として重要な役割を果たしています。主要魚種は、たら、さけ、さんま等の回遊性の多獲魚が多く、また、沿岸漁業では「とる漁業から育てる漁業」への転換を目指し、栽培漁業の振興が進められてきています。
平成11年の管内漁獲量は44万2千tであり、全道の漁獲量156万5千tの28.2%を占めています。
平成11年の管内漁獲量は44万2千tであり、全道の漁獲量156万5千tの28.2%を占めています。
商工業
管内の工業は、水産、畜産資源を背景にした食料品製造業が中心で、パルプ・紙製造業も盛んです。
工業の平成11年の事業所数は、751で全道9,018の8.3%、製造品出荷額は6,031億2千万円で全道5兆7,136億9千1百万円の10.2%を占めています。
また、商業の平成11年の事業所数は5,176で全道71,980の7.2%、年間販売額1兆2,076億8百万円で全道22兆3,000億1百万円の5.4%を占めています。
工業の平成11年の事業所数は、751で全道9,018の8.3%、製造品出荷額は6,031億2千万円で全道5兆7,136億9千1百万円の10.2%を占めています。
また、商業の平成11年の事業所数は5,176で全道71,980の7.2%、年間販売額1兆2,076億8百万円で全道22兆3,000億1百万円の5.4%を占めています。
観光
管内は、阿寒、知床、釧路湿原の三つの国立公園と野付・風蓮、厚岸、斜里岳の三つの道立自然公園を有するなど、風光明媚で自然豊かな観光資源に恵まれています。近年、これらの自然に魅せられたアウトドアライフや釧路湿原を楽しむホーストレッキングなど、これまでの見る観光から体験型観光へと観光産業に対する大きな期待も高まっています。
平成12年度の管内観光客入り込み数は、949万1千人で全道の1億3千664万7千人の6.9%を占めています。
平成12年度の管内観光客入り込み数は、949万1千人で全道の1億3千664万7千人の6.9%を占めています。