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釧路川大洪水

釧路川大洪水

大正9(1920)年8月9日~14日

 釧路川大洪水は、大正9(1920)年8月9日の冠水開始から14日の減水の大きな被害全体を指します。オホーツク海の高気圧と6日に日本海に発生した低気圧の影響から雨が降り止まず、十勝、北見も含めて河川が氾濫し、とりわけ釧路地方の被害が最も大きかったといいます。 釧路市街地では西幣舞(現在の旧釧路川とJR根室本線をはさんだ地域)から別保にかけて、大きな湖のようになったといわれてます。

釧路管内被害状況

        内        訳
  人  身 死者5名、行方不明5名、負傷2名
  家  屋 流失39戸、全壊18戸、半壊5戸
  床上浸水 釧路区内1206戸、管内231戸、合計1437戸
  床下浸水 合計701戸
  橋  梁 流失22ヶ所、破損16ヶ所
  堤防決壊 延長5352間
  堤防破損 延長338間
  道路埋没流失 19ヶ所 延長3009間
  道路埋没破損 23ヶ所 延長2551間
  鉄  橋 大楽毛鉄橋落橋
*1間=約1.8m

釧路市街地の冠水

○西幣舞地区(釧路川右岸)
8月8日 
午後10時ごろ消防が全市に危険警鐘を打つ。

8月9日 
夕刻北大通西側は幣舞橋下右岸の消防番屋・公設市場床下1尺が浸水、一方、北大通東側は電灯会社付近から大一木工場に至る一円が大湖沼のようになり、ついで八千代館向かい側の住宅一帯が床下浸水をはじめる。

8月10日 
朝6時頃より増水が続き、12時頃最大水位となり、流木を奔流させての濁流となる。かろうじて幣舞橋は落橋を免れたが、北大通西側は公設市場前より、旧停車場付近一帯が冠水。頓化(トンケシ)地区は免れた。北大通左側の冠水範囲は北大通面まで広がった。冠水しなかった頓化(トンケシ)地区は、わずかながら標高があるため免れた。
《頓化(トンケシ)地区》
現在の市街区では浪花町・南浜町から仲浜町にかけてをいう。

○別保・茂尻矢地区(釧路川左岸)
新聞記録には冠水記録は記録されていないが、当時撮影された写真で明らかになっている。
《茂尻矢地区》
現在の市街区では大町(日本銀行釧路支店付近)から材木町にかけてをいう。

お問合せ先

防災課

  • 住所:釧路市幸町10丁目3番地
  • 電話番号:0154-24-7364(代表)
  • ファクシミリ:0154-25-9022

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