水生生物調査
水生生物調査
調査のねらい
「水生生物調査」は、川の水中に生息する生き物の種類や分布状況などを調べることによって、川の自然の豊かさや水質などを知るものです。本格的な調査は、専門技術者が行いますが、一般の方でも簡易的に、半日程度で調査を体験することができます。
釧路川では、昭和59(1984)年度から、流域(釧路市・標茶町・弟子屈町)の小・中学生が、毎年夏休みの初めに水生生物調査を実施しています。子どもたちが自ら調査することで、身近な川の様子を知ることができ、河川愛護の重要性を実感することができます。
釧路川では、昭和59(1984)年度から、流域(釧路市・標茶町・弟子屈町)の小・中学生が、毎年夏休みの初めに水生生物調査を実施しています。子どもたちが自ら調査することで、身近な川の様子を知ることができ、河川愛護の重要性を実感することができます。
調べる内容
調査では、まず、川幅や川底の状態、流れの速さ、水の濁り・臭いなど、川そのものの状況を調べます。
次に、川から水のサンプルを採って、「溶存酸素(DO)」、「アンモニウム態窒素」などを簡易測定し、川の水の「クリーン度」をチェックします。そして仕上げに、川の中の生き物(魚類・昆虫・貝類・水生植物など)を採取し、その生息状態を調べます。
次に、川から水のサンプルを採って、「溶存酸素(DO)」、「アンモニウム態窒素」などを簡易測定し、川の水の「クリーン度」をチェックします。そして仕上げに、川の中の生き物(魚類・昆虫・貝類・水生植物など)を採取し、その生息状態を調べます。
調査のようす
石の間から、サカナや昆虫や貝が飛び出して、みんな歓声を上げます。
川に近づいた経験が少ない子供たちは、初めのうちはちょっと緊張気味です。しかし、川底の石をひっくり返し、いろんな昆虫や貝類などを見つけた瞬間、みんなの目は輝き、歓声が上がります。女の子たちも、さわったことのない虫がいっぱいいる中で、恐る恐る手を伸ばしますが、しだいに「生き物探し」に熱中していきます。複雑な道具や計算も不要です。
さまざまな川の生き物たちと直接ふれあうことは、川に親しむ上で、何よりときっかけとなります。
川に近づいた経験が少ない子供たちは、初めのうちはちょっと緊張気味です。しかし、川底の石をひっくり返し、いろんな昆虫や貝類などを見つけた瞬間、みんなの目は輝き、歓声が上がります。女の子たちも、さわったことのない虫がいっぱいいる中で、恐る恐る手を伸ばしますが、しだいに「生き物探し」に熱中していきます。複雑な道具や計算も不要です。
さまざまな川の生き物たちと直接ふれあうことは、川に親しむ上で、何よりときっかけとなります。
水の汚れは大丈夫かな?
時間がたつにつれて、真剣な表情に変わります。
やがて、水生生物による水質の判定がまとまります。「流れの違うところでは、採れる生物が違うことがわかった」、「去年より生物数は少なかったけど、水質は変わっていなかったのがうれしい」、「ごみも少なかったし、水もきれいだった」など、子供たちの鋭い観察力が目を覚まします。
時間がたつにつれて、真剣な表情に変わります。
やがて、水生生物による水質の判定がまとまります。「流れの違うところでは、採れる生物が違うことがわかった」、「去年より生物数は少なかったけど、水質は変わっていなかったのがうれしい」、「ごみも少なかったし、水もきれいだった」など、子供たちの鋭い観察力が目を覚まします。