北海道の歴史と魅力を学ぶ-NP0法人ほっかいどう学推進フォーラム

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ほっかいどう学の可能性を話し合ったフォーラム

地域を知ることで愛着が深まる

自分たちが暮らすまち、そして北海道を、活気とにぎわいがあふれる地域にしたい、と思って活動されている方は道内各地に多数います。まちおこしや地域づくりに取り組む際、大切なことはいくつかありますが、その一つは、活動の舞台となる地域を知ることです。魅力や強みは何か。文化や産業はどのような歩みを経て、現在に至っているのか。地域をより幅広く知ることで、地域への愛着が増し、より良い地域にしようという思いが未来につながります。

北海道を知り、北海道への愛着をより強く持ち、北海道を元気にしよう、ということを目的に、令和元年5月、ある団体が発足しました。「ほっかいどう学推進フォーラム」です。8月にはNPO法人の認定を受け、これまでに全道各地でシンポジウムやインフラツアーなどを実施してきました。

教育関係者らと多様な「協働」を実践

発足間もないフォーラムですが、「ほっかいどう学」については平成28年に閣議決定された第8期北海道総合開発計画に普及啓発が明記されています。計画に「教育」に関する取組が盛り込まれたのは初めて。北海道の地域特性を理解することで、北海道の役割を再認識し「世界の北海道」に向けた取組を進める人材の育成などの実現を目指しています。

フォーラムは「ほっかいどう学」を子どもから大人まで広く浸透させ、多様な協働により、北海道全体の魅力を高め、活気を生み出すプラットフォームとなることを狙いとしています。フォーラムの大きな特徴は、シンポジウムなどの場で、教育現場の先生たちが多数参加し、発言していることです。まさに「多様な協働」が実践されています。

子供たちに広がる「ほっかいどう学」

「ほっかいどう学」の普及啓発のためには、学校教育現場での取組がとても重要です。理事長の新保元康さんは、平成31年3月まで札幌市立屯田小学校の校長を務めていました。新保理事長の幅広い人脈と魅力が多くの先生たちを引きつけ、「ほっかいどう学」の授業が広がりつつあります。

子供たちが北海道の歴史と文化を学ぶことで「北海道愛」をはぐくみ、次代の北海道を担う人材が育っていきます。「ほっかいどう学推進フォーラム」の活動にぜひ注目してください。フォーラムのホームページやFacebookには、これまでの活動の様子などが掲載されています。「ほっかいどう学」で検索して、こちらもぜひ訪れてみてください。

理事長の写真
「北海道愛」あふれる新保理事長
ほっかいどう学新聞の画像
活動を分かりやすく伝える「ほっかいどう学新聞」