北海道開発局開局70年の取組をご紹介します!~北海道開発のあゆみと画像・動画からあふれる北海道の魅力~
北海道開発局(開発局)は、令和3年7月に開局70年を迎えました。
本号では、開発局が開局70年を迎える節目に合わせて、これまでの北海道総合開発のあゆみを、より多くの国民・道民の皆様に分かりやすくお伝えし、理解を深めていただくことを目的として実施した各種取組にフォーカスを当てて、ご紹介させていただきます。
ページ内目次
北海道開発局のなりたち、ご存知ですか?

開発局は、今から約70年前の昭和26年7月に設置されましたが、設置当時の北海道の様子ですとか、設置以降の取組について、詳細を知らない方も多いのではないでしょうか。
70年前頃の北海道の社会インフラの状況を見ますと、未整備の道路、港や農地、氾濫を繰り返す河川など、決して暮らしやすいと言えるものではありませんでした。
このような状況の中、昭和25年に北海道開発法が施行され、旧北海道開発庁の基で「北海道でなければ解決し得ない」国の課題(当時で言えば戦後の経済復興、終戦に伴う復員や引揚げによる人口の急増など)の解決を計画的に進めていくため、「北海道総合開発計画」という長期計画の策定作業がスタートし、翌年の昭和26年7月には、北海道内の国の公共事業を一元的に実施する現地機関として開発局が設置されました。

「北海道総合開発のあゆみ 特設ホームページ」を公開中です‼
明治から大正にかけての開局前の時代を含めて、北海道開発の歴史の中には、様々なエピソードがあります。これらのエピソードや未来に向けての取組を、分かりやすくお伝えするために、昨年7月から、「北海道総合開発のあゆみ 特設ホームページ」を開設しており、これまで多数の方々にアクセスいただいておりますが、本記事をお読みいただいている皆様にも内容を簡単に紹介させていただきます。
開拓時代からの北海道開発の歴史や、最新の取組の中から、50ほどのエピソードをピックアップして、物語としても分かりやすいように紹介しています。
この後にご紹介する「北海道開発局70年史」は詳細で専門的な史料として編集している一方、ボリュームも多く専門用語も多いことなどから、読みづらいと感じる方もいらっしゃると思います。そこで、エピソード形式にした上、より読みやすい内容となるよう編集したもので、学生の方々にも読んでいただきたい内容が満載です。皆様も「そうだったのか」と新たな発見をされること間違いなしです!!
-
==== コラムを見れば、あなたもプチ雑学王?! ====
-
========== 電子書籍(イメージ) =========

北海道開発局が70年にわたり実施してきた施策・事業について、その時代背景も交え、史実として詳細かつ専門的に紹介しています。
北海道の人口は、明治のはじめには5万人であった人口が500万人を超え、経済規模は欧州の一国に匹敵し、食料の供給や観光・保養の主要な拠点として、我が国全体の安定と発展に大きく寄与する地域となっています。
このような北海道の目覚ましい発展は、北海道で暮らし、学び、働いてきた方々、そして、道内外を問わず北海道開発に関わってこられた方々の知恵・努力・支えなくしてはあり得ません。

本パネル展の来場者の方から、「期間終了後にもまた見たい」との要望などを多数いただき、年度途中に追加で公開させていただいたページです。
より多くの皆様に、事業の成果を感じ取っていただきたいです。
「北海道開発のあゆみ パネル展」を開催しました‼
令和3年10月、札幌地下歩行空間(チ・カ・ホ)にて、事業の成果が視覚的に伝わるようビフォー・アフターの写真を並べて展示する「北海道開発のあゆみ パネル展」を開催しました。
企画運営スタッフのメンバーは、今回のような規模のパネル展の開催経験は皆無でしたので、皆様に来場いただけるか、興味をお持ちいただけるか、正直ドキドキしながら本番を迎えたのですが、開催期間中(6日間)には、約7千人もの方々に来場いただき、また、多数の方にお声掛けいただくなど、盛況のうちに終えることができました。
来場者の方々からお声掛けいただいた内容を、ほんの少しご紹介させていただきます。
「懐かしい写真もあり、とても良い。毎日見に来たい。」
「車だと気付かないが、日勝峠は凄い場所で工事し、今の道路があると分かった。」
「石北峠は実家に帰るときに毎回通っている。今のような整備状況は本当に助かる。」
このようなコメントを頂けたのは、ビフォー・アフターの写真を並べて展示したからこそと感じています。皆さんが普段から利用している道路がいつ頃に整備されたのか、整備前の様子など、ご存知でしょうか?意外と知りませんよね…。
まさに「故(ふる)きを温(たず)ねて新(あたら)しきを知(し)る」。私どもスタッフ自身も、このパネル展の開催を通じて、北海道開発のあゆみを振り返り、事業の成果を見つめ直す良い機会となりました。
このパネル展の際にご紹介させていただいた写真については、前述の特設ホームページに掲載しています。開発局による事業成果のごく一部の紹介ではありますが、事業前後の写真を見比べていただきますと、その変貌ぶりに驚くものもあると思いますよ!
「撮ってもいいね!北海道 動画コンテスト」入選作品をご紹介‼


コロナ禍ということもあり、当初はどの程度応募いただけるか不安もありましたが、日本全国、小学生からご年配の方までたくさんの方々にご応募をいただき、応募総数は、私たちの予想をはるかに超える531作品となりました。
2月には、入選作品の選定に向けて厳正な審査が行われましたが、本当に素敵な動画ばかりで、審査員の皆さんも悩みに悩み抜き、最終的に入選した厳選作品を開発局ホームページに掲載していますので、是非ご覧になっていただき、北海道の魅力・インフラの力を共感していただきたいです。

おわりに
開発局は、引き続き、地域の皆様と共に活力ある地域づくりに取り組んでいきますので、これからもご協力をよろしくお願いします。
最新の事業に関する情報、防災情報などはホームページのほか、Twitterでも随時配信していますので、こちらの方もよろしくお願いします!