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~稚内管内~

WEB広報誌 かいはつグラフ2015.09

  • 第2章 稚内管内
留萌管内から輸送されたホタテ稚貝の放流
留萌管内から輸送されたホタテ稚貝の放流
稚貝放流
 稚内管内では、国道の整備によって鮮度が保たれたまま傷むことなく輸送された、留萌管内産のホタテ稚貝を、前面のオホーツク海沖で放流し、4~5年後に成貝として水揚げをしています。
                               ホタテ稚貝を沖へ放流する作業
稚内管内で水揚げされるホタテ
稚内管内で水揚げされるホタテ
稚内生産高
 稚内管内では、恵まれた立地条件から水産業が管内の基幹産業となっております。中でも、ホタテが大部分を占めており、オホーツク海沖に放流されたホタテ稚貝が成貝へと成長した4~5年後に、底曳き網漁業等で水揚げを行っております。
漁船から陸揚げされたホタテ
漁船から陸揚げされたホタテ
 漁船から陸揚げされたホタテの一部は、トラックで加工場へ運ばれ、冷凍ホタテや乾燥ホタテへと加工されます。
 冷凍ホタテ(玉冷)に関しては、EUの厳しい基準、安全で衛生的な食品を製造するための管理方法【HACCP】を満たしたものが、オランダやベルギー等のEUへ輸出されております。
 また、乾燥ホタテに関しては、主に中国へ輸出されております。
  • 東浦
  • ホタテ
    漁船から陸揚げされているホタテ成貝             ホタテ成貝  
加工
【HACCP】
 
 HACCPは1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品の衛生管理の方式です。
 原材料の受入から最終製品までの各工程毎に、微生物による汚染や異物混入による危害を予測した上で、危害防止に繋がる特に重要な工程を連続的・継続的に監視し、記録することにより、製品の安全性を確保する衛生管理手法です。
 EUへ水産食品を輸出する際には、HACCPの認証取得が必要となります。
HACCPの衛生基準に対応している加工場で加工
されるEUへの輸出向けホタテ(玉冷)

世界へ羽ばたく稚内管内のホタテ
世界へ羽ばたく稚内管内のホタテ
 稚内管内で陸揚げされたホタテ成貝や、加工場で加工されたホタテは、北海道開発局で整備しました国道を通じて、新千歳空港や苫小牧港へ輸送され、国内へ出荷及び国外へ輸出されていきます。
 稚内管内のホタテは、世界へ羽ばたくホタテへと成長しております。

稚内管内の漁港~東浦漁港~
稚内管内の漁港~東浦漁港~
 北海道の宗谷北部宗谷岬の東側に位置し、昭和38年に第4種漁港に指定されている漁港です。オホーツク海北部海域のホタテ底曳き漁業等の生産・流通の拠点となっている漁港であり、宗谷海峡で操業、航行する漁船の避難拠点漁港でもあり、重要な役割を担っております。
 ホタテの生産拡大体制を確立するため、稚貝の放流量を増加させるとともに、漁船の大型化を図っているところですが、岸壁の水深不足により、利用できる漁船の大きさが制限されております。
 このため、北海道開発局では、ホタテ陸揚げの効率化を図るため岸壁の整備や、異物混入・直射日光・雨水による鮮度低下の防止を図るために衛生管理施設の整備をすすめているところです。

東浦漁協
 ※今後、岸壁や衛生管理施設の整備が予定されている『東浦漁港』です。
 整備後は、ホタテの漁獲機会の増大や衛生管理が向上による、生産拡大及び付加価値化が期待されております。
【最後に】
【最後に】
 日本海側の留萌管内で生産された高品質なホタテ稚貝が、鮮度を保たれながら稚内管内へ出荷されます。そして、稚内管内のオホーツク海へ放流され、4~5年後に成貝として水揚げされます。その後、活成貝として全国へ出荷されたり、加工品として海外へ輸出されたりしております。
 高品質なホタテ稚貝が安定的に出荷されることで、二次生産地においても生存率が高く、出荷先における生産量の増大につながります。
 二次生産地である稚内管内は、全国でも有数のホタテの水揚げ量を誇っております。
 その背景には、管内漁港の整備はもちろんの事ですが、留萌管内から出荷されるホタテ稚貝の品質も大いに関わってきます。
 高品質なホタテは、留萌管内及び稚内管内一体となって、生産されております。

お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

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