WEB広報誌 かいはつグラフ2014.9 直轄特定漁港漁場整備事業 羅臼地区
直轄特定漁港漁場整備事業 羅臼地区 防災減災対策で、災害に強い漁業地域づくりへ
道内有数の流通拠点漁港 羅臼漁港
羅臼漁港は、知床半島の東に位置し、羅臼岳や知床連山、羅臼湖など、世界遺産にも認定された美しい自然に囲まれた場所にあります。
この地区では、サケの定置網漁業やスケトウ刺網業業が盛んなほか、日本有数のスルメイカの水揚量を誇り、10月以後は、全国からイカ釣り漁船が集結して壮観な出港風景を見ることができます。
羅臼漁港周辺の状況
羅臼漁港は、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域に位置するほか、周辺には羅臼岳などの活火山もあり、大規模災害が発生する恐れのある立地となっています。
しかし、漁港への陸路によるアクセスは、国道334号、335号などに限られており、冬期には、知床横断道路が閉鎖されるなど、大規模災害が発生した際に孤立の危険性が高い地域です。
しかし、漁港への陸路によるアクセスは、国道334号、335号などに限られており、冬期には、知床横断道路が閉鎖されるなど、大規模災害が発生した際に孤立の危険性が高い地域です。
災害に強い漁業地域づくりへ
大規模地震等の災害が発生した場合でも、早期の漁業活動再開や流通拠点としての機能の維持を図り、また、陸路が遮断された際の海路からの緊急物資輸送拠点となるため、現在、羅臼漁港の防災・減災対策を進めています。
羅臼町の地域防災計画と連携しながら、耐震強化岸壁や緊急物資輸送船の接岸が可能な耐震強化ふ頭の整備などを行い、災害に強い漁業地域づくりに貢献します。
羅臼町の地域防災計画と連携しながら、耐震強化岸壁や緊急物資輸送船の接岸が可能な耐震強化ふ頭の整備などを行い、災害に強い漁業地域づくりに貢献します。