枝幸港 (えさしこう)
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枝幸港 (えさしこう)
同じ読みの江差港があります。
港格
地方港湾
港湾管理者
枝幸港の概要
枝幸港は、オホーツク海北部に位置する地方港湾である。枝幸港の歴史は、江戸時代の貞亭年間(1684~1686)松前藩が直領の鮭漁場を開いたことによって始まり、以来、明治中期には1,400隻を超える漁船が集積した一大水産基地として発展をみた。しかし、漁場開設後しばらくの間は平磯にわずかに被覆されていた水面を港として利用していたため、海難事故が頻発したことから、第2期北海道拓殖計画により本格的な築港工事に着手した。以来、オホーツク海を漁場とする水産拠点や背後地域への物資の輸送拠点などとして重要な役割を担ってきた。
近年はホタテ、カニ、サケを主力とする水産拠点、及び海洋レジャー基地として利用されており、これらに対応した機能の充実化を目指した施設整備を展開している。また、平成29年5月には農水産物輸出促進計画が認定され、連携水揚港湾として屋根付き岸壁の整備を進めている。
近年はホタテ、カニ、サケを主力とする水産拠点、及び海洋レジャー基地として利用されており、これらに対応した機能の充実化を目指した施設整備を展開している。また、平成29年5月には農水産物輸出促進計画が認定され、連携水揚港湾として屋根付き岸壁の整備を進めている。
枝幸港の沿革
- 貞亨年間 宗谷場所の一部である松前藩直領の場所として開発
- 昭和8年 第2期北海道拓殖計画に基づき、東船入潤の工事に着手
- 昭和28年 枝幸町が港湾管理者となる 港湾区域設定
- 昭和29年 地方港湾の指定(8月25日)
- 昭和31年 公有水面埋立法による乙号港湾の指定
- 昭和39年 港湾隣接地域指定
- 昭和47年 臨港地域指定
- 平成15年 新港本港地区小型船溜り供用
- 平成24年 枝幸町水産物保持・加工処理施設完成
- 平成29年 農水産物輸出促進計画の認定
- 令和4年 本港地区屋根付き岸壁暫定供用開始(6月)
取扱貨物量
(単位:千トン)
区分 |
令和2年
取扱貨物量
|
令和3年 |
R3/R2対
前年比
|
||
取扱貨物量 | 主要品種名 | ||||
内貨 | 移出 | 32 | 32 | 重油、石油製品、水産品 | 1.00 |
移入 | 49 | 45 | 水産品 | 0.92 | |
計 | 81 | 77 | 0.95 | ||
合計 | 81 | 77 | 0.95 |
北海道開発局港湾計画課調べ