無電柱化の目的
無電柱化の目的
無電柱化は「防災」、「安全・円滑な交通確保」、「景観形成・観光振興」の観点から推進しています。 北海道においても、近年、激甚化・多様化する地震や台風などの大規模災害への備え、全国平均を上回る速さでの高齢化、世界水準の観光地形成のため、無電柱化の推進が必要な地域であるといえます。
(1)防災
地震や台風などの災害時に、電柱が倒れたり、電線が垂れ下がったりするといった危険がなくなります。
また、倒れた電柱に道をふさがれることがないため、災害時の緊急車両の通行もスムーズになります。
また、倒れた電柱に道をふさがれることがないため、災害時の緊急車両の通行もスムーズになります。
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突風・飛来物による電柱の倒壊(R3.10 東川町 町道)
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北海道胆振東部地震による電柱の倒壊(H30.9 厚真町 町道)
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暴風雪による電柱の倒壊(H27.12 大樹町 国道336号)
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台風による電柱の倒壊(H30.9 札幌市 国道275号)
(2)安全・円滑な交通確保
電柱をなくすことで、狭い歩道の幅を拡げることにより、通行空間の快適性・安全性の確保のほか、冬期の除雪を機械で行えるため、作業効率が改善します。
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通行の障害(札幌市 国道12号)
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電柱により歩道が狭い箇所は人力で除雪するため作業効率が低下(苫小牧市 国道36号)
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※国土交通省HPより 自転車と自動車が接触する危険性(富山県富山市)
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※国土交通省HPより 通学路の障害になっている電柱(愛知県稲沢市)
(3)景観形成・観光振興
景観の阻害要因となる電柱・電線をなくすことで、美しい景色を取り戻します。
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羊蹄山の眺望(倶知安町 国道5号)
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日本風景街道(シーニックバイウェイ)の眺望(芽室町 国道38号)
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羊蹄山の眺望 整備前(倶知安町八幡ビューポイント 国道276号)
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羊蹄山の眺望 整備後(倶知安町八幡ビューポイント 国道276号)