亀田拡幅事業の供用にむけたカウントダウン
ページ内目次
平成15年度~17年度の北海道における取組成果例
路上工事を縮減する 亀田拡幅事業の供用にむけたカウントダウン

1.現況と課題、分析等(PLAN)
一般国道5号亀田拡幅事業は、函館都市圏の交通混雑の緩和や沿道環境を改善し、安全・円滑な交通の確保を目的とした4車線拡幅事業です。 事業着手から段階的に整備を進め、部分供用時には渋滞ポイントも緩和されるなど、着実に円滑な交通に貢献してきています。しかし、工事期間中においては、路肩掘削による幅員減少等の影響もあり、依然として渋滞を招いてしまうため、道路利用者から問い合わせが寄せられていました。
-
-
工事に伴う車線規制(上) 工事中の渋滞状況(下)
-
亀田拡幅区間における問い合わせ内容の内訳(H15~17)
2.対策立案 具体的な対策(DO)
そこで、道路利用者の工事に伴う渋滞のイライラ感の解消を図ることを目的として、平成17年11月、事業区間内の3箇所に供用時期を知らせるカウントダウン看板を設置しました。
-
夜間でも分かるように道路照明の下に設置
-
道路利用者に分かるように車道の直近に設置
3.効果検証(CHECK)
亀田拡幅供用後、道路利用者や沿線住民にカウントダウン看板に関するアンケート調査を行いました。その結果、渋滞のイライラ感を解消するカウントダウン看板に対する取り組みは、多くの道路利用者の方が良い取り組みとの意向を有しており、「終わりが見えるので渋滞していても我慢できた」など好意的意見が寄せられました。一方、カウントダウン看板の認知度に関する問いに関しては、約半数の人が「知らなかった」と回答し、広報手法に課題を残す結果となりました。
-
カウントダウンに関する取り組みの意見
-
カウントダウン看板の認知度
4.得られた知見・次への反映(ACTION)
カウントダウン看板は道路工事に伴う工事渋滞のイライラ感を緩和する上で効果が得られました。今後、広報手法の改善を図ることで、他道路事業への展開を検討していきます。