各種関連機関との連携による地域との協働の仕掛け
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平成15年度~17年度の北海道における取組成果例
コミュニケーション 各種関連機関との連携による地域との協働の仕掛け

- 1.現況と課題、分析等(PLAN)
- 2.対策立案 具体的な対策(DO)1~『シーニックバイウェイプラザin中山峠』オープン
- 2.対策立案 具体的な対策(DO)2~『羊蹄山麓広域景観づくり推進協議会』北海道との共催
- 2.対策立案 具体的な対策(DO)3~『ホワイトステージ・しりべし』北海道、活動団体との連携
- 3.効果検証(CHECK)1~『シーニックバイウェイプラザin中山峠』について8割が満足
- 3.効果検証(CHECK)2~ニセコ羊蹄エリアの半数を超える6団体のメンバーが協議会における景観指針づくりに参画
- 3.効果検証(CHECK)3~効果検証~シーニックバイウェイの認知度が上昇
- 4.得られた知見・次への反映(ACTION)~定期的な意見交換と連携した景観づくりの推進が必要
1.現況と課題、分析等(PLAN)

- 夏季に実施したアンケート結果(H17/7実施)によると『シーニックバイウェイ』の認知度は約3割、さらに『名前だけ知っている』を除くと約1割という状況であることから、利用者が多い箇所においてシーニックバイウェイについて紹介し、活動内容を含めた認知度を上げることが重要です。
- また、これまでのシーニックバイウェイは、勉強会や講演会等の連携したイベントに参加する団体は特定の団体に限られていることから、活動団体、市町村、道との連携と連携して活動の輪を広げ、認知度を上げていくことが重要です。
2.対策立案 具体的な対策(DO)1~『シーニックバイウェイプラザin中山峠』オープン
- 一般国道230号にある道の駅「望羊中山」の隣りに、美しい自然に恵まれた北海道の自然や生物、地域を写真で魅せる「中山峠写真の森美術館」が7月23日(土)にオープンしました。
- 小樽開発建設部では、写真の森美術館内に「シーニックバイウェイプラザin中山峠」を設置し、制度の紹介や各ルートの地域活動・提供しました。
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支笏洞爺ニセコルートの紹介写真
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指定ルートなどを紹介するパネル
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ボランティアスタッフ
2.対策立案 具体的な対策(DO)2~『羊蹄山麓広域景観づくり推進協議会』北海道との共催
- 羊蹄山麓7町村(蘭越町、ニセコ町、真狩村、留寿都村、喜茂別町、京極町、倶知安町)の広域景観の保全及び形成を目的として、羊蹄山麓広域景観づくり推進協議会が設置され、国、北海道、自治体、地域住民が連携し検討が進められ、指針(地元案)が作成しました。
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北大教授小林英嗣氏の基調講演
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景観診断バスツアーの実施
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検討会でのディスカッション
2.対策立案 具体的な対策(DO)3~『ホワイトステージ・しりべし』北海道、活動団体との連携
- 地域自らが魅力を高め、吸引力のある観光空間を目指し、産消協働をキーワードに観光資源の再発見・活用をテーマに『ホワイトステージ・しりべし』が地域の活動団体主催により開催され、北海道開発局、北海道が共催しました。
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白鴎大学教授福岡政行氏の基調講演
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会場の様子 約300名の参加
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パネルディスカッション
3.効果検証(CHECK)1~『シーニックバイウェイプラザin中山峠』について8割が満足
- アンケート結果(H17/7実施)によると「シーニックバイウェイプラザin中山峠」の『満足度』は8割近くあり、利用者のニーズを反映することができました。
- さらに展示されている写真、地域の取り組み、国土交通省の取り組みに対して好意的な意見が多く、今後も企画して欲しいという要望がありました。

- 美しい景観写真を沢山見れて良かった。
- 地域の方々が一生懸命いろいろな取り組みをされているのを知ることが出来てとても良かった。
- 国土交通省でこのような素晴らしい取り組みをやっているのを初めて知った。
- 今後も様々な展示を企画していただければ嬉しい。
3.効果検証(CHECK)2~ニセコ羊蹄エリアの半数を超える6団体のメンバーが協議会における景観指針づくりに参画
- ニセコ羊蹄エリアの半数を超える6団体のメンバーが協議会における景観指針づくりに参画しました。
- その結果策定作業が進み平成18年3月31日に指針が完成しました。
- コーディネーターから、国・道・自治体・活動団体の連携によるニセコ羊蹄エリアにおけるシーニックバイウェイの可能性について評価しました。

【大切に思い、守り・育てたい景観】
- 羊蹄山と周囲の山並の景観
- 清流尻別川の景観
- 山並と樹林を背景にした田園景観
- 自然や気候・風土と調和した市街地景観
3.効果検証(CHECK)3~シーニックバイウェイの認知度が上昇

- 冬季に実施したアンケート結果(H17/12実施)によると『シーニックバイウェイ』の認知度は約4割に上昇しました。
- 特に「知っている」(「名前だけは知っている」を除いた回答者)の割合が約3割まで上昇し、シーニックバイウェイの内容の認知度も上がってきています。
4.得られた知見・次への反映(ACTION)~定期的な意見交換と連携した景観づくりの推進が必要
- 利用者が多い立地特性の優れた地点においてのシーニックバイウェイの紹介、活動団体・関係機関との連携により活動の輪を広げた結果、シーニックバイウェイの認知度が上昇しました。しかし、一方で知らない人も約半数となっています。
- そのため、今年度も多くの人が訪れる地点(小樽市の商業施設)でのイベントを通じてシーニックバウェイの紹介をします。
- また、「行政連絡会議」の定期開催(活動団体も参加できる会とする)するほか、羊蹄山麓広域景観づくり推進協議会と連携した景観づくりを推進します。