観光客ニーズに応じたホームページの改善
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平成15年度~17年度の北海道における取組成果例
コミュニケーション 観光客ニーズに応じたホームページの改善

1.現況と課題、分析等(PLAN)

- 宗谷地域は、北海道で最北部に位置しており、利尻・礼文島をはじめとして年間約250万人の観光入込みが見られ、その大多数は自然風景を楽しむことを目的としています。
- しかし、観光地が広域的に点在していることから、旅行行程の多くを移動時間に費やさざるを得ないにもかかわらず、必ずしも観光客のニーズに合った情報発信が十分ではないことが、観光客の効率的な周遊を妨げている面もあります。
- そこで、平成16年度に、宗谷地域の観光情報、地域情報等の情報発信と交換を行うポータルサイト「さいほくネット」を通じて、道路・気象情報の提供を開始しました。
- 道路・気象情報の評価については、観光客アンケートによって以下のような高い評価もある一方で、情報量・内容の充実や、分かりやすさ等を求める意見も多くありました。
【主な意見】
- これからどういう道のりで行こうか考えている人には距離・時間がわかり、とても役に立つ。
- 距離加算や所要時間が簡単にわかって便利。
- 岬や景色を見たい所の天候が前もって確認できるのが、とてもいい。
2.対策立案 具体的な対策(DO)
- 平成16年7月のホームページ開設から1周年を機に、上記のような観光客ニーズを踏まえ、さいほくネット全体をリニューアルしました。
- 特に冬期交通情報に関する道路情報について、道道の「通行止め」情報も合わせて発信できました。
3.効果検証(CHECK)

- 道路情報内容の充実度については、 「良い」と評価する意見が89% となり、昨年度調査の約2倍と大幅に増加しました。
- 道路・気象情報にある個別の情報に対しても「良い」と評価する意見が大半を占め、さいほくネット全体についても、今後の利用意向が約11%高くなっており、総合的に高評価されています。
- 1日のアクセス数も平成16年後に比べ約1.8倍に上昇しています。
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道路・気象情報ページに対する個別の評価
4.得られた知見・次への反映(ACTION)
- 観光客アンケート調査では高い評価が得られており、今後もよりニーズにあった道路情報の質・量の向上を進めていきます。
- また一方で、さいほくネットがより多くの人々に認知・利用してもらえるよう、効果的なPRの実施にも努めていきます。
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さいほくネットのアクセス数
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さいほくネットの今後の利用意向