渚滑川
渚滑川
渚滑川は、北海道のほぼ中央部にある天塩岳に源を発し、山間部を流下して、滝の上町を貫流し、サクルー川、立牛川等の支川を合わせ、上渚滑において平野部に出ます。その後宇津々川等の支川を合わせて、紋別市渚滑市街部でオホーツク海に注いでいます。
内陸部は寒暖の差が激しく、オホーツク海沿岸は冬になると全面が流氷に覆われます。年間降水量は、道内でもっとも少ない地域です。
河畔には、氷河時代から取り残された種と言われる「ケショウヤナギ」が自生しています。ケショウヤナギは、日本で長野県上高地と十勝川流域、渚滑川のみに自生している貴重な植物です。
流域の発達した河岸段丘と沖積平野は農業に適し、古くはハッカ、ジャガイモ、エンドウの栽培、近年は酪農が盛んです。また、サケ・マスがのぼり、稚魚のふ化・放流も行われており、滝上町には、日本初のキャッチアンドリリース区間(釣った魚を放す区間)が設けられ、注目を集めています。
内陸部は寒暖の差が激しく、オホーツク海沿岸は冬になると全面が流氷に覆われます。年間降水量は、道内でもっとも少ない地域です。
河畔には、氷河時代から取り残された種と言われる「ケショウヤナギ」が自生しています。ケショウヤナギは、日本で長野県上高地と十勝川流域、渚滑川のみに自生している貴重な植物です。
流域の発達した河岸段丘と沖積平野は農業に適し、古くはハッカ、ジャガイモ、エンドウの栽培、近年は酪農が盛んです。また、サケ・マスがのぼり、稚魚のふ化・放流も行われており、滝上町には、日本初のキャッチアンドリリース区間(釣った魚を放す区間)が設けられ、注目を集めています。
名前の由来
山田秀三著「北海道の地名」から引用
ショー・コツ(Sho・kut 滝・凹)。滝の下のくぼみたるを以って名づく。
源流
北見山地の最高峰、天塩岳(標高1,558m)
流域面積
約1,240平方キロメートル
本流の長さ
約84キロメートル
流域内市町村名
<2市町>
網走:紋別市、滝上町
網走:紋別市、滝上町
流域内市町村人口
約2万8千人(平成22年国勢調査)