穴の川遊砂地
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北海道開発局 砂防施設 穴の川遊砂地
1.所在地・・・・・ 札幌市南区石山
2.渓流名・・・・・ 石狩川水系豊平川支川穴の川
3.施設名・・・・・ 穴の川遊砂地
4.施工期間・・・・ 平成9年度
5.主な諸元・・・・ 計画貯砂容量10,000m3
6.PRポイント・・ 本施設は下流に市街地を抱える穴の川の中流域で、発生した土石流を捉え被害を食止める為に設けられたものです。整備の際に『グランドワーク』と言われる手法を用い、行政・住民・企業等が一体となり、ともに考え意見を交換し合いながら、地域の憩いの場となるように施設を整備したものです。バリアフリーも考慮し車椅子で渓流までのアクセスを可能にする為緩勾配のスロープを設けました。下流には同じグランドワークの成果として、流路工沿いにハーブを植栽した『ハーブの小径』も整備されており、地域住民や自然環境に配慮した渓流環境整備を行っています。
7.主な災害・・・・ 昭和56年8月23日災害
8.災害状況・・・・ 前線と台風により石山観測所で連続雨量210㎜(22日)を記録した。土石流や大量の土砂を含む洪水氾濫が多発し、死者1名、負傷1名、全壊4戸、半壊7戸、破損7戸、床上1,271戸、床下8,921戸の被害があった。