十勝川治水100年
十勝川治水100年
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提供:ミツカン水の文化センター
洪水から地域を守り、地域の発展に貢献
十勝川流域では明治時代から入植者による開拓が始まっているが、当時の十勝川は原始河川の様相を呈し、蛇行が激しく、洪水被害を受けやすい地形でした。
大正7年(1918)に「十勝川治水計画」が策定され、大正11年(1922)には未曽有の大洪水に見舞われ、その後に計画を改訂することとなりました。当事業計画は、主に流域の中で最も被害の著しく、かつ開拓の中心地域である「茂岩から西帯広」までの延長56キロメートルにも及ぶ区間に堤防、新水路掘削、護岸工事を実施するものでした。この壮大な計画を遂行するため、大正12年(1923)十勝川治水事務所が開設され、本格的な治水事業が始まりました。
令和5年(2023)は、この治水事業が始まって100周年を迎えます。
この間、度重なる自然の猛威を受けながらも水を治めてきた先人達の努力の積み重ねにより、流域住民の生命や財産が守られ、安全・安心で豊かな生活を私たちは享受しています。
十勝川流域は、いまや我が国における代表的な食糧供給基地として成長を遂げました。これからも、我が国にとって欠かすことのできないこの生産空間の維持・発展に向けた、さらなる飛躍が期待されています。
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提供:ミツカン水の文化センター
【自然の猛威】
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大正11年8月21日~25日 池田市街地の氾濫の様子 (池田から幕別方面を望む)
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昭和37年8月2日~4日 茂岩橋付近の氾濫の様子 (豊頃から対岸を望む)
【治水計画と土地利用の変遷】
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十勝川統内新水路掘削
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湿地から耕作地へ変化(帯広市から豊頃町)
【湿原を切り抜き 水を治め 肥沃な大地へ】
十勝川治水100年記念事業
○十勝川治水100年記念事業 ポスター
○十勝川治水100年記念事業 チラシ
- (令和4年11月21日)
- ○十勝川治水100年記念事業 ロゴ [ロゴ解説] 十勝川治水100年の「100」という数字の中に日高山脈や十勝川が海へ流れ着くイメージと、十勝の基幹産業である農業と漁業を表現したデザインです。ゼロが重なっているのは様々なつながりをイメージしています。
○十勝川治水100年記念事業 実施要領
○記念事業の取組
[広報イベント]
[広報イベント]
- トークリレーの実施
- パネル展の開催
- 写真展示リレーの実施
- 市民による語り部の会の開催
- 出前講座の実施
- 水辺魅力マップの発行
- 十勝川水系の生物に関するリーフレットの発行
- 治水と地域産業の係わりに関する機関誌の発行
- 続十勝川治水史の発刊
- 十勝川インフォメーションセンターの再オープン
- 地域と連携した広報活動の実施
[体験イベント]
[記念イベント]
十勝川の基本情報
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提供:ミツカン水の文化センター
十勝川
※河口換算の基本高水流量=流域面積×比流量(基本高水流量÷基準点の集水面積)
※各水系の比較のため公式発表諸元を元に坂本貴啓さん作成
データ出典:『河川便覧2002』(国際建設技術協会発行の日本河川図の裏面)流域内人口=国土交通省
「一級水系における流域等の面積、総人口数、一般資産額等について(流域)」を参照
(最終閲覧日2013年4月)
【十勝川流域の地図】
国土交通省国土数値情報「河川データ(平成21年)、流域界データ(昭和52年)、
行政区域(令和3年)、鉄道データ(令和3年)、高速道路時系列データ(令和3年)」より編集部で作図
水系番号 :13
都道府県 :北海道
源流 :十勝岳(2077メートル)
河口 :太平洋
本川流路延長 :156キロメートル 17位/109
支川数 :209河川 18位/109
流域面積 :9010平方キロメートル 6位/109
流域耕地面積率 :25.30% 8位/109
流域年平均降水量 :921.6ミリメートル 106位/109
基本高水流量 :毎秒15200立方メートル 13位/109
河口換算の基本高水流量※ :毎秒16685立方メートル 18位/109
流域内人口 :33万7127人 35位/109
流域人口密度 :37人/平方キロメートル 96位/109
(基本高水流量観測地点:茂岩〈河口から21.1キロメートル地点〉)源流 :十勝岳(2077メートル)
河口 :太平洋
本川流路延長 :156キロメートル 17位/109
支川数 :209河川 18位/109
流域面積 :9010平方キロメートル 6位/109
流域耕地面積率 :25.30% 8位/109
流域年平均降水量 :921.6ミリメートル 106位/109
基本高水流量 :毎秒15200立方メートル 13位/109
河口換算の基本高水流量※ :毎秒16685立方メートル 18位/109
流域内人口 :33万7127人 35位/109
流域人口密度 :37人/平方キロメートル 96位/109
※河口換算の基本高水流量=流域面積×比流量(基本高水流量÷基準点の集水面積)
※各水系の比較のため公式発表諸元を元に坂本貴啓さん作成
データ出典:『河川便覧2002』(国際建設技術協会発行の日本河川図の裏面)流域内人口=国土交通省
「一級水系における流域等の面積、総人口数、一般資産額等について(流域)」を参照
(最終閲覧日2013年4月)
【十勝川流域の地図】
国土交通省国土数値情報「河川データ(平成21年)、流域界データ(昭和52年)、
行政区域(令和3年)、鉄道データ(令和3年)、高速道路時系列データ(令和3年)」より編集部で作図