札内川懇談会(第4回)
資料
議事概要
- 第4回札内川懇談会・現地見学の様子の様子
氏名 | 所属等 |
石垣 章 | 十勝川の生態系再生実行委員会 |
石原 由美子 | アトリエゆふ |
鏡 坦 | 河畔林伐採・管理ガイドライン有識者委員 |
関川 三男 | 帯広川伏古地区子どもの水辺協議会 |
高倉 裕一 | 川と河畔林を考える会 |
田代 茂樹 | 十勝ネイチャーセンター |
千嶋 淳 | NPO法人日本野鳥の会 十勝支部 |
千葉 利光 | エールセンター十勝 |
藤田 勝彦 | つながろう札内川水源地域の会 |
眞鍋 憲太郎 | 真鍋庭園苗畑 |
三上 清志 | つながろう札内川水源地域の会 |
柳川 久 | 帯広畜産大学 |
吉原 修 | NPO法人十勝多自然ネット |
横田 龍雄 | 帯広市都市建設部 企画調整監 |
村松 正仁 | 帯広市教育委員会 学校教育部 学校教育指導室長 |
河合 文宏 | 帯広商工会議所 産業振興部 |
岡田 直之 | 幕別町企画室 副主幹 |
羽磨 知成 | 幕別町教育委員会 学校教育課 |
八代 芳雄 | 幕別町商工会 |
高桑 浩 | 中札内村 総務課長 |
大和田 貢一 | 中札内村教育委員会 教育長中札内村教育委員会 教育次長 |
望月 真理 | 中札内村商工会 事務局長 |
児玉 幸博 | 十勝総合振興局 帯広建設管理部 事業室 治水課長 |
武田 淳史 | 帯広開発建設部 治水課長 |
大串 弘哉 | 帯広開発建設部 帯広河川事務所長 |
矢野 隆 | 帯広開発建設部 帯広河川事務所札内川ダム管理支所長 |
【第4回懇談会の流れ】
1.現地見学
・治水の杜づくり(札内築堤)の紹介
・河原の状況確認(札内橋付近右岸)
・札内川ダム見学
・札内川砂防堰堤見学
2.意見交換会(とかち館)
・中間とりまとめ(案)の報告
・札内川(現地見学)の感想、意見
・今後に向けて
【現地見学会】
治水の杜づくりは、平成11 年度から地元小学校などの協力のもと、十勝川や音更川などで実施しています。
身近な場所で川に近づくことができ、魚類が簡単に採れることが実感できました。
札内川ダムは、平成10年から供用を開始した、治水と利水(上水道・かんがい用水・発電)を目的とした多目的ダムです。
砂防施設のはたらきや、魚類の連続性などについて確認しました。
【意見交換会での意見】
・中間とりまとめに関して、とてもよくまとまっている。
・今後、文章化する時に総論が書かれると思うが、どのようなものになるかあらためて確認したい。ま
た、どこの川にも当てはまるものばかりではなく、「札内川じゃなきゃいけない」といったポイントを
もっと入れていただきたい。
・札内川の川づくりについて、民間サイドが河川管理者と連携が取れる窓口があると良い。
・札内橋付近の河原でドジョウ、スナヤツメ、カジカがすぐに獲れる環境に感動。
・今後は、「かわまちづくり」などのツールを使った動きを行いたい。
・「川(自然)との共生」「現状の把握」「利活用につなげる」という流れが通じやすい。
・簡単に川の中の動植物を見ることができた。周辺地域はもちろん、都会や道外の人たちがこういう体
験できることが観光の良いウリになる。
・本日、獲った魚は下流でどこでも獲れる魚であるが、中間とりまとめにあるヤマメ・イワナは上流に棲
む魚であるので、生息していけるように考えていきたい。
・既設魚道(千代田新水路など)の形状では、遡上に対して十分ではない。遡上できないサケも多く見
られるので、今後も議論していきたい。
・シ—ニックバイウェイでのアンケートによると、地元小学生が地元のことをよく知らないという傾向も出
ている。教育の場で、札内川を知るチャンスを提供できるとようにしていきたい。
・ピョウタンの滝の下流に砂防ダムがあることを知らなかった。情報提供も大事であるが、現地を見る
ことが大切である。今後も実経験できるようなことを盛り込んでいきたい。
・札内川の生物目録の整理にあたっては、水辺の国勢調査で網羅できない種についても、文献や専
門家の意見を参考に、更にリストを充実されたい。
・魚の連続性に関しては、現状の施設(堰堤等)設置状況を認識した上で考えていきたい。
・札内川ダムがきれいなので、これを利用しない手はない。下(の公園)から見上げると、川、人工構造
物、公園があり、自然を感じる人工物は絵になると感じた。
・さまざまな分野で詳しい人と一緒に見学ができ、現地に行く度に新しい発見がある。今後も、中での
議論と外での現地確認の両方で進めていくのが良い。
・中間取りまとめ(案)を見て、改めて中札内村が、観光資源や教育資源に恵まれた地域であると認識
した。今後は、札内川の冬景色にも注目したい。
・コウノトリが戻ってきた事例(兵庫県豊岡)で、いかに付加価値を付けるのか、子どもを取り込むかと
いう2 つのポイントが述べられていた。札内川においても清流に付加価値をつけ、その魅力を活かし
ていきたい。
今後の予定について
・自然環境ワークグループ、水辺利活用・地域活性ワークグループは、11月~2月にそれぞれ2回実施する予定。
・第5回札内川懇談会は、平成24年3月に開催する予定。