豊平川砂防施設の紹介
豊平川流域には砂防堰堤、床固工、渓流保全工、遊砂地が配置されています。
砂防堰堤
上流からの土砂を一時的にせき止めたり、土石流などを受け止めて溜めた土砂を少しずつ安全に流します。
ダムが一杯になった後も洪水ごとにあふれた土砂は少しずつ下流に送り出されるため、急激な土砂の流出が抑えられます。
通常時に土砂を流し、洪水時には土石流や流木を食い止めるものを透過型砂防ダムといいます。
ダムが一杯になった後も洪水ごとにあふれた土砂は少しずつ下流に送り出されるため、急激な土砂の流出が抑えられます。
通常時に土砂を流し、洪水時には土石流や流木を食い止めるものを透過型砂防ダムといいます。
床固工
床固工は、急な河床勾配を緩やかにして、侵食作用を軽減し、侵食による新たな土砂の流出を抑えます。
形や作用は、砂防ダムと良く似ていますが、床固工の落差は、5m以下がほとんどです。
形や作用は、砂防ダムと良く似ていますが、床固工の落差は、5m以下がほとんどです。
渓流保全工
土砂や水が安全に流れるようにする工事のことで、流路工ともいいます。
遊砂地
大量の土砂が流れてきた時に途中で一時的に受け止められる場所を作っておきます。それを「遊砂地」といいます。
「遊砂地」は、街よりも上流の建物や田畑などのない場所につくります。川の流路を広くしておいて、流れてきた土砂をそこにあふれさせることで、街の中まで流れこまないようにします。
「遊砂地」は、街よりも上流の建物や田畑などのない場所につくります。川の流路を広くしておいて、流れてきた土砂をそこにあふれさせることで、街の中まで流れこまないようにします。
流木捕捉工
流木が川を流れてくると橋などに引っ掛かり、それが原因で川が氾濫してしまうことがあります。そのため、土砂災害などで発生した流木を捕捉し、下流に水だけを安全に流す施設を「流木捕捉工」といいます。
「流木捕捉工」で流木を捕捉することによって、下流の居住地や農地に被害が及ばないようにします。
「流木捕捉工」で流木を捕捉することによって、下流の居住地や農地に被害が及ばないようにします。