災害に備えて 直轄河川の維持管理 出水時の維持管理
樋門、樋管操作
洪水氾濫から人家・資産を守る
・出水時の操作
・確実な操作のための定期点検
・出水時の操作
・確実な操作のための定期点検
排水機場操作
・排水施設により5,000haの浸水を低減!
石狩川水系には直轄の河川管理施設として排水機場25箇所、救急排水ポンプ9箇所、合計34箇所の排水施設が配備されています。
平成13年9月10日から12日にかけて洪水ではこれら排水施設のうち31箇所の施設が稼動し、総量で2,800万m3の水を排水し、浸水面積を約5,000ha低減させたと測定されています。
石狩川水系には直轄の河川管理施設として排水機場25箇所、救急排水ポンプ9箇所、合計34箇所の排水施設が配備されています。
平成13年9月10日から12日にかけて洪水ではこれら排水施設のうち31箇所の施設が稼動し、総量で2,800万m3の水を排水し、浸水面積を約5,000ha低減させたと測定されています。
石狩川下流全域
石狩川水系での平成13年9月出水での効果事例
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救急排水作業状況
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豊平川流域の排水機場の効果
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茨戸川流域の排水機場の効果
放水路操作
・石狩放水路により1,000haの浸水を低減!
石狩川の水位が上昇したため、石狩川の支川茨戸川では平成13年9月11日午前3時から14日午前3時30分にかけて運河水門を閉じました。同時に、普段は閉じている石狩放水路水門を開き、茨戸川の水約1,110万m3を石狩放水路から直接日本海へ放流することで水位の上昇を警戒水位以下のEL1.3mまでにおさえました。
石狩放水路と運河水門の2つの施設がない場合、茨戸川の洪水位は計画高水位を超えるEL2.3m程度まで上昇し、茨戸川の周辺では札幌市の篠路や屯田の一部を含むおよそ825haの土地が冠水する可能性があったと推定されます。(2施設により水位を約1.0m低下させた。)
石狩川の水位が上昇したため、石狩川の支川茨戸川では平成13年9月11日午前3時から14日午前3時30分にかけて運河水門を閉じました。同時に、普段は閉じている石狩放水路水門を開き、茨戸川の水約1,110万m3を石狩放水路から直接日本海へ放流することで水位の上昇を警戒水位以下のEL1.3mまでにおさえました。
石狩放水路と運河水門の2つの施設がない場合、茨戸川の洪水位は計画高水位を超えるEL2.3m程度まで上昇し、茨戸川の周辺では札幌市の篠路や屯田の一部を含むおよそ825haの土地が冠水する可能性があったと推定されます。(2施設により水位を約1.0m低下させた。)
石狩放水路の平成13年9月出水での効果事例
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放水路水門
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石狩放水路の効果
堤防の漏水対策

出水時の河川巡視により堤防漏水個所を迅速に発見
対応が遅れると・・・破堤し、大災害に繋がる!
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漏水状況↓
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非常用土砂を備蓄(第2種側帯*)→
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水防作業状況
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麻袋の土砂詰め作業→
第2種側帯*洪水時等における水防活動に使用する非常用の土砂等をあらかじめ備蓄しておくための場所。
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「月の輪工法」*設置状況
*堤防及び基盤が漏水した場合に、漏水の増大による堤防の決壊を防ぎます。
緊急維持対応の作業状況
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救急排水ポンプ車により内水を排除
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法面部土のう積上状況
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水防活動(木流し工*)により堤防を保護
*急流部において流水を緩和し、堤防の川表が崩れるのを防ぐ工法です。また、緩流部でも波欠けの防止に使われます。近くにある木を切って使えるので特別の資材がなくてもすぐにできます。
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堤防保護完了