冬期の津波対策の検討
雪氷期の津波沿岸防災対策の検討
厳冬期の北海道では、積雪、海氷、港内結氷、河川結氷など、積雪寒冷地特有の環境下に置かれています。このような状況下で、津波が来襲した場合、どのような現象が発生し、夏期と比較した場合、どのような違いがあるのかなど、総合的見地から検討が行われたことがなく、未解明の点が多い現状となっています。
北海道開発局では、平成24年3月の「津波対策に関する提言書」(北海道開発局津波対策検討委員会)における冬期の課題及び提言を受け、海岸工学や寒冷地工学などについての最先端の研究知見を有する専門家が参画する検討会を設置し、積雪寒冷地特有の津波対策について総合的見地から検討を行い、報告書をまとめました。
北海道開発局では、平成24年3月の「津波対策に関する提言書」(北海道開発局津波対策検討委員会)における冬期の課題及び提言を受け、海岸工学や寒冷地工学などについての最先端の研究知見を有する専門家が参画する検討会を設置し、積雪寒冷地特有の津波対策について総合的見地から検討を行い、報告書をまとめました。
検討会の開催状況
第1回検討会(平成24年10月18日(木曜日))
第2回検討会(平成24年12月21日(金曜日))
第3回検討会(平成25年2月28日(木曜日))
検討結果
冬期における津波災害対応・復旧支援方策の検討
津波による災害が発生した場合、応急対応に必要な建設機械等に被害が想定されます。津波の規模や対策の進み具合により被害状況は異なるため、どのような事態にも円滑な対応ができるよう、使用可能な建設機械等の状況に即した対応を事前に検討することが重要です。特に、冬期間の北海道では、内陸部からの建設機械等の確保に制約がある他、道外からの支援にも制約がある等、より厳しい条件を想定して、被災地以外からの建設機械等支援(広域連携)の手順等を事前に検討しておく必要があります。
このため、北海道開発局では、冬期の津波災害発生時に迅速な対応が行えるよう、交通工学や寒冷地工学等の専門家の参画の下、建設機械等支援方策等について検討を進めています。
このため、北海道開発局では、冬期の津波災害発生時に迅速な対応が行えるよう、交通工学や寒冷地工学等の専門家の参画の下、建設機械等支援方策等について検討を進めています。