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WEB広報誌 かいはつグラフ2013.11 国営農地再編整備事業

国営農地再編整備事業「中樹林地区」

  • 国営農地再編整備事業「中樹林地区」

国営農地再編整備事業「中樹林地区」

 中樹林地区は、空知総合振興局管内の西南端に位置する南幌町内の千歳川と夕張川に挟まれた低平地に拓かれた稲作を中心とした農業地帯です。
 この地域では、水稲、小麦、小豆等を中心とした農業が展開されており、大消費地札幌市に隣接していることから、近年では、キャベツや長ネギ等の野菜類を取り入れて、収益性の高い農業経営の実現を目指しています。
 しかし、本事業の実施前は高齢化等による農家数の減少が進み、ほ場(※注1)区画が30a~50aと狭小であったことから作業効率が低く、加えて泥炭土壌に起因する排水不良等によって、大規模な機械化作業体系の導入や高収益作物の導入・拡大が阻害されている状況にありました。
 このため、ほ場の大区画化や地下かんがい(※注2)システムの導入により、生産性の高い水田基盤の形成と換地(※注3)による農地集積を図り、農地の効率的な利用と経営の安定化を実現することにより、農業の振興を基幹とした地域の活性化に資することを目的とした国営農地再編整備事業「中樹林地区」を平成12年度に着工し、平成20年度に完了しました。

(※注1)ほ場:田畑のこと
(※注2)かんがい:農作物の育成に必要な水を、水路を引くなどして供給し、耕作地をうるおすこと
(※注3)換地:小さくて形の整っていないほ場を拡大して整形する工事をした際に、工事前とは全く違う形の土地や区画になるため、新しい区画の所有者を決め直すこと。換地により、狭くて点在していたほ場を集積することなどができます。

主な整備内容

▼区画整理 752ha
▼農地造成 5ha
▼用水路 2条1.2キロメートル
▼排水路 1条1.3キロメートル
▼道路 9条54.9キロメートル
  • 区画整理の例

事業の主な効果

 ほ場の大区画化と、地下かんがいシステム導入により、水稲の労働時間が5分の1に縮減
  • 地下かいがいシステムとは?
  • 水稲の労働時間が大幅縮減
水稲の生産費が2割縮減
  • 水稲の生産費が2割縮減
 本事業を契機に農業の法人化が進み、南幌町内では現在、11の農業生産法人が設立され、営農の組織化が進んでいる
  • 南幌町農業生産法人数推移

中樹林地区の農業について、南幌町農業協同組合 代表組合長 荒明稔氏にお話を伺いました。


お問合せ先

開発監理部 広報室

電話番号:011-709-2311 ファクシミリ:011-709-8995


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