観光 体験 きて!みて!さわって! 三大遺産(2014年)
第2回 きて!みて!さわって! 三大遺産(2014年)

※これは平成26年(2014年)11月の情報です。
昨年11月、第1回目が開催された北海道胆振総合振興局主催の「きて!みて!さわって!三大遺産」のイベントが、今年も11月22日(土曜日)室蘭栄高校を会場として開催されました。
今年は寒く小雨の降りしきる中、胆振総合振興局のスタッフの皆さんが、駐車場への車の誘導に苦労していました。
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既にメイン駐車場はいっぱい!
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会場受付の胆振総合振興局のスタッフの方々
胆振総合振興局が三大遺産と位置づけたのは「洞爺湖有珠山ジオパーク」「アイヌ古式舞踊」「縄文遺跡群」の三つで、今年は、さらに北海道新幹線の開業に向けたPRも大きく行われていました。
会場では各テーマの実験・体験屋台としてスタンプラリーを行っており、アイヌ文化ゾーン、ジオパークゾーン、縄文ゾーンの3色のスタンプがそろった先着50名には記念グッズがプレゼントされていました。
会場では各テーマの実験・体験屋台としてスタンプラリーを行っており、アイヌ文化ゾーン、ジオパークゾーン、縄文ゾーンの3色のスタンプがそろった先着50名には記念グッズがプレゼントされていました。
北海道新幹線・・・
まず、会場入り口で大きく宣伝されていたのが、北海道新幹線開業まであと495日というブース、
北海道新幹線の開業が約一年半後と目前に迫るなか、胆振・日高にその効果をもたらすためのnittan地域戦略会議の取組が紹介されていました。子どもたちには、新幹線についてわかりやすく理解を深めてもらうため、プラレールなどで遊びながら学べるブースが設けられていました。
洞爺湖有珠山ジオパーク・・・
ジオパークのゾーンでは、ジオパークの全体や、実物の木の切枝などを並べての樹木の種類がわかるようにするなど自然環境が理解できる大きなジオラマが目を引きました。
ジオパークのゾーンでは、ジオパークの全体や、実物の木の切枝などを並べての樹木の種類がわかるようにするなど自然環境が理解できる大きなジオラマが目を引きました。
また、さまざまな実験・観察・体験ブースが設置されていました。
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さまざまな火山岩
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火山灰からミニ水晶を探す子どもたち
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津波の実験模型
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火砕流の実験模型
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流れる水のパワー
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いろいろな火山灰観察
私は、イタンキ浜の鳴り砂のブースでサンプルを顕微鏡で見せてもらいました。
イタンキ浜の鳴り砂の拡大写真・・小さな石英が多く見られます。
各ブースでは、スタッフの方々がわかりやすい実験装置や観察装置を用いて、来場者に丁寧に説明していたのでわかりやすかったです。
各ブースでは、スタッフの方々がわかりやすい実験装置や観察装置を用いて、来場者に丁寧に説明していたのでわかりやすかったです。
アイヌ文化・・・
アイヌ文化ゾーンでは白老民族芸能保存会によるムックリの演奏体験ブースや「チシポの会」「テケカラペ」「フッチコラチ」の方々による刺繍や工芸の体験ブースが設置されていました。
アイヌ文化ゾーンでは白老民族芸能保存会によるムックリの演奏体験ブースや「チシポの会」「テケカラペ」「フッチコラチ」の方々による刺繍や工芸の体験ブースが設置されていました。
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工芸品作りの体験ブース
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繊細な工芸品づくり
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刺繍体験コーナー
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真剣に取り組む参加者
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ムックリ演奏体験コーナー
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小さい子には少し難しいかな?・・・
私は昨年ムックリの体験教室に参加して、音が鳴るようになるまで長い時間練習しました。ブースには私にムックリを教えてくださった白老民族芸能保存会の方がいて、私の未熟な演奏に「うまくなったね」と褒めてくださいました。
ブースにはムックリと同じ原理で演奏する口琴(こうきん)をお持ちの室蘭市在住の方が来ていて、世界にある何種類かの口琴を見せてもらったり、うまく演奏はできませんでしたが音を鳴らすことができ、貴重な体験をさせて頂きました。私もインドネシアのバリ島で手に入れた「ゲンゴン」というムックリとそっくりな楽器を持っていって、一緒に演奏してみたり、口琴の世界大会を2020年に開けないかなど、夢の様な話で盛り上がり仲良くなることができました。
ブースにはムックリと同じ原理で演奏する口琴(こうきん)をお持ちの室蘭市在住の方が来ていて、世界にある何種類かの口琴を見せてもらったり、うまく演奏はできませんでしたが音を鳴らすことができ、貴重な体験をさせて頂きました。私もインドネシアのバリ島で手に入れた「ゲンゴン」というムックリとそっくりな楽器を持っていって、一緒に演奏してみたり、口琴の世界大会を2020年に開けないかなど、夢の様な話で盛り上がり仲良くなることができました。
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世界の珍しい口琴を持ってきてくれた方
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金属製の口琴
縄文文化・・・
縄文文化のゾーンでは、北海道にあった縄文文化のパネルによる紹介をしていました。体験ブースでは、縄文時代の道具をつかった火おこしや土偶・アクセサリー作りを子どもたちが、熱心に取り組んでいました。
縄文文化のゾーンでは、北海道にあった縄文文化のパネルによる紹介をしていました。体験ブースでは、縄文時代の道具をつかった火おこしや土偶・アクセサリー作りを子どもたちが、熱心に取り組んでいました。
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縄文文化を紹介するパネル
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アクセサリー作りに挑戦
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粘土で土偶作りに挑戦
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火おこし体験、なかなか難しそう・・。
ステージイベント・・・
ステージでは、北海道新幹線クイズ、アイヌ絵本の朗読、ムックリの二重奏やアイヌ古式舞踊の演目が行われました。
ステージでは、北海道新幹線クイズ、アイヌ絵本の朗読、ムックリの二重奏やアイヌ古式舞踊の演目が行われました。
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北海道新幹線クイズ
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白老おはなし会トロロによるアイヌ絵本の朗読
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ムックリの二重奏
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演奏してくれた白老民俗芸能保存会のお二人
ムックリの二重奏は、私は初めて聞きましたが、シンプルな構造のムックリから低い音、高く響く不思議な音などの様々な音が共鳴し、その奥の深さに改めて感動しました。
他にも「水鳥の舞」などアイヌ古式舞踊や唄が披露されました。
他にも「水鳥の舞」などアイヌ古式舞踊や唄が披露されました。
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白老民俗芸能保存会の方々による「水鳥の舞」
感想・・・
胆振の三大遺産は、長い歴史の中で、自然や人々の生活の営みが大きく関わりながら育まれたと思いました。これからも私たちが守り、そして世界へ向けて情報発信をしていく価値あるものだと感じました。
胆振の三大遺産は、長い歴史の中で、自然や人々の生活の営みが大きく関わりながら育まれたと思いました。これからも私たちが守り、そして世界へ向けて情報発信をしていく価値あるものだと感じました。

Report by パックマン