国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部

　平成27年10月初旬、インドネシアからの友人が室蘭に遊びに来たので、何処かへ連れて行こうと思い、親しい仲間と一緒に登別温泉の散策に行きました。

　10月1日に就航したばかりのマレーシア～新千歳のエアアジア直行便で来たのですが、到着日の10月2日の朝は道東に接近した台風の影響ですごい強風に見舞われたそうですが、その友人はものすごく強運に恵まれていて無事着陸。その後の便は全て遅れたそうです。

　登別へ向かう途中も雨が降ってきて、これはだめかな・・と思っていたのですが、到着するとみるみる晴れてきて、澄んだ空気に秋風が心地よく地獄谷の景色が一段と鮮やかに見えました。地獄谷の展望台付近は、様々な国の言葉が飛び交い、まさにインターナショナル。

　最初に地獄谷の真ん中にある間欠泉「鉄泉池」へ案内しました。整備された遊歩道を歩き着いた時は静かだった池。しかし、ほんの少し待っていると、突然ものすごい勢いで泡と湯気が立ち上り、間欠泉の迫力を満喫させてあげることが出来ました。友人達もあまりの迫力に一歩後ずさりするほど・・。

　火山の恐さをちょっとだけ身をもって体験したあとは、火山の恵みを体験しようと、大湯沼の駐車場まで車で移動し、近くにある天然の足湯に行くことにしました。駐車場から歩いて10分ほどで足湯への遊歩道入口に到着。そこから遊歩道で足湯まで下ります。途中で間欠泉の「大正地獄」を見てからさらに5分ほど下って足湯に到着。そこは、大湯沼と大正地獄から湧き出たお湯が下る沢になっていて、まさに天然の魅力！。

　足湯では多くの観光客が浸っていました。柔らかい木漏れ日の下、蚊もいなく気持ちよい秋のひんやりした10月の空気の中、約40度程のお湯に足を入れると全身の力が抜け、解放された気分になりました。みんな、「このままここにいたい！！」とのこと。

　友人達の中には、「全部脱いで沢の中に寝そべりたい」と言う者もいる程・・。
約30分近く足湯に浸っていると体の中から暖まり、力が抜けてしまいました。

　しかし、足湯の後は、戻りの上り坂・・力が抜けた体に普段から足を鍛えていない者、お年の方にはちょっと辛いかも。けれども、自然の厳しさと優しさを味わえる一日となり、仲間もインドネシアから来た友人も大満足でした。

　皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。


　　（※注・・登別温泉の駐車場は有料です。
　　　　　料金には大湯沼駐車場を利用する分も含まれています。）


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