施設整備がもたらす効果 <防護機能>
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施設整備がもたらす効果 <防護機能>
胆振海岸施設整備によって、大きく分けて以下の3つの効果があげられます。
▶1.防護機能 Safety
胆振海岸の防護機能が向上します
胆振海岸では、「面的防護方式」(代表例:人工リーフ、緩傾斜護岸)で整備を実施することにより、抜本的な海岸侵食対策を進め、安全性の確保に努めています。
これまでの問題点 Before
前浜が消失してしまった海岸に立地する海岸保全施設に高波浪が当たることにより、波圧や越波の衝撃が直接作用し、海岸保全施設はもとより、護岸背後の住宅に対する被害も数多く発生しています。
また、災害発生時以外でも、荒天時には越波が護岸を高く越える現象が発生しているため、護岸背後に多くの住宅が立地する胆振海岸では、地域住民から問題視されています。
更に重要な交通アクセスである国道36号、JR室蘭本線が海岸背後に位置しており、広域的な経済活動を支える観点からも、当地域の海岸保全は重要な問題です。
また、災害発生時以外でも、荒天時には越波が護岸を高く越える現象が発生しているため、護岸背後に多くの住宅が立地する胆振海岸では、地域住民から問題視されています。
更に重要な交通アクセスである国道36号、JR室蘭本線が海岸背後に位置しており、広域的な経済活動を支える観点からも、当地域の海岸保全は重要な問題です。
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▲荒天時の越波状況
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▲国道36号(白老バイパス)を襲う越波
整備による効果 After
人口リーフ整備による砂浜の再生
人工リーフ整備により、周辺海浜地形が安定し、砂浜が自然に再生していることが確認されています。
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▲昭和63年の海岸の様子
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▲平成8年の海岸の様子
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▲平成11年の海岸の様子
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▲平成19年の海岸の様子
緩傾斜護岸の整備による波の打ち上げの低減(直立護岸と緩傾斜護岸との比較)
