治水事業
治水事業
暮らしの安全を守る多角的な取り組み
流域の安全性の向上と水資源の快適な利用を推し進めるために、管内ではさまざまな事業が展開されています。事業にあたっては平成9年の河川法改正に基づいて、学識経験者や地域住民、市町村長の意見を取り入れ、河川の特性やその土地の風土・文化に応じた整備計画を平成19年6月14日に作成し、令和5年3月31日に近年の洪水や気候変動の影響、流域治水の観点を踏まえ流域治水対策を推進するため、見直しを行いました。流域ではこの計画に基づいて整備が行われています。
■河道掘削
大雨が降った際にも洪水を安全に流下できるよう、河道の掘削を行い、十分な河道断面を確保します。
河道掘削の実施にあたり、多様な生態系の創出・保全のため、流下能力に支障にならない範囲で樹木を保全します。また、樹林化対策として草地回復を図り、草原性鳥類の生息場となる草地環境の創出します。
大雨が降った際にも洪水を安全に流下できるよう、河道の掘削を行い、十分な河道断面を確保します。
河道掘削の実施にあたり、多様な生態系の創出・保全のため、流下能力に支障にならない範囲で樹木を保全します。また、樹林化対策として草地回復を図り、草原性鳥類の生息場となる草地環境の創出します。
■堤防の整備
堤防は歴史的な経緯の中で建設されているため、内部構造が不明確な場合があることや気候変動により洪水継続時間の長時間化も予測されていることから、調査・点検を行い、必要に応じて強化対策を図ります。
■水防拠点等の整備
災害時における水防活動・復旧の拠点として、土砂、麻袋など水防資材の備蓄基地を整備しています。
堤防は歴史的な経緯の中で建設されているため、内部構造が不明確な場合があることや気候変動により洪水継続時間の長時間化も予測されていることから、調査・点検を行い、必要に応じて強化対策を図ります。
■水防拠点等の整備
災害時における水防活動・復旧の拠点として、土砂、麻袋など水防資材の備蓄基地を整備しています。
■内水対策
内水氾濫時にすみやかにポンプ車による内水排除ができるよう、必要な進入路、作業ヤード、釜場の整備を行っています。
◎兜野排水機場
計画排水量 10立方メートル/秒 集水面積 7.8平方キロメートル
◎北檜山排水機場
計画排水量 3立方メートル/秒 集水面積 2.5平方キロメートル
内水氾濫時にすみやかにポンプ車による内水排除ができるよう、必要な進入路、作業ヤード、釜場の整備を行っています。
◎兜野排水機場
計画排水量 10立方メートル/秒 集水面積 7.8平方キロメートル
◎北檜山排水機場
計画排水量 3立方メートル/秒 集水面積 2.5平方キロメートル
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内水排水状況
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兜野排水機場
■情報網等の整備
迅速かつ効果的な危機管理対策を行うため、観測設備、監視カメラ、光ファイバー網などを整備しています。
迅速かつ効果的な危機管理対策を行うため、観測設備、監視カメラ、光ファイバー網などを整備しています。
■美利河ダム
後志利別川上流に位置する美利河ダムは平成3年に完成した多目的ダムです。多目的ダムとは洪水被害の軽減、河川流量の確保、農業用水の供給、発電など治水、利水の両面で機能するダムのことで、流域の人々のくらしを支えています。
後志利別川上流に位置する美利河ダムは平成3年に完成した多目的ダムです。多目的ダムとは洪水被害の軽減、河川流量の確保、農業用水の供給、発電など治水、利水の両面で機能するダムのことで、流域の人々のくらしを支えています。
美利河ダムの魚道
美利河ダムでは、サケやサクラマス、アユなど遡河性の魚類がダムに阻まれることなく自由に移動できるよう『魚道」を設置しています。その長さはかつては日本一で、現在、ダム直下からチュウシベツ川までの魚道が完成しており、今後は後志利別川上流まで延長することも検討されています。
美利河ダムでは、サケやサクラマス、アユなど遡河性の魚類がダムに阻まれることなく自由に移動できるよう『魚道」を設置しています。その長さはかつては日本一で、現在、ダム直下からチュウシベツ川までの魚道が完成しており、今後は後志利別川上流まで延長することも検討されています。