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「渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会設立総会」議事録

「渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会設立総会」議事録

1. 概要

 開催日時:平成12年11月21日(火曜日) 13:30~15:00
 場  所:八雲町 ファームメイド遊楽部館
 出 席 者:別表 に記載

2. 配布資料

○設立総会資料
 ・渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会設立総会議事次第
 ・渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会設立総会出席者名簿
 ・「渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会」設立趣旨
 ・岩盤崩落に対する地域防災調査報告書 <概要版>
 ・渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会規約(案)
 ・渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会構成機関名簿
○パンフレット
 ・道路防災事業 災害に強い道づくり

3. 協議事項及び質問等について

3-1.協議会設立趣旨の説明について
 ・事務局より渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会の設立趣旨について説明を行い、出席者の了承を頂いた。

3-2.協議会規約(案)の説明について
 ・事務局より渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会の規約について説明を行い、出席者の了承を頂いた。

3-3.協議会設立の承認について
 ・渡島北部・檜山地方道路防災連絡協議会の設立趣旨、及び規約の説明を踏まえて、事務局から確認を行い、出席者全体の拍手をもって承認された。

3-4.協議会の進め方について
○協議会の進め方に対する意向や事務局に対する質問・意見等について
 ・設立準備会の時に北檜山警察署から要望のあった、「後志地方道路防災連絡協議会設立総会時に挙がった質問及び回答事項」の紹介を行った。

 ・協議会参加メンバーについては、現在のメンバーとの協議の上、運輸関係の方々を求めていく必要があれば参加を図り、拡大する方向で対応していきたいと考えている。
 ・函館開発建設部では、インターネットを通じて冬季路面情報や通行止めに関する情報を提供している。インターネットを通じた情報提供については、今後協議会の中で議論していきたいと考えている。
 
(質問) 関係機関間の連絡体制の整備等、具体的なネットワークの検討はいつ頃を予定しているのか。(渡島支庁)

→具体的なネットワークの構築は、協議会を進めながら整理していきたいと考えている。事務局としての案は、協議会の中で提示していきたいと考えている。(事務局)


(意見) 国道と道道の道路管理者間における情報提供及び連絡体制について議論していく必要がある。また、地域(市町村等)との連携についても、協議会を通じて議論を深めていく必要がある。(檜山支庁)


(意見) 国道・道道・町道の整備、情報交換、管理のあり方について議論していく必要性を感じている(函館土木現業所)

→国道を対象としたものからスタートするが、土現からの賛同を得ることによって今後道道にも広げていければよいことであると考えている。(会長)


(意見) 道路防災意識の高揚は、非常に難しい問題であると考えている。人の意識を変えるのは、難しいことであることを痛感している(北海道警察函館方面本部)

→地域住民の意識高揚については、自治体に一番大きな窓口になってもらわざるを得ないと考えている。(会長)


(意見) 協議会とは離れるかも知れないが、駒ヶ岳噴火の際には国道・道道を迂回路とする計画でいるが、それには道路現況の詳細を教えて頂き、それを基に道路管理者と協議の上で措置を執りたいと考えている。(北海道警察函館方面本部)

→駒ケ岳の問題は、道南地域にとって非常に重要な問題であり、迂回路となる道路の重要性は感じている。そのため、協議会としては迂回路として設定される沿線の方々の理解と協力を得るための後方的な支援という役割を担っていると考えている(会長)


(意見) 災害発生時には、防災関係機関全てが同じ情報を共有し、誰に問い合わせがきても対応できる体制づくりが必要である。(八雲町)

→現状では、情報提供時に混乱や遅延が見られるので改善する必要がある。(会長)


(意見) 災害時の連絡体制等の整備を行うにあたっては、救急業務(病人搬送)を担当している行政組合、消防本部への一報も入れてほしい。(檜山広域行政消防本部)

→災害発生時の迅速な情報提供に関する重要性を感じている。これらの意見を参考とし、パートナーシップ構築及び地域の方々の連携等について今後の協議会において事務局から資料を提示させて頂きたい。(会長)

 

3-5.今後のスケジュールについて
 ・年度内には、シンポジウム或いは講演会を開催したいと考えている。
 ・協議会の開催は、年に2回程度を考えている(緊急の際には招集し、相談させて頂く事もある)。
 ・今後のスケジュールの進め方について承認を頂いた。

3-6.その他
 ・道路防災事業に関するパンフレット「災害に強い道づくり」の内容について説明を行った。
 ・パンフレットを学校教育等の目的に活用したい場合には無料で提供する。


(質問) 高規格幹線道路(函館江差自動車道)の具体的計画は、どのようになっているのか。(江差警察署)

→道路全体の延長が70キロメートル(内35キロメートルが事業許可)。具体的には函館から上磯までの8キロメートルで、平成14年度中の供用を予定している。同時に木古内までは、構造物工事、設計、地質調査等も進めている。(事務局)


(質問) 駒ケ岳が噴火した場合の安全対策や、対策の中で現在進めている項目はあるか。(江差警察署)

→噴火時には、森道路維持事業所に衛星通信車を派遣し、衛星を通じて画像収集している。収集した画像は、近隣5町・渡島支庁・函館土木現業所に対して試験的に提供している。開建としては、具体的には渡島支庁を中心に協力していきたい。(事務局)


(意見) 駒ケ岳に関しては、17市町村の防災担当が集まって連絡会議を設置している。この連絡会議の中では、広域的に受け入れられる施設整備や防災資機材等の一覧、初動体制を円滑に進められるマニュアル等の作成に取組むこととしている。検討結果はできる限り情報提供していきたいと考えている。(渡島支庁)


(意見) 駒ケ岳火山防災対策連絡協議会の中で検討している避難路の確保、避難方法について具体的なものを関係機関同士で個別に検討することになっている。検討結果はできる限り情報提供していきたいと考えている。(渡島支庁)


(意見) 迅速な情報提供には、ラジオや報道機関を利用した情報提供が望ましく、現場には逐次担当報道官的立場の方から情報提供してもらえれば町村としても連絡体制を図れると思う。(北檜山町)

→マスコミの関係者、開建の広報官は存在するが機能しなかった例があるため、マスコミを含めた関係者の協力を頂きながら、情報提供のあり方・受け手の対応等について協議会の中で議論していきたい(会長)。


(意見) 会の運営については、開発局側でこれまでの経験からの教訓、災害対応時の問題・課題等を事前に提出してもらい、協議会の中で各市町村からも意見・当時の問題点等を発表してもらう方が円滑に進められるのではないか。(北檜山町)

→いろいろな経験をされている機関から、事前に当時の問題点等を集め、今後のパートナーシップの確立に役立てたい(会長)。

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