屈斜路湖
屈斜路湖
藻琴山、サマッカリヌプリなどを外輪山とする屈斜路カルデラ内にできた、日本最大のカルデラ湖。周囲から小河川が流入し、南端から釧路川として流れ出す。この流出部付近に集落があり、アイヌ語で「クッチャロ」(喉・口、湖からの流出部を意味する)と呼ばれていたのが名の由来。 湖中央部には、日本最大の湖中島である中島(面積5.7km2、周囲12km)が浮かぶ。中島はそれ自体二重式火山であり、中央の溶岩円頂丘に最高点(355m)がある。 また、南岸には和琴半島が突出する。中島と同様、火山の山頂が湖中島になったものであったが、尾札部川の扇状地から成長した砂州により陸繋島となった。