釧路川治水100年
釧路川治水100年
洪水から地域を守り、地域の発展に貢献
大正9年に釧路地方を襲った大洪水は人々の家屋や尊い人命までも濁流の渦へと巻き込みました。この大洪水を契機に北海道庁の「北海道治水調査会」の基本調査を基に治水計画である「釧路川治水計画」が策定され、翌年の大正10(1921)年、釧路川常呂川治水事務所の開設、工事着手により、釧路川の本格的な治水事業が始まりました。
この治水事業から令和3(2021)年で治水100年を迎えます。
この間、先人達の努力の積み重ねにより、かつての釧路川河口の釧路港を中心に栄えた釧路市街地は、いまや新釧路川を越えて市街化が進み、東北海道の中核・拠点都市を形成したと共に、釧路港は水産業の一大拠点及び国際物流拠点としてさらなる発展を遂げました。
釧路川治水100年記念事業
釧路川治水100年記念事業 実施要領
主な取組
・釧路川治水100年記念_フォーラム
[令和3年11月20日(土)PM 釧路市観光国際交流センター]
・釧路川治水100年記念_パネルリレー
・釧路川治水100年記念_見学ツアー
・釧路川治水100年記念_釧路川生き物観察会
・釧路川治水100年記念_植樹イベント
・釧路川治水100年記念_釧路川クリーン作戦
ロゴマークが決定しました
釧路川の豊かな自然と共に歩んだ歴史を振り返り、治水が地域に果たしてきた役割とこれからの未来を展望する姿を、釧路川治水100年の「100」をメガネや双眼鏡に見立てたイメージにしました。
四季折々の表情を見せる釧路湿原とタンチョウをモチーフに、釧路川治水の歴史の象徴である岩保木水門を覗かせました。
釧路川新水路(新釧路川)の開削当時の写真
「掘削機エキスカベーター作業状況」
掘削面に沿わせた複数のバケットで削る様に掘削し、バケット内の掘削土を20トン機関車が引っ張る運搬車に積載して搬出する。公称能力90m3/hは当時の土工夫の150人分に相当する能力とされている。
機械掘削が完了する昭和3年8月末までの間、エキスカベーター3台、20トン機関車4台を使用した。