釧路湿原の河川環境保全に関する提言
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釧路湿原の河川環境保全に関する提言
釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会(委員長=北海道環境財団辻井達一理事長)は、平成11年9月から、6回の本委員会、16回の専門小委員会を開催して、釧路湿原の現状調査、検討を行ったほか、アンケートや新聞広告、ワークショップ、シンポジウムを開催し、さらに地域の人々からも意見を聴取し、13年3月に12の提言をまとめました。提言には目標達成のための具体的な施策が盛り込まれています。
また、施策の実施にあたっては、流域住民の十分な理解と協力を得ること、各関係機関の密接な連携・推進体制を設けること、さらに施策実施を通じて、釧路湿原流域の住民と行政の連携システムを構築することなどについてもふれられています。
また、施策の実施にあたっては、流域住民の十分な理解と協力を得ること、各関係機関の密接な連携・推進体制を設けること、さらに施策実施を通じて、釧路湿原流域の住民と行政の連携システムを構築することなどについてもふれられています。
目標達成のための施策
- 水辺林、土砂調整池による土砂流入の防止
- 植林などによる保水、土砂流入防止機能の向上
- 湿原の再生
- 湿原植生の制御
- 蛇行する河川への復元
- 水環境の保全
- 野生生物の生息・生息環境の保全
- 湿原景観の保全
- 湿原の調査と管理に関する市民参加
- 保全と利用の共通認識
- 環境教育の推進
- 地域連携・地域振興の推進
保全目標についての流域と湿原のイメージ
対策を行わない場合
このままでは、20年後にはハンノキ林が増加し湿原が乾燥していく可能性があります。
対策を行った場合
流域及び河川からの負荷を1980年代に戻すことで2000年の状況を維持。