釧路湿原保全のための各委員会報告
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釧路湿原保全のための各委員会報告
釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会
釧路川の下流に位置し貴重な自然環境を有する釧路湿原は、その面積の減少とともに、土砂の流入などによる乾燥化が進行しつつあり、保全が求められています。北海道開発局は、学識経験者や行政機関等との連携を図りながら、釧路湿原の河川環境保全・管理に関する取り組みを行うための「釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会」を平成11年9月20日に設立しました。「釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会」では、広く一般の方々の意見も伺いながら、湿原の保全、管理の進め方について検討しています。また、専門的な問題について詳細に検討するため、5つの小委員会を組織しています。
北海道開発局では、上記委員会の指導のもと湿原を再生するための試験、湿原の旧川復元、水辺林を活用した土砂対策や沈砂池の設置等について調査研究を進めながら対策を考えていきます。
北海道開発局では、上記委員会の指導のもと湿原を再生するための試験、湿原の旧川復元、水辺林を活用した土砂対策や沈砂池の設置等について調査研究を進めながら対策を考えていきます。
「釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会」小委員会
釧路湿原観察会
釧路湿原の河川環境の保全に関心のある一般の方々を対象に、「釧路湿原の観察会」を平成11年11月6日に開催しました。観察会では専門の先生から話を伺いながら、カヌーなどに乗って釧路川(釧路湿原)を観察したり、川周辺の動植物や水質の観察などを行いました。また、川や湿原の現状をみて、釧路川(釧路湿原)を今後どのように管理していけば良いのかなどの意見交換を行いました。
釧路湿原川レンジャー
釧路湿原の環境保全の取り組みの一環として、釧路湿原や釧路川の環境について観察・報告をしたり、専門家とともに季節毎の現地観察や学習会を行う「釧路湿原川レンジャー」活動を行っています。これらの活動を通して、釧路湿原の環境の保全に積極的に取り組んでいます。
~報告していただく内容は例えば次のようなことです~
・そこに従来なかった植物がある、いままでいた動物がいなくなった。
・河岸が崩れていた、中州が広がっていた。
・タンチョウにケガなどの異常が見られる、近づく人がいる。
・川が汚れている、悪臭がする。
・立ち入れない場所に車や人が入り込んでいる。
~報告していただく内容は例えば次のようなことです~
・そこに従来なかった植物がある、いままでいた動物がいなくなった。
・河岸が崩れていた、中州が広がっていた。
・タンチョウにケガなどの異常が見られる、近づく人がいる。
・川が汚れている、悪臭がする。
・立ち入れない場所に車や人が入り込んでいる。
シンポジウム釧路湿原2001
日本最大の釧路湿原について、「湿原を守り、地域が生きる」をテーマに、地域住民、学識経験者、流域自治体の首長が集い、「シンポジウム釧路湿原2001」が平成13年2月15日~16日の2日間にかけて開催されました。シンポジウムは2部に分けて行われ、1日目の第1部に基調講演と3つのワークショップ(環境境域、農業、地域振興)、2日目の第2部にシンポジウムが行われました。