シンポジウム釧路湿原2001
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シンポジウム釧路湿原2001
開催日・場所
● 開催日:平成13年2月15日(木曜日)~16日(金曜日)
● 場 所:釧路プリンスホテル
● 場 所:釧路プリンスホテル
シンポジウム
「湿原をまもり、地域が活きる」
シンポジウムでは、はじめに、各自治体首長からの湿原保全に対する取り組みやその考え方について発表がありました。具体的には、「釧路市では釧路湿原の自然保護を第一と考え、都市的土地利用の北限境界を海岸線より6キロメートルに設定している。釧路町では定期的な清掃や日常的な巡視で、施設の維持・保全に努めている。標茶町では湿原を保全するための具体的な実践として、湿原周辺の民間所有地の取得を進めており、今後、農林漁業の従事者と地域住民との連携や財源措置を望む。弟子屈町では10程度のカヌー団体が存在し、カヌー利用者も増加傾向にあることから、川の駅(トイレ等)の整備が必要であり、カヌー利用者に対するマナー指導も行う必要がある。鶴居村からは久著呂川、幌呂川、雪裡川等に砂防施設の設置を望む。」等と発表されました。
次に、3つのワークショップ(環境教育、農業、地域振興)の座長から前日の意見交換の内容について報告を受け、それらを基に意見交換が行われました。この中で、「家畜のふん尿処理が問題であり、個々の農家から負荷を出さないシステムづくりが必要なことや、ネイチャーガイドの養成とその人たちの働きの場の確保、利用の調整について一定人数や部分的に考える必要がある、湿原内部は人を入れないように規制する必要はあるが、周辺部は観光と組み合わせて利用することが考えられるのではないか、また、流域市町村は釧路川を軸とした運命共同体であるので連携が不可欠、湿原周辺の農家との関連が強いので農水省、農協等との連携も必要である、健康的な湿原の機能の回復が必要、釧路湿原の魅力を発信するため内面的なお化粧や適正な形での演出が必要である」ことなどの意見が出されました。
シンポジウムでは、はじめに、各自治体首長からの湿原保全に対する取り組みやその考え方について発表がありました。具体的には、「釧路市では釧路湿原の自然保護を第一と考え、都市的土地利用の北限境界を海岸線より6キロメートルに設定している。釧路町では定期的な清掃や日常的な巡視で、施設の維持・保全に努めている。標茶町では湿原を保全するための具体的な実践として、湿原周辺の民間所有地の取得を進めており、今後、農林漁業の従事者と地域住民との連携や財源措置を望む。弟子屈町では10程度のカヌー団体が存在し、カヌー利用者も増加傾向にあることから、川の駅(トイレ等)の整備が必要であり、カヌー利用者に対するマナー指導も行う必要がある。鶴居村からは久著呂川、幌呂川、雪裡川等に砂防施設の設置を望む。」等と発表されました。
次に、3つのワークショップ(環境教育、農業、地域振興)の座長から前日の意見交換の内容について報告を受け、それらを基に意見交換が行われました。この中で、「家畜のふん尿処理が問題であり、個々の農家から負荷を出さないシステムづくりが必要なことや、ネイチャーガイドの養成とその人たちの働きの場の確保、利用の調整について一定人数や部分的に考える必要がある、湿原内部は人を入れないように規制する必要はあるが、周辺部は観光と組み合わせて利用することが考えられるのではないか、また、流域市町村は釧路川を軸とした運命共同体であるので連携が不可欠、湿原周辺の農家との関連が強いので農水省、農協等との連携も必要である、健康的な湿原の機能の回復が必要、釧路湿原の魅力を発信するため内面的なお化粧や適正な形での演出が必要である」ことなどの意見が出されました。
基調講演
「自然公園に配慮した農業・教育・地域振興策について」
基調講演では、「自然公園に配慮した農業・教育・地域振興策」をテーマに、イタリア エミリア・ロマーニャ州立ポー・デルタ公園局のガブリエレ・ゲッティ農業担当部長が、ポー・デルタ州立公園での農業経営者、その他様々な組織との行動活動による取り組みについて講演しました。
具体的には、「ポー川河口部の農地は、その多くが干拓地であり、持続的農業の実践を目指し、伝統的農法の利用、低農薬、肥料による動植物相、土壌や水環境の保全等、環境にやさしい農業活動を展開している。州の基準による農業生産物の品質保証や、公園内の独自の認証制度の制定を目指している。」ことや、その他、オープン農園、学習農園、公園の日の制定、農業生産物の祭礼、公園の生産品マップの作成、生産品の質の管理の展開などについて説明がありました。
基調講演では、「自然公園に配慮した農業・教育・地域振興策」をテーマに、イタリア エミリア・ロマーニャ州立ポー・デルタ公園局のガブリエレ・ゲッティ農業担当部長が、ポー・デルタ州立公園での農業経営者、その他様々な組織との行動活動による取り組みについて講演しました。
具体的には、「ポー川河口部の農地は、その多くが干拓地であり、持続的農業の実践を目指し、伝統的農法の利用、低農薬、肥料による動植物相、土壌や水環境の保全等、環境にやさしい農業活動を展開している。州の基準による農業生産物の品質保証や、公園内の独自の認証制度の制定を目指している。」ことや、その他、オープン農園、学習農園、公園の日の制定、農業生産物の祭礼、公園の生産品マップの作成、生産品の質の管理の展開などについて説明がありました。
教育ワークショップ
「湿原保全のための環境教育と普及啓発」
教育ワークショップでは、「湿原保全のための環境教育と普及啓発」をテーマに、持続可能な社会の環境教育はライフスタイルを抜きには考えられないことや、ラムサール条約の普及啓発プログラムを中心とした議論が必要であることなどについて意見交換が行われました。この中で、「環境教育を推進するためのリーダーの育成が必要である、地域や市民レベルでのネットワークの形成が必要である」などの意見が出されました。
教育ワークショップでは、「湿原保全のための環境教育と普及啓発」をテーマに、持続可能な社会の環境教育はライフスタイルを抜きには考えられないことや、ラムサール条約の普及啓発プログラムを中心とした議論が必要であることなどについて意見交換が行われました。この中で、「環境教育を推進するためのリーダーの育成が必要である、地域や市民レベルでのネットワークの形成が必要である」などの意見が出されました。
農業ワークショップ
「湿原の保全と酪農の未来」
農業ワークショップでは、「湿原の保全と酪農の未来」をテーマに意見交換が行われました。この中で、「農業者の共通認識が必要である、生産者が汚濁負荷を出さないようにするために地域でカバーする必要がある、重要なところに優先順位をつけて事業投資を行う必要がある、情報の共有化が必要である」などの意見が出されました。
農業ワークショップでは、「湿原の保全と酪農の未来」をテーマに意見交換が行われました。この中で、「農業者の共通認識が必要である、生産者が汚濁負荷を出さないようにするために地域でカバーする必要がある、重要なところに優先順位をつけて事業投資を行う必要がある、情報の共有化が必要である」などの意見が出されました。
地域振興ワークショップ
「湿原をまもり、地域が活きる」
地域振興ワークショップでは、シンポジウムの中心テーマである「湿原をまもり、地域が活きる」をテーマに意見交換が行われました。この中で、「地域の理解、利用の調整、情報の発信、仕組みづくりが必要である、地域が主体となって考えることが重要である」ことなどの意見が出されました。
地域振興ワークショップでは、シンポジウムの中心テーマである「湿原をまもり、地域が活きる」をテーマに意見交換が行われました。この中で、「地域の理解、利用の調整、情報の発信、仕組みづくりが必要である、地域が主体となって考えることが重要である」ことなどの意見が出されました。