第10回協議会開催概要
第10回(平成18年5月9日)
第10回協議会開催概要
「第10回釧路湿原自然再生協議会」が平成18年5月9日(火曜日)に釧路市観光国際交流センターで開催され、構成員121名のうち50名(個人21名、団体17団体、オブザーバー1団体、関係行政機関11機関)が出席しました。また、その他一般の方も多数傍聴されました。
会議では、協議会への寄附についての報告、各小委員会の開催報告に引き続き、土砂流入対策実施計画〔久著呂川〕(案)および今後の協議会の運営について協議されました。
会議では、協議会への寄附についての報告、各小委員会の開催報告に引き続き、土砂流入対策実施計画〔久著呂川〕(案)および今後の協議会の運営について協議されました。
協議会への寄附について
協議会として寄附をお受けし、
- 自然再生の取り組みを普及する際などに寄附金をその資金の一部に充てること
- 寄附してくださった方に寄附金の使途を報告すること
小委員会開催報告
第9回協議会の後に開催された第6回再生普及小委員会、第6回森林再生小委員会、第7回旧川復元小委員会および第7回土砂流入小委員会での協議内容等について各小委員会の委員長より報告されました。
また、釧路川茅沼地区の旧川復元について、トラストサルン釧路から釧路開発建設部宛に提出された工事開始反対等に関する声明に関連して、小委員会での協議の経緯と、声明に対する実施者の回答状況が確認されました。
また、釧路川茅沼地区の旧川復元について、トラストサルン釧路から釧路開発建設部宛に提出された工事開始反対等に関する声明に関連して、小委員会での協議の経緯と、声明に対する実施者の回答状況が確認されました。
土砂流入対策実施計画〔久著呂川〕(案)
土砂流入対策実施計画〔久著呂川〕(案)については、今後、会議で出された次のような意見を踏まえ、策定に向けた手続きを進めていくことが確認されました。
- 土砂調整地は、自然の復元力に委ねるという自然再生の考え方と異なる対策ではないか。
- 発生源対策が重要である。それを補うかたちで下流に土砂調整地を設けるという考えも理解できる。
- 調整地に堆積した土砂の除去など、一定の管理は必要なことではないか。
- 現状の土地利用状況等を考慮すると、完全に自然の状態に戻すというのは難しい。
- モニタリングしながら流域全体で対策を進め、できるだけ自然に近い状態となるように取り組んでいくということになるのではないか。
今後の協議会の運営について
今後の協議会の運営について、これまでのシステムを大きく変えることは無いが、懇談会のような場を設けて様々な課題について議論を深め、具体的な取り組みにつなげていってはどうかとの提案があり、今後検討していくことになりました。