釧路湿原の河川環境保全に関する提言 参考資料
釧路湿原の河川環境保全に関する提言
釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 名簿
所 属 | 職 名 | 氏 名 | |
委 員 |
北見工業大学工学部 | 助教授 | 内島 邦秀 |
北海道教育大学 東北海道地区自然保護事務所 |
所長 | 鍛治 哲郎 | |
北海道教育大学釧路校 | 教授 | 神田 房行 | |
阿寒国際ツルセンター | 研究員 | 古賀公也(H12.4.1以前) | |
北海道大学大学院工学研究科 | 助教授 | 清水 康行 | |
国土交通省 北海道開発局釧路開発建設部 |
次長 |
川崎博巳(H12.6.30以前)
相馬和則(H12.6.30以降)
|
|
釧路自然保護協会 | 会長 | 高山 末吉 | |
北星学園大学 | 教授 | 辻井 達一 | |
北海道大学大学院農学研究科 | 教授 | 中村 太士 | |
財団法人山階鳥類研究所 | 研究員 | 百瀬邦和(H12.4.1以降) | |
専門委員 |
釧路市博物館 | 館長補佐 | 橋本 正雄 |
釧路市博物館 | 館長補佐 | 針生 勤 | |
オブザーバー
|
北海道釧路支庁 | 支庁長 | 大畑 邦彦 |
北海道教育庁釧路教育局 | 局長 | 飛鷹 保広 | |
北海道釧路土木現業所治水課 | 課長 | 佐々木 朗 | |
釧路市 | 市長 | 綿貫 健輔 | |
釧路町 | 町長 | 菅原 澄 | |
標茶町 | 町長 | 千葉 健 | |
弟子屈町 | 町長 | 岡田 勉(H12.11.17以前) 徳永哲雄(H12.12.25以降) |
|
鶴居村 | 村長 | 錠者 和三郎 | |
調査技術小委員会 | 所 属 | 職 名 | 氏 名 |
委 員 |
北海道教育大学 | 名誉教授 | 岡崎 由夫 |
環境省自然環境局
東北海道地区自然保護事務所
|
所長 | 鍛治 哲郎 | |
北星学園大学 | 教授 | 辻井 達一 | |
財団法人山階鳥類研究所 | 研究員 | 百瀬 邦和 | |
湿原再生小委員会 | 所 属 | 職 名 | 氏 名 |
委 員 |
釧路自然保護協会 | 会長 | 高山 末吉 |
北星学園大学 | 教授 | 辻井 達一 | |
北海道大学大学院農学研究科 | 教授 | 中村 太士 | |
専門委員 | 釧路市博物館 | 館長補佐 | 橋本 正雄 |
旧川復元小委員会 | 所 属 | 職 名 | 氏 名 |
委 員 |
北見工業大学工学部 | 助教授 | 内島 邦秀 |
北海道教育大学釧路校 | 教授 | 神田 房行 | |
北海道大学大学院工学研究科 | 助教授 | 清水 康行 | |
専門委員 | 釧路市博物館 | 館長補佐 | 針生 勤 |
土砂流入小委員会 | 所 属 | 職 名 | 氏 名 |
委 員 |
北見工業大学工学部 | 助教授 | 内島 邦秀 |
北海道大学大学院工学研究科 | 助教授 | 清水 康行 | |
北海道大学大学院農学研究科 | 教授 | 中村 太士 | |
オブザーバー |
釧路市環境部
(兼務環境政策課)
|
次長 (課長) |
藤田 正一 |
釧路町商工観光課 | 課長 | 小野口 志郎 | |
標茶町経済部 | 部長 | 及川 直彦 | |
弟子屈町経済部 | 部長 | 寺岡 清敏 | |
鶴居村産業課 | 課長 | 日野浦 正志 | |
湿原利用小委員会 | 所 属 | 職 名 | 氏 名 |
委 員 |
釧路カヌー連絡協議会 | 会長 | 岩渕 鉄男 |
環境省自然環境局
東北海道地区自然保護事務所 |
所長 | 鍛治 哲郎 | |
国際ソロプチミストアメリカ | 元連盟 理事 |
串崎 英子 | |
鶴居村観光協会 | 理事 | 佐藤 吉人 | |
トラストサルン釧路事務局 | 運営委員 | 杉沢 拓男 | |
国土交通省 北海道開発局釧路開発建設部 |
次長 | 相馬 和則 | |
釧路自然保護協会 | 会長 | 高山 末吉 | |
トラウトフォーラム | 会員 | 橘 利器 | |
釧路観光連盟 | 専務理事 | 夏堀 勝治 | |
アウトドアライター | 西川 栄明 | ||
財団法人山階鳥類研究所 | 研究員 | 百瀬 邦和 | |
釧路ネイチャーゲームの会 | 代表 | 渡部 清紀 | |
オブザーバー |
釧路市環境部
(兼務環境政策課)
|
次長 (課長) |
藤田 正一 |
釧路町商工観光課 | 課長 | 小野口 志郎 | |
標茶町企画振興室 | 室長 | 小野寺 惇二 | |
弟子屈町経済部 | 部長 | 寺岡 清敏 | |
鶴居村商工観光課 | 課長 | 渋谷 良広 |
(平成13年3月現在)
検討委員会等の開催経過
委員会等 | 開催年月日 |
第1回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成11年9月20日 |
第2回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成11年11月11日 |
釧路湿原に関するアンケート調査 | 平成11年11月~12月 |
第1回土砂流入小委員会 | 平成11年12月21日 |
第1回実験対策(湿原再生)小委員会、(湿原再生小委員会) | 平成12年1月19日 |
準備会湿原利用小委員会 | 平成12年1月27日 |
第1回調査技術小委員会 | 平成12年1月31日 |
第1回実験対策(旧河道復元)小委員会、(旧川復元小委員会) | 平成12年2月1日 |
第3回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成12年2月24日 |
第1回湿原利用小委員会 | 平成12年6月9日 |
第2回湿原再生小委員会 | 平成12年7月10日 |
第4回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成12年7月17日 |
第2回土砂流入小委員会 | 平成12年9月14日 |
提言(素案)に対する新聞等による意見募集 | 平成12年10月1日~15日 |
第3回湿原再生小委員会 | 平成12年10月17日 |
第2回旧川復元小委員会 | 平成12年10月19日 |
第2回湿原利用小委員会 | 平成12年10月20日 |
第2回調査技術小委員会 | 平成12年10月25日 |
第5回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成12年11月 1日 |
第3回旧川復元小委員会 | 平成12年12月19日 |
第4回湿原再生小委員会 | 平成12年12月21日 |
第3回土砂流入小委員会、第3回調査技術小委員会 | 平成13年1月23日 |
第3回湿原利用小委員会 | 平成13年1月30日 |
シンポジウム釧路湿原2001 | 平成13年2月15日~16日 |
第6回釧路湿原の河川環境保全に関する検討委員会 | 平成13年3月1日 |
各関係機関に対する釧路湿原の河川環境保全に関する提言 | 平成13年3月27日 |
「釧路湿原の河川環境保全に関する提言」に寄せて
【国土交通省 北海道開発局 釧路開発建設部】
湿原の環境を保全するということは地域を守り、地域の活性化につながると考えています。しかし、近年の湿原の環境変化は急激なものがあり、これに危機意識を持って対処していく必要性があると感じています。
湿原の環境保全は、各関係機関が提言に基づく共通認識を持ち、それぞれの役割を着実に果たしていくことが重要ではないかと考えています。
釧路開発建設部としては、関係機関で組織される連携体制に積極的に参加して、地域の方々の理解を得ながら、その役目を果たしていきたいと考えています。
【環境省自然環境局 東北海道地区自然保護事務所】
釧路湿原保全ということで、昭和62年の国立公園指定当時から、釧路湿原の保全に関する調査を現在継続中ですが、これらを情報公開しながら、情報を提供し、施策を進めていくことになります。進めるに当たり、地域の方々の理解を得ることが大変重要なことになろうかと思っております。提言の中身も、ほとんどのものが環境省のかかわりということになっており、最大限の努力をする中で湿原の保全ということに努力していきたいと思います。
【北海道釧路支庁】
北海道においては、釧路湿原の保全施策を推進するために、平成7年度に釧路湿原保全プランを策定し、その保全プランを推進するために、平成8年度から、地元の関係行政機関で構成している連絡会議を設定して、湿原の保全施策の推進について、情報交換や連絡調整を行ってきたところであります。
提言の内容については、大変重要なものと考えているので、その具体化に向けて関係機関と相談しながら、今後努力していきたいと考えております。
【北海道教育庁釧路教育局】
釧路湿原に代表される北海道のかけがいのない自然など、快適な環境を次の世代に継承するためには、環境教育の充実が求められております。
今後は、提言をいただいた中にもありますように、「環境教育の場としての湿原の活用」また「湿原保全のための環境教育」のための指導者の養成・確保については重要と考え、促進しなければならないと考えております。
【北海道釧路土木現業所】
土木現業所は、釧路川本流の支川の河川管理者となっています。今回提言という形で、こんな湿原がいいなという共通認識を与えていただきましたことを感謝いたします。私どもも関係各位の皆さんと連携した中で、土木現業所の役割を果たすべく努力していきたいと考えております。
【釧路市】
釧路市では、釧路湿原保全のために、都市的な土地利用の北限を海岸線より概ね6キロメートルとするなど、市の環境に関する施策の大綱を定めた釧路市環境基本計画を現在策定中です。釧路湿原の保全と適正な利用を進めていくうえで、それぞれの地域及び関係機関相互の連携が、大変重要なことと認識しています。
提言に掲げられております湿原の生態系保全の趣旨が十分配慮され、湿原の保全と適正な利用に関する様々な施策が実施されますことを、心から期待いたします。
【釧路町】
釧路湿原の環境保全あるいは河川環境保全について、流域町村にしてみると、何をすればいいのか、どうすればいいのかというのは、それぞれ町村によって個々に違っていたように思います。保全対策についても、体系的なものが実施できなかった。今回提言をいただいた内容によって、それぞれ共通認識に立った、これからの施策というものが可能になってきたのではないでしょうか。
この提言の趣旨を十分理解しながら、今後、流域自治体として相互協力を行い、環境保全に努めていきたいと思います。
【標茶町】
私ども湿原のエリア内に位置する自治体にとりまして、多くの課題や、取り組むべき問題を含めての提言と受けとめております。まず、施設の種類によって、どこの機関が行うかという部分で、難しい問題があったと考えています。今回を機会に、各関係機関の連携が図られるような組織づくりができることを期待しています。さらに、釧路湿原という国民の財産を抱えた、ある意味では特殊な河川だと思っていますので、河川流域のエリアの指定については、弾力的な指定の方途が必要なのではないかと考えています。
【弟子屈町】
釧路川の最上流部に位置する町として、今後とも水質保全や上流部の自然環境保全の面で、ますます責任が大きくなってきたなという感を持っています。また、釧路川の源であります屈斜路湖の保全並びに釧路川の保全というのは、今後の湿原を保全する上で重要な役割を果たすものと考えています。そういった意味からも、この提言をもとに、釧路湿原並びに釧路川がすばらしいものとなるように努力をしていきたいと考えております。
【鶴居村】
このたび一定の方向を示す提言がなされましたので、この釧路湿原のすばらしい自然環境と景観を維持していくために、可能な限り努力してまいりたいと考えております。
各種小委員会で検討された内容については、どれをとっても簡単なものはないと考えています。地元との調整に十分時間をかけていただきたいと思います。そしてどの対策が可能でどの対策が不可能なのか、じっくり検討していただきたいと考えております。
湿原の環境を保全するということは地域を守り、地域の活性化につながると考えています。しかし、近年の湿原の環境変化は急激なものがあり、これに危機意識を持って対処していく必要性があると感じています。
湿原の環境保全は、各関係機関が提言に基づく共通認識を持ち、それぞれの役割を着実に果たしていくことが重要ではないかと考えています。
釧路開発建設部としては、関係機関で組織される連携体制に積極的に参加して、地域の方々の理解を得ながら、その役目を果たしていきたいと考えています。
【環境省自然環境局 東北海道地区自然保護事務所】
釧路湿原保全ということで、昭和62年の国立公園指定当時から、釧路湿原の保全に関する調査を現在継続中ですが、これらを情報公開しながら、情報を提供し、施策を進めていくことになります。進めるに当たり、地域の方々の理解を得ることが大変重要なことになろうかと思っております。提言の中身も、ほとんどのものが環境省のかかわりということになっており、最大限の努力をする中で湿原の保全ということに努力していきたいと思います。
【北海道釧路支庁】
北海道においては、釧路湿原の保全施策を推進するために、平成7年度に釧路湿原保全プランを策定し、その保全プランを推進するために、平成8年度から、地元の関係行政機関で構成している連絡会議を設定して、湿原の保全施策の推進について、情報交換や連絡調整を行ってきたところであります。
提言の内容については、大変重要なものと考えているので、その具体化に向けて関係機関と相談しながら、今後努力していきたいと考えております。
【北海道教育庁釧路教育局】
釧路湿原に代表される北海道のかけがいのない自然など、快適な環境を次の世代に継承するためには、環境教育の充実が求められております。
今後は、提言をいただいた中にもありますように、「環境教育の場としての湿原の活用」また「湿原保全のための環境教育」のための指導者の養成・確保については重要と考え、促進しなければならないと考えております。
【北海道釧路土木現業所】
土木現業所は、釧路川本流の支川の河川管理者となっています。今回提言という形で、こんな湿原がいいなという共通認識を与えていただきましたことを感謝いたします。私どもも関係各位の皆さんと連携した中で、土木現業所の役割を果たすべく努力していきたいと考えております。
【釧路市】
釧路市では、釧路湿原保全のために、都市的な土地利用の北限を海岸線より概ね6キロメートルとするなど、市の環境に関する施策の大綱を定めた釧路市環境基本計画を現在策定中です。釧路湿原の保全と適正な利用を進めていくうえで、それぞれの地域及び関係機関相互の連携が、大変重要なことと認識しています。
提言に掲げられております湿原の生態系保全の趣旨が十分配慮され、湿原の保全と適正な利用に関する様々な施策が実施されますことを、心から期待いたします。
【釧路町】
釧路湿原の環境保全あるいは河川環境保全について、流域町村にしてみると、何をすればいいのか、どうすればいいのかというのは、それぞれ町村によって個々に違っていたように思います。保全対策についても、体系的なものが実施できなかった。今回提言をいただいた内容によって、それぞれ共通認識に立った、これからの施策というものが可能になってきたのではないでしょうか。
この提言の趣旨を十分理解しながら、今後、流域自治体として相互協力を行い、環境保全に努めていきたいと思います。
【標茶町】
私ども湿原のエリア内に位置する自治体にとりまして、多くの課題や、取り組むべき問題を含めての提言と受けとめております。まず、施設の種類によって、どこの機関が行うかという部分で、難しい問題があったと考えています。今回を機会に、各関係機関の連携が図られるような組織づくりができることを期待しています。さらに、釧路湿原という国民の財産を抱えた、ある意味では特殊な河川だと思っていますので、河川流域のエリアの指定については、弾力的な指定の方途が必要なのではないかと考えています。
【弟子屈町】
釧路川の最上流部に位置する町として、今後とも水質保全や上流部の自然環境保全の面で、ますます責任が大きくなってきたなという感を持っています。また、釧路川の源であります屈斜路湖の保全並びに釧路川の保全というのは、今後の湿原を保全する上で重要な役割を果たすものと考えています。そういった意味からも、この提言をもとに、釧路湿原並びに釧路川がすばらしいものとなるように努力をしていきたいと考えております。
【鶴居村】
このたび一定の方向を示す提言がなされましたので、この釧路湿原のすばらしい自然環境と景観を維持していくために、可能な限り努力してまいりたいと考えております。
各種小委員会で検討された内容については、どれをとっても簡単なものはないと考えています。地元との調整に十分時間をかけていただきたいと思います。そしてどの対策が可能でどの対策が不可能なのか、じっくり検討していただきたいと考えております。