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WEB広報誌 かいはつグラフ2013.8 特定漁港漁場整備事業「追直地区」

特定漁港漁場整備事業「追直地区」

  • 特定漁港漁場整備事業
 追直漁港は、北海道噴火湾の東部に位置し、スケトウダラの沖合底びき網漁業や道内外のイカ釣り漁業、サケ定置網漁業などの沿岸漁業の生産・流通拠点となっています。養殖漁業も盛んであり、ホタテガイの稚貝は道東方面に出荷されるほか、クロソイは養殖技術が確立され札幌方面に活魚出荷されるなど、「つくり育てる漁業」が推進されています。
 また、当漁港で開催される「室蘭さかなの港町同窓会」は毎年1万人が訪れるなど、都市漁村交流の拠点となる「ふれあい漁港」としての役割も担っています。
 そのような中、養殖漁業者は漁業経営の安定のために養殖規模の拡大を目指していましたが、養殖作業スペースが無く、非効率な作業を強いられているほか、狭隘で水質の悪い水域であったため、養殖漁業拡大のための作業スペースと静穏水域が求められていました。
 そこで、静穏水域を活用したつくり育てる漁業の支援基地として沖合人工島(通称 「Mランド」)の整備が進められ、平成25年3月に完成しました。
 沖合人工島の1階には衛生管理対応の陸揚げ岸壁と養殖作業場を確保し、ホタテガイ・クロソイの品質向上と養殖作業が効率化されるとともに、沖合人工島の整備によって生じた静穏水域を活用して養殖漁業の拡大・展開が図られました。2階は人工地盤であり、漁具の干し場、修理・保管場所と漁業者のための駐車場になっており、イベント等の開催場所としても利用できます。 
主な整備内容
▼漁港施設用地
 ホタテガイ・クロソイの養殖作業、荷さばき作業、利用者の駐車場確保のための用地(人工地盤)の整備
▼係留施設
 ホタテガイ・クロソイの陸揚げ場所となる屋根付き岸壁の整備
▼外郭施設
 外海からの波浪を防護するための防波堤、護岸の整備 
  • Mランド
事業の主な効果
▼養殖漁場が近くなるため、養殖作業にかかるコスト削減が可能になるとともに、十分な用地が確保されるため、養殖作業の効率化が図られる

▼沖合人工島背後に広域な静穏域が確保され、養殖漁業の事業拡大が図られる

▼衛生管理型施設での陸揚げ・出荷により、鳥の糞、雨等の異物混入や直射日光の影響が防止され、漁獲物の品質・鮮度向上による付加価値化が期待できる

▼冬場に最盛期を迎えるホタテガイ養殖作業を人工地盤や屋根付き岸壁の下で行うことが可能となり、労働環境の改善が図られる 

▼沖合人工島の2階をイベント開催など都市漁村交流の拠点とすることで、多数の一般来訪者の増加が見込まれ、漁港背後圏を含む各種生産活動の消費拡大が期待できる
  • イベントの様子
  • 整備前後
室蘭追直地域の活動
 北海道開発局では、北海道が我が国の水産食料供給基地として、地域の資源を活かしながら、多様な主体の連携・協働により活力ある水産業や漁村の実現を図るため、「北海道マリンビジョン21」を策定しています。
  室蘭追直地域は、地域振興の具体策「地域マリンビジョン」を策定し、そのモデル地域として、活動しています。
室蘭追直地域マリンビジョン協議会会長である若佐誠氏と、同協議会事務局である室蘭市の農水産課長伊賀康祐氏にお話を伺いました。

お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

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