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石狩川

石狩川

  • 石狩
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 石狩川は、その源を大雪山系の石狩岳に発し、渓流を集めながら層雲峡の渓谷を流下して上川盆地に至り、旭川市街で牛朱別川、忠別川、美瑛川等の支川を合流し、神居古潭の狭さく部を下って石狩平野に入ります。さらに雨竜川、空知川、幾春別川、夕張川、千歳川、豊平川などの多くの支川を合わせ、石狩市において日本海に注ぐ、流域面積全国第2位、本流の長さは全国第3位のわが国屈指の大河です。
 その流域は、190万人都市札幌市や旭川市をはじめ46市町村からなり、北海道の社会、経済、文化の基盤をなしているとともに、重要な食料供給地となっています。
 中下流部に広がる石狩平野は、かつては広大な泥炭地が続き、そのなかを川が縦横に蛇行して氾濫を繰り返していました。石狩川の治水は明治の開拓から始まり、捷水路事業を中心とする治水事業や低平湿地における農地開発などにより背後地は広大な農業地帯に変わり、沿川には数多くの旧川(三日月状の河跡湖)が残されるなど、石狩川を象徴する壮大な景観となっています。
 大雪山国立公園、支笏洞爺国立公園をはじめとする雄大で変化に富んだ自然景観、断崖を流れる層雲峡に代表される山間渓谷美に富んだ清流、サケがのぼる千歳川・豊平川、マガン、コハクチョウ等の渡り鳥の重要な中継地でラムサール条約の登録湿地として指定されている宮島沼など、広大で豊かな自然環境に恵まれており、平成13年には北海道遺産に選定されています。

名前の由来

山田秀三著「北海道の地名」から引用
 石狩川のアイヌ時代の名はイシカラ・ペッ(Ishkarアクセントは語頭のIにあった)で、これほどの大河になるとペッ(pet、河)をつけて呼ばない。
 この名は、また石狩川沿岸の土地の名としても使われ、そこに住んでいた人々をイシカルンクル、或いはゆっくり発音して、イシカラ・ウン・クルと呼んだ。Ishkar・un・kur「石狩の人」の意味である(語尾のrは、すぐ前の母音をひびかせることが多い)。  有名な川の名であるが、その意味は分らなくなっている。関東地方の利根川の意味が分らなくなっているのとよく似ている。後世、何とか解釈をつけようとして、いろいろな説が出されたが、どの説もにわかには信じがたい。
 永田地名解によれば、石狩川河口の辺りで蛇行回流して川口が塞がるが如きところから、イシカラ・ペッ(塞がる川、回流川)と呼ぶという説や、イシ・カラ・ペッ(美しく・作りたる川)という説などを紹介している。

源流

大雪山系の石狩岳(標高1,967m)

流域面積

約14,330平方キロメートル

本流の長さ

約268キロメートル

流域内市町村名

<46市町村>
石狩:札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村
空知:夕張市、岩見沢市、美唄市、芦別市、赤平市、三笠市、滝川市、砂川市、歌志内市、深川市、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、浦臼町、新十津川町、妹背牛町、秩父別町、雨竜町、北竜町、沼田町
上川:旭川市、富良野市、鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町、上富良野町、中富良野町、南富良野町、幌加内町

流域内市町村人口

約312万5千人(平成22年国勢調査)

もっと詳しくは

用語集

お問合せ先

建設部 河川計画課 企画係

  • 電話番号:011-709-2311(内線5327)
  • ファクシミリ:011-709-2144

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